さて、腹が減ったので、どうにか晩飯スポットを探そうとする。
が、めんどくさいので、近くに見えた京都タワーを目指して歩く。ま、飯自体は、ハプニングなく食えたのであるが、
どうにもこうにも京都タワーそのものが曲者だ。
まず、とにかく古いのである。いや、立ってからずいぶん経っている、ということではない。
書いてある文字。看板の雰囲気から感じられる、
発想そのものが中途半端に古いのだ。例えば、舞妓さんの格好をしたロボットが、
いかにもな京都弁で話しかけてくるのなんて、
ちょっと勘弁してよぉってな感じだ。
エレベーターでは、ベタベタの京都弁で
京都タワーの説明をえんえんとテープで流してるし。ま、そんなこんなで最上階に上がったのだが。
…狭い。
なんと幅3〜4メートルで、一周nikko81の歩数で
44歩分しかないのである。
ちょっとちょっと、そりゃぁ、ねーだろよ。しかも、誰もしそうにないゲームの類がいっぱい。
最高得点が10万とかきりのいい数字が並んでることを考えると、
あまりする人が少ないのだろう。
ひと昔もふた昔も前の
ガッチャン、ガッチャンと音を立てて刻印する記念メダル。
ホントどこにでもありすぎて、
辟易すら飛び越えて、なんだか空しさすら感じる。
# なぜか、手相だけは繁盛していたようだが。また、景色も地上100mそこそこで、
大して高くないので、イマイチ。
夜景になると、さらにダメなところが痛い。もーいいや、ってんで、
お帰り。
んが。ここで京都タワー最強の
へなちょこスポットが存在したのだ!どうやら、エレベータでここまで来たのに、
途中からは階段で降りよ、とのこと。
「なんでやねん!」
とツッコミのひとつも入れたくなる。
んで、階段を下りると…遊園地のお化け屋敷なんかにある、
人が入ってくると動き出すしかけ。
あれを使って、帰る道の至るところに
京都の祭りや習慣なんぞを
「京都はこんなんどすえぇ」的に
紹介している。
しかもそこを通らないと帰れないので、
強制的に見せつけられる、と来たもんだ。例えば、節分のコーナー。
入ると、金棒を持った鬼が、うにょーんっと
機械じかけ特有の動きをする。あと同様にいろいろなものがあったが、
全く興味がもてない。
いや、それはね、アンタがひとりで行ってるからっしょ。
彼女と行けば楽しいもんだよ、といいたい人。
そんなもんぢゃなくてね。
ラブラブパワーですら、
弾き飛ばすくらいのダメダメぶりですぜ。
# つーか、なんでこんなとこ連れてくんねん
# って怒られるのがオチだと思う(笑)もしだれか、京都タワー連れてって、
と思う人がいて、どうしてもというのなら、
しかたなく行くかもしれないが、
できればあそこはもうごめんだ、勘弁して欲しい。とまぁ、複雑な気分のまま、
京都駅に無事到着、JRで帰阪の途へ。これでnikko81的京都はおしまい。
結果的には、京阪でどっかーんと出町柳まで
出た方がよかったんだけれども、
自転車で行くとこんなんなるよ、
っていうのはよく分かった。
また洛東は今度にするっということで。