札幌市北区あいの里、少林寺拳法札幌あいの里道院
■ 指 導 方 針
 
少林寺拳法 札幌市北区札幌あいの里道院 
練習指導の先生方
少林寺拳法とは何か?
少林寺拳法は、人づくりのための行である。
(1) 少林寺拳法の技を通じて自信と勇気と行動力を身につけ、慈悲心と正義感を養います。
(2) 護身練胆(ごしんれんたん)・精神修養・健康増進の三徳を兼備した、人づくりの行である。
(3) 自分だけでなく相手の事も大切に考え行動します。そうして社会の平和と福祉に貢献します。
(半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを)
※ 少林寺拳法は「護身練胆」・『精神修養』・『健康増進』の三徳を修める心身一如の人格形成の修行法として開祖 宗 道臣が創始されたもので、技を通して自信と勇気と行動力を身につけ、慈悲心と正義感を持った本当に強い人間を育てる行であります。
少林寺拳法の六つの特徴
(1) 拳禅一如 (けんぜんいちにょ)
拳は肉体を、禅は精神を意味します。
体と心は別なものではなく、常に密接に関係しあっています。
少林寺拳法の修業は単に肉体のみを鍛えるのではなく、肉体や技の修養と同時に精神の修養・心の修養も怠り無く行います。
(2) 力愛不二(りきあいふに)
暴力に苦しめられているのをみて、愛や慈悲の心から助けてあげたくとも、勇気や力・行動力を持っていなければ助けることはできません。
反対に愛や慈悲の心の無い力は単なる暴力に過ぎません。
『力の伴わない正義は無力であり、正義を伴わざる力は暴力となる。』
(3) 守主攻従(しゅしゅこうじゅう)
少林寺拳法の技法は『受けから始まり、完全に防いだあと反撃する』。
少林寺拳法の正しい教えを守り暴力から身を守るための拳技で、自分から先に手を出すべきではありません。
(4) 不殺活人(ふさつかつじん)
少林寺拳法の技術は人を殺傷するためのものではありません。
自分を守り、人を助けると共に人を活かすための技術で、活人拳を目標としています。
(5) 剛柔一体(ごうじゅういったい)
剛法とは突き・蹴り・打ち・切り・かわしなどを言い、柔法とは守法・抜き・逆技などを言います。
少林寺拳法の技は、この剛法と柔法のそれぞれの要素を発揮しながら、補足しあって更に効果を生むといった構成になっています。
(6) 組手主体(くみてしゅたい)
少林寺拳法の修練は、二人一組で行うことを原則としています。
一人では学べない技術を修得するため、また自分だけが強くなるのではなく、お互いが協力しあって仲間と共に強くなろうという協調性を養います。
■ 少林寺拳法 札幌あいの里道院では少林寺拳法の教えに沿って拳士達の指導を全力で行っております。
指導方針の様子
先生達は指導方針を確認し合う為に、定期的に話し合っています。
 
 
  脚下照顧(きゃっかしょうこ)
    『あしもとをてらし、かえりみる』と言う意味は、他の人の事を言う前に自分の事をしっかり見つめなさいというものですが、少林寺拳法では常に自分を見つめ、道場での修練だけではなく日常の生活の中でも履物を揃えるとか、身だしなみを整えるとか、お父さんお母さんのお手伝いをするとか、近所の人にも挨拶をするとか、全ての行いが全て修行につながるのですといった教えを行っております。
     
  合掌礼(がっしょうれい)
    相手が年上であろうと年下であろうと、少林寺拳法ではお互いに相手を尊重し、相手に対して最高・最大の敬意を込めて挨拶を行います。
正しい姿勢は正しい心の中を表す様になります。
     
  作務(さむ)
    少林寺拳法では私達が修行を行う道場に対し、感謝の気持ちを込めて毎回綺麗に道場内の掃除を行います。
道場に対しても修行の相手に対しても、全ての物や人に対する感謝の気持ちを養って頂きたいと思います。
     
  鎮魂行(ちんこんぎょう)
    少林寺拳法の修行を始めるに当たり、気持ちを落ち着け心の中に静かな闘志を燃やします。
また、その修行を行うに当たっての誓いの言葉や、全ての物・人に対する感謝の気持ち・私達の進む道を唱えます。
     
  聖句(せいく)
    『 己こそ 己の寄るべ 己れを措きて 誰に寄るべぞ、良く整えし己こそ まこと得がたき寄るべなり』
人は苦しいとき、他人や親・兄弟に頼ることがあります。
でも、親も兄弟もいなくなったときも、他人ばかりに頼っていてはいつまでも自分では何も解決することが出来ない人間になってしまいます。
自分の精神や心・体を鍛え、本当に拠り所とできるような自分をつくることが、本当に心強いことではないでしょうか。
     
  信条(しんじょう)
    私達の魂は宇宙の偉大な霊力によって生まれ、体は父母の体から生まれました。
だから私達はここに正しく生きて行くことで、この霊力や父母に感謝と報恩の心を尽くして参ります。
それは人間としての生き方を大切にし、決して人を傷つけたり悩ませたりせず、正義感を持って争いの無い平和な国造りを目指します。