古典棋譜鑑賞 秀和11

11天保12年6月30日 1841 太田 雄蔵 本因坊秀和 白5目 天下コウに負けて白5目勝ち
秀策が唯一苦手としていた雄蔵も秀和の手にかかると雄蔵の華麗さがなかなか出ないと感じさせる碁である。
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そして、

「日本囲碁大系 第14巻 秀和 解説 杉内雅男」

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古典棋譜鑑賞 秀和12

12天保13年5月16日 1842 先相先 先番 本因坊秀和 井上因碩 黒6目 因碩との争碁第2局
 2年前は秀和が先の争碁だったが、ここでは秀和7段、因碩8段なので先相先の手合割となり、秀和が黒黒白で打つ最初の黒番である。双方2年前の碁に続く争碁第2局という認識で打ったということである。
 例によって、福井九段の解説は簡明を極めており、分からないところが沢山残っている。
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「古典名局選集 堅塁秀和 解説 福井正明」

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古典棋譜鑑賞 秀和13

13天保13年9月29日 1842 先相先 先番 安井 算知 本因坊秀和 白5目 総ジマリの棋譜
 算知の棋風は座隠談叢に「家父(安井家八世知得仙知)の実子の慎厳なるに似ず、豪放一家をなせり。実に算知の碁は、形より力において優りたるもののごとく、その細に入り微を穿つ点は、本因坊秀和すらこれを畏敬せり」」とにある。

 秀和と俊哲(算知)は、俊哲27歳、秀和17歳のころから棋譜が残っており、本局の頃には俊哲が安井家を継いで算知と改め、手合いは算知が先相先に打ち込まれていた。
 秀和が互先に追いついたのは、天保9年1月。7月には算知先相先、天保10年3月定先、11月には算知の先二まで打ち込んでいる。
 算知も一方的に打ち込まれてはいない。先二から盛り返して先と先相先のの間を往復し、天保14年にはいったん互先に戻している。その後、先と先相先の間を往復したが、全盛期の秀和に対して一度でも互先に盛り返したのは算知だけだ。

算知の力は十分認められており、算知が「秀和はおれと打てば逃げてばかりいる」といえば、秀和は「あの力と正面から戦う馬鹿がいるか」とかえしたりしているほどである。
 秀和算知戦は130局あまりあり、秀和が大きく勝ち越しているが、御城碁に限ると、算知黒番5勝、秀和黒番3勝1敗である。
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古典棋譜鑑賞 秀和14

14天保13年11月17日
 御城碁
1842 先相先 先番 林 柏栄 本因坊秀和 白中押 12世林門入との御城碁
 柏栄については座隠談叢に下記の記述があるとのこと。
 碁技としては力、段に及ばずとの評あれども、早打ちを得意として、かって将軍のお好みにより、秀和と一日4局を戦い、打ち分けとなりしことあり。これ人口に膾炙するところなり。
 碁についての解説が殆どないのが「古典名局選集 堅塁秀和」の特徴といっても、勝敗の分かれ目は示してもらいたいと思う。
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古典棋譜鑑賞 秀和15

15天保13年11月17日
 御城碁
1842 先相先 先番 本因坊秀和 井上 因碩 黒4目 因碩の狙い筋をことごとく未然に、しかも最強に防いでの勝局
<福井九段の解説>
因碩が上手(7段)になったのが30歳、丈和は38歳。21歳で7段になった秀和の才能は一格上だ。
因碩と秀和は6局打っており、何れも秀和の黒で、
 天保10年3月10日  因碩6目勝ち
 天保10年4月4日   秀和1目勝ち
 天保10年11月9日  打ち掛け
 天保11年11月29日 秀和4目勝ち
 天保13年5月16日  秀和6目勝ち
 天保13年11月17日 秀和4目勝ち
秀和の先番を因碩はついに動かすことが出来なかった。それは名人碁所の完全な断念であり、丈和との和解の始まりであった。

コミを考えるとほぼ互角の戦いである。誰しも、秀和の白番が見たいと思うだろう。
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