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PLEXTOR Premium (PX-W5232TU) 音楽CD品質検証  


(注意) ソニーミュージックのインチキCD

タワーレコードではソニーミュージックとの共同企画CDを販売している。
たまたま購入した下記タイトルの再生音が余りに不自然なため、Blu-Spec CD2時と同じ方法でCDを調べた所、とんでもない詐欺紛いのインチキCDと分かった。
インチキな物を平気で売るソニーミュージックには呆れるばかりで、特にクラシックファンは注意した方がよい。
タワーレコードも自ら音を確認しようとしない事から企業倫理に欠けた同類。

(インチキCD)
「チャイコフスキー バレエ「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「眠りの森の美女」名場面集」
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団
(品番:SICC-1946~7)

( 2016年1月 NO.75掲載)

画像:品番SICC-1946~7

[画像]
 不自然で異常な音がするソニーミュージックのCD。
 (品番:SICC-1946~7)

タワーレコードが共同企画CDとして販売しているクラシック音楽CDの一枚。
何故か音が大きくぼやけて正常な音が出ない。


音の不自然さはヤマハ製CDラジオの再生でもハッキリ分かるほどで、余りに異常な音のためCDを調べる事にした。

音の問題は、
1)音が常に大きくぼやける。
2)低音が出ない。
3)高音が耳に付く(※高音の出力レベルが高め)

以上の音の特徴から思い出すのは、例の”Blu-Spec CD2”とそっくりと云うこと。
但し、これは従来の音楽CDで、当然ながらBlu-Spec CD2の表示は無い。

画像:Blu-spec CD2「Feel the Difference」

[画像]
ソニーミュージックの”Blu-Spec CD2”の例。

音が常に大きくぼやける”偽の高音質CD”。
その正体は音程を高い方に狂わしただけの恥さらしな物。


  
「音がぼやけない電圧値」
問題のCDが従来の音楽CDと同じ特性かを見るために、ポータブルCDプレーヤーを使った再生中の”音がぼやけない動作電圧”を調べた。
従来の音楽CDと同じ特性であれば、動作電圧が従来CDの値と一致する。
その結果、何と従来CDより高めの”Blu-Spec CD2”の値と一致した。
これで、Blu-Spec CD2同様に”音程が高めに狂っている”ことが判明した。

「C1/C2エラーレート測定」    
従来の音楽CDの場合、音がぼやけるのはエラーレートが高い事に主な原因がある。
エラーレートを測定したデータグラフを(Fig.1)と(Fig.2)に示す。
二枚ともクラシックの音楽CDとしては低めで、このエラーレートから常に音が大きくぼやけるとは考え難い。
データ的には、(Fig.3)のBlu-Spec CD2のエラーレートより低い値になっている。
この結果、音の大きなぼやけはエラーレートと関係が無いと判明した。
尚、二枚組の従来のCDでは二枚共に同じようなエラーレートデータの物は見たことがなく、この点も特徴的なデータになっている。
(Fig.1)SICC-1946(Disc1)(Fig.2)SICC-1947(Disc2)
画像:Fig.1画像:Fig.2
画像:Fig.3

(Fig.3)

Blu-Spec CD2
「Feel the Difference」




「音が不自然で異常なCDの正体」

下記項目の結果から、
1)音の特徴
2)ポータブルCDの音がぼやけない動作電圧値
3)エラーレートデータグラフ

問題の”SICC-1946~7”は特性的に”Blu-Spec CD2”そのものと云える。
従来の音楽CDを装いながらBlu-Spec CD2と同じく音程を高い方に狂わせる小細工をした、音楽CDの範疇からから逸脱した詐欺紛いの”インチキCD”なのは明らか。
Blu-Spec CD2だけでは飽きたらず従来の音楽CDと偽るとは呆れる他ない。
幾らレコード会社が否定しようともデータがその正体を明らかにしている。
当然ながら、他にもインチキCDのタイトルが有ると思われるので、特にクラシックファンはソニーミュージックのCDには気をつけた方が良い。(※買わない選択がベスト)

このインチキCDは高音質CDなる物は最初から無かったことを、レコード会社が自白したも同然の証拠物になる。
ソニーミュージックは、消費者には分からないからと詐欺紛いのことを平気でする腐った会社のようで、この様な会社はさっさと市場から退場してもらいたい。
タワーレコードも共同企画者としての責任があり、知らなかったでは済まされない。
結局の所、自身では確認しようとしないことからソニーミュージックと同類と思われる。

更新履歴

・2018/1/28    掲載画像を縮小。

[ by star-route13 ](2019/04 HTML-refine)

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