それいけ!ロシア女子戦車小隊


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■僚機との連携

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----アリサ:ボロディン少尉は小隊長であると同時に1号車の車長ですね。
僚機の2号車、3号車とは、どのように連携して戦い抜いてきたのですか?

サーシャ:…いやぁ、何と言いましょうか。不思議な感じのチームワークですよね。

----アリサ:といいますと?

サーシャ:2号車、3号車にボロディン少尉がどんどん指令を出すって感じじゃないんです。 2号車、3号車ともに独自の判断で行動します。それで上手くいくんです。

アリステア:どんな感じかって言うとね、押せ押せゴーゴー!の1号車を2号車、3号車がイイ感じにフォローしようとしてくれるんだよ。特に何も言わなくても…。

アリステア:…まぁ、フォローし切れなかったと思われる場面もあったけどね…

----アリサ:なるほど…これは推論ですが、フォローできるってことは、ボロディン少尉の1号車の行動パターンを2号車、3号車はよくわかっていた、ってことなんでしょうかね?

サーシャ:いえ、そんなことはないと思います。むしろ逆で、1号車は何をするかわからないぞ…という緊張感が2号車、3号車にはあったと思いますよ。

アリステア:そうそう、実際、1号車の私たちすら思いもよらないコトをしでかしてたりするもんね。

----アリサ:となると、何をしでかすかわからない…という緊迫感のおかげで、どんなことがあっても2号車、3号車は臨機応変に対応ができるようになっていったということですね。

アリステア:そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないし…

サーシャ:そうですね、2号車と3号車の方々も変わっ…いや個性的な人が多くて。

----アリサ:これまた、単に直感で動いているってことも…

サーシャ:ないとは言い切れないっ…かもしれないですね。

----アリサ:そんな2号車、3号車の仲間をボロディン少尉自身はどのように思ってたんでしょうかね?

サーシャ:信頼して背中を預けていた…と思いますよ。

アリステア:ドイツのデカブツに乗り込んだ時は、誤解されて撃たれたけどね。

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サーシャ:あの時は焦りました。 ただ、どんなときもボロディン少尉は先頭切って突っ込んでいきましたが、 それも僚機を信頼していたからできたんだと思いますよ。

アリステア:確実に言えることは、その小隊メンバーで、ここまで生き延びてきたってことだね。



■教育者としてのボロディン少尉

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----アリサ:こうしてボロディン少尉についてお話を聞きましたが、
まとめると(深い考えがあってなのか、思い切りが良いだけなのかは、さておいて) 部下に任せるべきところは任せて信頼する、という点が際立っていますね。

アリステア:うん。ただね、さすがにやみくもに任せているわけじゃないよ。 任せられるように部下を育ててたよ

アリステア:戦場に出る前の教練では…、実践的なことはほとんどやってなくて、 そういうのは実際の戦いでいきなりやらされるんだよねぇ。

----アリサ:実戦イコール訓練だったんですね…。危険そのものですね。

アリステア:そりゃ、未熟な戦車兵のまま戦場に飛び込むんだ、危ないよね。 そこで生き残るためには…わかるでしょ?

----アリサ:一刻も早く戦いに熟練していくしかない。

アリステア:本人は教育を意識してたかどうかわからないけど、ボロディン少尉の指令が私たちを鍛えたのよ。
私の場合は、足蹴だの怒声だのばっかり飛んで来たけど、サーシャは…

サーシャ:私には穏やかでしたよ…とても。

----アリサ:…隊員ひとりひとりをよくわかっているってこと?

アリステア:…たぶんね。私たちのことはおおよそお見通しなんだよ。

サーシャ:相手に応じて上手く導いてくれるってところでしょうか。



■ボロディン少尉と隊員の関係

アリステア:でも、逆もまた真なり。

----アリサ:どういうことですか?

アリステア:私たちも、ボロディン少尉のことはよーくわかってるつもりだよってこと。
あなた、ボロディン少尉にインタビューしたことあるんだったよね?

----アリサ:はい

アリステア:私のことは何と言ってた?、当ててみようか?

----アリサ:はい、お願いします。

アリステア:「オトラドノフは、ここぞという時にいつも弾切れ、逃げるときは真っ先。 でも、タフだ」

----アリサ:…すごい。

アリステア:ズバリでしょ?

----アリサ:その通りです!

アリステア:こら、少しは否定してよね!

サーシャ:では、次は私ですね。…いや、なんかその、自分では言いずらいのですけど
「オシペンコは射撃の腕は少尉よりも上、気立てが良いからチームメイトとしては助かっている」

----アリサ:えぇ、おっしゃるとおりでした。

アリステア:ね、私たちもボロディン少尉のことはよくわかってるんだよ。
変な言い方だけど、独断専行で何しでかすかわからないって言ったけど、 それもつまり、そういう人だって、よくわかってるってことなんだよなあ。

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■最後の質問

----アリサ:ところで、最後の質問になります。
第4649小隊の皆さんは、何故そうのような露出度の高い恰好をしているのですか?

サーシャ:…来ましたか、その質問。

アリステア:それに関しては、答を知る良い方法があるよ〜。

----アリサ:つ、ついに納得のいく答が見つかるのですね!?

アリステア:サーシャ、あれを持ってきて。

サーシャ:はい、あれですね。

----アリサ:なんですか、それ?

サーシャ:水着です。あなたも同じような格好をするれば、わかると思いまして…

----アリサ:え?えー!!、ちょ、ちょっと待ってくださいよ!?、私こう見えて2○歳なんですよ。
いくらなんでも、その紺一色のを着るのは無理がありますって…って誰も喜ばない!!

サーシャ:では…、脱いでもらいます!

----アリサ:いや〜、おやめになって〜

アリステア:えぇい!よいではないか、よいではないか…




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と言うわけで、紺一色を着させられてしまいました。
いや〜、これはクセになりそう…
なんて言うとでも思ったんですか!?、言いませんよ!
あぁ…とうとう、あの露出度の高い恰好についての謎は判明しませんでした…。

さておき「それいけ!ロシア女子戦車小隊」本編もフィナーレを迎え、
私のレポートもひとまずこれでラストとなります。
でも、またどこかでお会いすることもあるかもしれませんね?
その時は、どうぞよろしくお願いいたします。

そして、ここまでお付き合い頂きましてありがとうございました。





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