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こんにちは、アリサです。
この度も「それいけ!ロシア女子戦車小隊」をご覧いただき
まことにありがとうございます!
このコーナーでは、
ボロディン小隊に関わる方にインタビューをしています。
今回は戦車の操作について、一号車の操縦手の
「シスカ・ミハリク軍曹」に話を聞いてきました。
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<1945年 『ハンガリー、ドナウ川河畔 野営地>
シスカ・ミハリク軍曹(以下シスカ):・・・。
----アリサ:・・・。
カティエ・ヴァーノア上級軍曹(以下カティエ):カティエ・ヴァーノア上級軍曹だぜぃ!
----アリサ:きょ、今日はよろしくお願いします、ミハリク軍曹。
シスカ:・・・(うなずく)。
カティエ:お・・・お〜い。
----アリサ:軍曹、最初の質問なのですが、 ボロディン小隊のみなさんは何故にそのような露出度の高い恰好をしているのですか?
シスカ:・・・この格好には無駄がない。合理的。
----アリサ:なるほど、軍曹の場合は無駄がなさすぎる気もしますけどね。
シスカ:・・・それで?
シスカ・ミハリク軍曹(左) カティエ・ヴァーノア上級軍曹(右) |
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カティエ:あの〜?、私にもなにか訊いてよね…?
----アリサ:あ、はい。あなたはどなたですか?
カティエ:ちょ、ちょ、ちょっと、なんだよー、それはー!?
----アリサ:いえ、本編であんまりお見かけしない方だったので…。
カティエ:本編ってなんなんだよぉ!!
シスカ:この人はカティエ・ヴァーノア上級軍曹殿。二号車の装填手。
----アリサ:あー、ボロディン小隊小劇場では、こっそりメカフェチで有名な、あのカティエさんですね。もちろん知ってましたよ。
カティエ:小劇場…ってなんだー?
----アリサ:本編ともども楽しんでくださいね!
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■戦車搭乗員の分担
----アリサ:今回、ミハリク軍曹には、戦車の搭乗員についてお伺いしようと思います。
カティエ:戦車のお話なんですよね!
----アリサ:そうですね。前回のクルシノワ曹長のお話に引き続いて…ということになります。
カティエ:インタビューの一環でT-34の操縦…させてもらえないかな…?
----アリサ:なるほどー、それがヴァーノア上級軍曹の狙いだったんですね。どうでしょうミハリク軍曹?
シスカ:我々は、いざという時には誰でも操縦手ができるよう、小隊長から仕込まれている。
でもヴァーノア上級軍曹殿の操縦は、おそらく危険。
カティエ:こう見えても以前は自動車工場で働いていたんだよー。テスト走行なんてお手のもので、もう毎日クラッシュ!クラッシュ!
----アリサ:毎日クラッシュって…、そ、操縦はミハリク軍曹に任せることにしませんか?
シスカ:…了解。
カティエ:…そ、そうじゅう〜
----アリサ:操縦が話題になりましたが、戦車は一人で動かしているわけではないのですよね?
シスカ:T-34/85は5人乗り。その分担は「戦車長」、「装填手」、「砲手」、「操縦手」、「機関銃手兼無線手」。
----アリサ:ボロディン小隊は3台のT-34/85がありますから、15人で動かしているというわけですね…。
シスカ:違う。小隊の人数は11人。一号車と三号車は4人で動かしている。
カティエ:私の二号車に至っては3人で動かしてるんだよ。
----アリサ:それって厳しいんじゃないですか?
シスカ:…。
カティエ:そうなんだよね。
ウチの戦車長(ナージェンダ・ワーロワ少尉)なんか本当に戦車長役しかやらなくて、ほとんど私任せなんだよな。
■戦車長の役割
----アリサ:では、戦車の乗員のそれぞれの役割についてお話を伺えますか?、まずは…やっぱり戦車長ですね。
シスカ:戦車長は読んで字のごとく、戦車のリーダー。戦車の操作…つまり操縦も砲撃も全ては戦車長の判断の下で行われる。
----アリサ:・・・?、操縦や砲撃はそれぞれの担当の判断で行われるわけではないのですね?
シスカ:そんなことをしては戦車はとんでもないところへ走ってしまうし、的外れなところへ撃ってしまう。
カティエ:そもそもそんなんじゃ、すぐに敵さんにやられちゃうしね。
----アリサ:なるほど、言われてみればその通りですよね。戦車長は戦車の頭脳の役割を担っているんですね。
シスカ:そう。あと、あえて付け加えるなら戦車長は戦車の「目」。
----アリサ:といいますと?
シスカ:周囲の状況を最も把握できるのが戦車長。他の乗員はごく限られた範囲しか見渡せない位置にいる。
----アリサ:戦車長の居場所は、戦車のてっぺんに飛び出した筒状の部分ですよね。あの中から周りを見ているんですね。
カティエ:あれは「キューポラ」って言うんだよ。あそこの内部からも見渡せるようになってるけど、必要とあらばハッチを開けて身を乗り出して見渡すんだ。
シスカ:それだけに危ないこともある、でも正しい判断には状況の把握は不可欠…。
----アリサ:なるほど…
----アリサ:戦車の全ての操作は戦車長の判断の下に行われる、と。…あれ?…
シスカ:何か?
----アリサ:…い、いえ、何でもありません。
(そう言えば、ミハリク軍曹が独断で戦車を振り回してたこともあったような…?)
■装填手の役割
----アリサ:次は何についてお聞きしましょう?
シスカ:装填手。ここに本人もいるし…
カティエ:Да!(はい!)
カティエ:装填手は、大砲に砲弾を装填する役割だっ!…ってそのまんまだよね。
シスカ:そんな簡単なものでもない。ちゃんと説明を。
カティエ:そうだねぇ。まず戦車長から使用する砲弾の指示が来るんだ。
----アリサ:使用する砲弾…徹甲榴弾か硬芯徹甲弾ですね?
カティエ:そう、よく知ってるね。
----アリサ:前回のクルシノワ曹長へのインタビューで聞きましたから!
カティエ:もう一種類「高速徹甲弾」ってのもあるよ。これならパンターに勝てるっ!
カティエ:そして指示された砲弾をラックから取り出して、砲身に押し込む、ぐわしゃっ!とね。
カティエ:そして砲手が撃つ!、弾が発射されると空薬きょうが飛び出してくるからそれを捨てる。
捨てるって言うか、その辺に転がしておく場合もあるけどね。
----アリサ:ちなみに楽な仕事じゃないですよね?、弾丸の直径は85ミリあるんですから、砲弾ってデカいんですよね?
カティエ:まさに、その通り!、砲弾一つ10キログラムくらいはあると思うよ。重いぜ〜。
----アリサ:その細腕でできるんですか?…信じられません。…それをどのくらいの速さで行うのですか?
カティエ:戦車長が判断して狙いをつけてってやるから時と場合によるけど、速くできるに越したことはないよね。
まぁ、頑張って15秒に一発発射できるくらいの速さだと思うよ。
シスカ:優秀な戦車長と砲手がいても装填が間に合わなければ台無し。装填手の技量は重要。
カティエ:まぁね〜。実のところ力仕事なんだけどね。
→続いては「砲手」と「操縦手」についてです。(クリック!)
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