小田原建築探偵〜大阪万博編      
HOME INDEX ←BACK NEXT→
幻のスカンジナビア館〜2 04.07

運河からすこし外れた
祝津
という処にある
ニシン
御殿跡旧青山
別邸
に建つ北原ミレイ
石狩挽歌”の歌碑。
祝津のニシン漁は
昭和の始めに終わっ
たらしいがこの付近
の食堂では観光客
が行列してニシン
定食を食していた。
実はカナダ産の噂。



海道の旅には”さすらい”の四文字が
良く似合う。”さいはて” ”ぼうきょう”も
良くはまる。深雪の大地を列車が走る。

コートの襟は当然立てている。そんなイメ
ージだ。例え家族で旅行していようとも心
は、いつも一人旅。口ずさむ歌は冠兄貴
の「旅の終わりに」だ。

潮風に揺れるノレン。店の名は多分”鴎”。
”北の港の小さな酒場”は根室辺りではな
いか?と訪ねた事もある。

そんな、さすらいの旅路と対極に位置する
のが現在の小樽だろう。スカンジ
ナビア館
跡地に行く前に小樽の建築
群を見てみよ
うと訪ねた訳だが、以前
にも増して観光地
化に拍車がかかっ
ていた。


寿司屋とガラス細工の供給過剰なこの街
「小樽のひとよ」の 北国の街はどこに
も見当たらない。

夏だから当然と言えば当然か..ある
のは
1に寿司屋、2に寿司屋、3,4
にガラス屋
5に寿司屋。それ程ある。



♪流れ流れて さすらう旅は
きょうは函館 あしたは釧路
希望も恋も 忘れた俺の
肩につめたい 夜の雨

春にそむいて 世間にすねて
ひとり行くのも 男のこころ
誰にわかって ほしくはないが
なぜかさみしい 秋もある

旅の終わりに みつけた夢は
北の港の ちいさな酒場
暗い灯影に 片寄せあって
歌う故郷の 子守唄♪