さて、ぶらぶらと出町柳駅に戻り考える。
自転車を6時までに返さないといけないので、
どうしたもんかと考える。このとき2時。予定では鞍馬に行くことになっているのだが…
鞍馬へは、出町柳駅に接続している叡山電鉄で
約30分で行くことができる。往復1時間。向こう1時間いても、所要2時間。
うーん、これじゃぁ、龍安寺に行けるかどうかは微妙だけど、
ま、いいか、てなわけで、
鞍馬の山奥へ突入!純和風(のようにnikko81には聞こえた)発車音の合図に電車が動く。
途中、京都精華大や京都産業大などの最寄駅になっているためか、
大学生っぽい人が結構いる。
が、京都精華大前を過ぎると、
一気に平均年齢が20歳ぐらい上昇したような雰囲気(笑)ここでは終点のひとつ手前、貴船口駅を出ると、
車掌が切符を電車の中で回収してしまう。
鞍馬駅に着くと、後はただ出るだけ。
改札のない駅にふさわしく(?)、
鞍馬というところはとんでもない田舎である。一応鞍馬は、京都市に属する。
京都市左京区鞍馬本町なんだから。
でも、到底「京都市」には思えない田舎&山奥である。さて、なにしに来たのか。
目的は、「温泉」である。
京都に温泉というイメージはあまりないと思うが、
鞍馬の他は、嵐山など数ヶ所ある。温泉地で見かける人の平均年齢は、
おそらく60歳以上なんではないだろうか。
なもんで、かなり浮いたような感じ(笑)
ま、でも「浮いてるぞ」という感覚は慣れきっているので、
全く気にならない。
(↑単に鈍感なだけ、というほうが正確かも)さすがに、「ドラえもん」のしずかちゃんみたいに、
自分で沸かして入ろうとまでは思わないが、
nikko81は温泉&風呂好きである。
なので、「温泉」のポイントは高いのだ。ちょっと歩くこと5〜6分、
出てきました、鞍馬温泉峰麓湯。
タオルや浴衣の類はすべて借りられて、
しめて2500円ナリ。
んーちょっと高いが、まあいいとしよう。温泉で気をつけることは、
長湯、これに限る。
普段の風呂も全く時間を気にしないと
とんでもなく長い間、風呂に入っていて、
家族のヒンシュクを買うことしばしば。
風呂ならヒンシュクで済むが、
温泉だと酔ってしんどくなるので要注意、ってわけだ。ほよよ〜とか言いながら、温泉に使ったり、
サウナに入ったりして、
マリッジブルーならぬ、
内定ブルーを弾き飛ばすこと30分。さて今度は露天風呂だな、ってわけで
別棟に移動。ついでにアクエリアスなんかも買って、
いざ、露天風呂へ。
ただし、一部の人には非常に気になるかもしれないのだが、
混浴ではないです、あしからず(爆笑)秋篠宮殿下も入湯されたという植樹が見える。
まだ幼木のようなので、ここ最近のことなのだろうか。
露天風呂の周りには、紅葉しかかったもみじが見え、
こりゃ絶景、余は満足じゃ、の世界があたりに拡がる。こうして、京都を自転車で巡ることなんぞ
すっかりどっかに吹っ飛んでしまい、
着替えて携帯の時計を見ると、すでに4時半。
うっ、やば。
龍安寺どころか、6時までに大宮七条の自転車屋に
帰れるかどうかも怪しいぞ。とにかく急いで、鞍馬駅まで戻る。
運よくあまり待たずに、電車に乗れた。
さてさて、出町柳まで戻ると、もう5時10分。
あと、50分で戻らんと。とにかく猛スピードで、駆け抜ける。
今出川通を西へ進み、烏丸通を南下。
さらに烏丸七条で、七条通を西へ。
何とか15分前に到着。もっと自転車観光が発達していれば、
途中で乗り捨てができたりしていたんだろうけど、
そうはいかないみたい。自転車を有効に使えば、京都市内の渋滞とか
けっこう解消されるような気がするが…
いかがなものか。