小田原建築探偵〜大阪万博編      
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ラオス館part3〜2006ラオス館の今〜11  2007.06


ラオス館があった土曜広場の閉幕後の風景。
手前がラオス館。上部は既に解体され土台だ
けが残る。昭和寺会誌”同願”には1970年
10月15日には解体し移送したとの記述があ
るので写真は同時期、閉幕後約一ヶ月後位
のものだと思われる。

ラオス館の後方に見える三角の屋根の骨組
みは兵庫県に移築されたカンボジア館。屋根
材は既に取り外されている。この後、残った
柱を丁寧に解体したのだろう。カンボジア館
の奥がセイロン館。写真左がアフガニスタン。


閉幕後、ニュースで見た解体作業風景。
唸る鉄球。引き倒されるパビリオン。
骨組みだけになって行く 未来都市。

こうして見てみると移築は相当手間のかかる
作業だと感じる。いっそ鉄球などを使いドカン
と壊してしまった方が遥かに早そうだ。

鉄の玉の洗礼を受けずに生き残った幾つか
のパビリオンは各地に移築されていった。そ
してこの土曜広場にあったラオス館とカンボ
ジア館が未だ僅かに現存している内の二つ
の貴重なパビリオン。