それいけ!ロシア女子戦車小隊



画像 こんにちは、ボロディン小隊広報部、記者のアリサです。
本編「それいけ!ロシア女子戦車小隊」も遂に物語に幕を下ろしましたね。
みなさんは、どのような感想をお持ちになったでしょうか?
わたしのレポートも、今回が一応最終回ということになります。
なんだか、少しさびしいですが頑張っていってみましょう。




<1945年 『ハンガリー、ドナウ川河畔 野営地>

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今回は、おなじみ第4649戦車小隊の小隊長エレーナ=ボロディン少尉について
あらためて考えてみようと思います。
素顔のボロディン少尉とは、果たしてどのような人物なのでしょうか?

ここで、今回インタビューするお二方を紹介します。
共に第4649小隊の一号車乗員で、ボロディン少尉に特に近いポジションにいます。
一人は、ボロディン少尉ともっとも付き合いが長い「アリステア・オトラドノフ伍長」、
もう一人は、第4649小隊で最も新しいメンバー(と言っても、所属してすでにかなりたってますが) の「サーシャ・オシペンコさん」です。



■エレーナ=ボロディンと言う人物

----アリサ:ということで、今日はよろしくお願いします。

アリステア・オトラドノフ伍長(以下アリステア):よろしくお願いしまぁ〜す。

サーシャ・オシペンコ(以下サーシャ):よろしくお願いします。

アリステア:サーシャ、緊張してる?

----アリサ:まぁまぁ、そんなに肩ひじ張らずに…。どのみち見てくれる人の少ない記事ですし(笑)…


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アリステア・オトラドノフ伍長(左)とサーシャ・オシペンコさん(右)

アリステア:

----アリサ:いえ、こちらの話ですよ。

----アリサ:ところで、今回はお二人の上官である「エレーナ・ボロディン少尉」についてお聞きしようと思います。

アリステア:えっとぉ、一言で言うとね、人使いが荒いですよぉ…

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サーシャ:…あの、その、「…気遣いの人」です。

----アリサ:対照的なご意見ですね。

アリステア:あ〜、私の言葉は気にしないで…人使いが荒いって言うけど、今や「私に対してだけ」だから(笑)。

一同:(笑)



■二人とボロディン少尉との関係

----アリサ:お二人は、ボロディン少尉とはどのくらいの付き合いで、どう言った仲なのですか?

アリステア:私は、少尉が4649小隊の隊長になる前からの部下でした。当時の少尉は戦車長。
私はその時から装填手。1943年のクルスクの戦車戦を一緒に戦ったよ。

----アリサ:クルスクの戦車戦は聞いたことがありますよ、ボロディン少尉はそこで功績を挙げられたのですよね。

アリステア:功績…?、ははっ、確かに功績は挙げたましたね。私は最初はとんでもない人だと思ったよ。

----アリサ:と言うと?

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アリステア:なんて独断専行ばっかりやる人なんだ?てね。それで敵戦車を撃破するんだから文句は言えないけどね。
あ〜、そうそう、その時の人使いは今よりも荒かった…。
『あっちいけ!、そっち廻り込め!』ってね、フットワークは抜群だけど操縦手は大変だったと思うよ。

サーシャ:少尉にそんな過去があったとは…何か、ちょっと意外な感じですね。
私は去年に4649小隊に拾われたようなものなのですが、落ち着いた優しい人だと直感しましたよ。

サーシャ:それから、ボロディン少尉には砲手の任務を細かいところまで指導してもらいました。
よく『落ち着いて』と言われています。気遣いを感じるんですよね。

アリステア:うふ、サーシャは良い時に入隊したねぇ。私なんてよくケリを入れられたものだよ。…それは今もか。

サーシャ:ただ、気遣いが過ぎるんでしょうか?、一人で抱え込む様子も感じますね。

アリステア:そうね、このところ特にそんな感じもするわね。



■ボロディン少尉は何歳?

----アリサ:…ではボロディン少尉の人物についてさらにお聞きしますね。

----アリサ:ずばりボロディン少尉って何歳なのですか?

サーシャ:あの…デリカシーのない質問ですね。

----アリサ:そうは言っても、読者の皆さんの気になるところだとは思いますんで…。

アリステア:私は知ってるよ、さぁ何歳でしょう?

----アリサ:見た目が若いですが、発言がたまにオヤジ…じゃなくて大人びていますし…
25歳といったところでしょうか?

アリステア:ブブー。あなた、よく失礼な人だと言われるでしょ? もっと若いよ。

----アリサ:つまり私より若い…ショック!

アリステア:21歳だよ。士官課程を出ている小隊長としては決して若くはないんですけどね。
そう、若くないんですけどね…。

----アリサ:オトラドノフ伍長、伍長ももしかしてボロディン少尉より年上ですか?

アリステア:おぉ、同志よ…。



■ボロディン少尉は優秀?

----アリサ:私の手元にあるボロディン少尉の紹介文は「豪快で優秀」とありますが…

アリステア:うん、そう書いてあるならその通りなんだよー、優秀、優秀…

サーシャ:…と答えておかないと、あとあと怖いですからね…。

----アリサ:…実際のところはどうなのですか?

アリステア:そりゃボロディン少尉も人間だから、全ての決断が正しかったってことはないよ〜
というか、むしろ失敗もけっこうあったよ。

アリステア:でも、あの人のすごいところは決断が速いこと。だから失敗しても挽回が速いんだよね。
そこが、優秀だと言われる理由じゃないかと思うのよ。

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サーシャ:あともう一つあります。ボロディン少尉は部下の力を引き出すのがとても上手いんです。

アリステア:そうそう、たしかにサーシャの砲手の腕前はボロディン少尉が見出したようなものだしね。

サーシャ:ま、まぁ私に腕があるのかは置いておいて…、部下のことを信頼して任せてくれる感じがするんです。
よくよく考えると、私みたいなのを砲手に据えるなんて、かなり英断じゃないですか?。

----アリサ:…案外、思い切りだけで動いていたりして…いえ、そんな気もするってだけですよ。

アリステア:ふむ、あながち間違ってないかもよ。素早い判断も部下の配置も、実は深く考えてなくてノリと勢いで決めてるのかも…しれないよね。

サーシャ:でも、でも、それで武勲は挙げてきたわけですからっ。

----アリサ:えぇ…だとしたら素ですごい人ってことですね。はぁ、正直、自分と比べたら凹んでしまいました。

アリステア:そう自分を悪く言っちゃだめ。私を見てごらんよ。ははは…。




→では、インタビュー後半へ!(クリック!)


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