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SEGASATURN  

セガサターン専用ソフト ピックアップ
SEGASATURN (セガサターン)

SEGASATURN(セガサターン)は、SEGA(※セガ)がメガドライブの後継機として発売した家庭用32bitゲーム機。(1994年11月発売)
サターン(土星)の名前は6番目の販売機種になることから付けられた。

次世代機(※1)として期待されていた機種でCPUのSH2(32bit)を2個搭載していたことから64bit級等とも宣伝されていた。
大人が楽しめるエンターティメントマシンとの位置付けから、家庭用ゲームソフトに初めて年齢レーティングが導入されパソコンの有名アダルトゲーム会社が参入して一時期活況を呈した。

セガサターンは元々メガドライブの上位機種となる2Dゲーム機として企画されていた物で当時のアーケードゲームの動向や後のプレイステーション(ソニー)に対抗するために設計変更が重ねられ、 2Dゲーム機に3D機能を付加したような形になっていた。
国内では中盤までプレステと互角以上のシェアを確保していたが主戦場である北米市場での失敗等から次第に劣勢になり国内首位の座を占める事はできなかった。
北米市場からの撤退はセガの販売戦略の失敗が招いた形でセガの資本的なダメージは大きかったとされる。

当時、セガサターンはそのハード構成からアーケードをも上回る最強の2Dゲーム機と云われており、カートリッジスロットを利用する ”拡張RAMカートリッジ” の投入もあって2Dゲームの表現力は他を圧倒していた。
3DCG性能は開発時に稼働していた業務用アーケード基板"MODEL1"が参考にされ、サターン互換の業務用ST-V基板のゲーム移植が盛んに行われたが、更に進化を遂げたセガの3DCG専用アーケード基板"MODEL2"のゲーム移植はハードルが高く、 後期には明らかに3DCG性能不足に陥っていた。

セガの家庭用ゲーム機の中では国内販売台数が最も多く、セガが販売を切り上げた時点で市場が残っていた事もあって、その終了には時期尚早との批判もあった。
ビクターから”Vサターン”、日立から”HIサターン”がOEMの形で発売された。
ビクターからはセガサターンと色違いの物がセガに同調する形で発売されている。

※セガは通称、正式名称(当時):(株)セガ・エンタープライゼス
※アーケード基板関係の情報はWikipediaを参考にした。
※1:セガサターン、プレイステーション(ソニー)、PC-FX(NEC)

(2010/10 NO.42 掲載)
(2012/11 NO.58 第一回更新)
(2015/09 NO.72 第二回更新)


項目
1.SEGASATURN
2.V・SATURN
3.SEGASATURN(後期型)
4.周辺機器
5.コンセントの極性(参考)
6.専用ソフトのプラケースとその種類
7. (参考)メガCDとドリームキャストのプラケース

1.SEGASATURN (セガサターン)
写真:セガサターン外観
■SEGASATURN

初代セガサターン (型式:HST-3200)
本体色はグレー。(1994年11月22日発売)

本体にカートリッジスロットがあり、ROMカートリッジでもゲーム供給できる仕様になっていたが発売はされなかった。
本体価格は当初49,800円でアナウンスされていたが、ライバル機への対抗等から発売前に4,4800円に値下げされた。
コントロールパッドは6ボタンタイプでパッドの肩の左右にもトリガーが付いた。
このコントロールパッド(サターンパッド)は使い易さが好評で、後にUSB端子付きのパソコン用として復刻販売もされた。

取扱説明書にはROMカートリッジ発売を前提にした”セガサターンカートリッジで遊ぶ”の説明ページがある。
カートリッジスロットはデータセーブ用のパワーメモリー並びに拡張RAMカートリッジとのゲームディスク併用の形で利用された。
モックアップ公開当時(1994年4月)のサターンの本体色はシルバーだった。

写真:セガサターンの背面 ■SEGASATURNの背面

前から見て左側面には冷却ファン用の円形に並んだ穴が空いているが冷却ファンは無い。
本体電源はセガの家庭用ゲーム機としては初の内蔵電源になった。 AC電源端子は汎用のメガネ形。
電源端子の下の丸いジャックはAV出力端子。
音声出力はステレオ。

写真:CDドライブ蓋を開けたセガサターン(背面) 左隣の四角い端子は拡張通信端子で対戦ケーブル等の接続用。
背面左側のツメ付きの物は電池カバー。
中に電池ソケットとマスターリセットスイッチ、ビデオCDのデコーダー用拡張スロットがある。
内蔵時計とセーブデータのバックアップ用にリチウム電池(CR2032)を使用。  発熱量が多いためか本体には通気孔が沢山開けられている。
底面のゴム足は高さ不足で放熱性が悪いので厚み1㎝位の防振ゴムを履かせた方が良い。

写真:セガサターンのCDドライブ部 ■SEGASATURNのドライブ

初代セガサターンのCD-ROMドライブ部。
倍速で専用CPU(SH1)で制御するインテリジェントタイプ。
ドライブ部は精度と耐久性を優先した精巧な作りで、ハードとして大事な部分は妥協しない設計をするのがこの頃のセガの良い所。


ハードの平均寿命を伸ばす事にも成るためユーザー側にも恩恵がある。
蓋部分は写真の様に開く。
蓋を閉めても周囲の隙間が多いため、ゴミなどが入りやすい欠点がある。

■起動画面とマルチプレイヤー画面

写真:セガサターンの起動画面

[起動画面]
セガサターンの起動画面で、短い起動デモ後に表示される。
(バージョン1.00)



写真:セガサターンのマルチプレイヤー画面

[マルチプレイヤー画面]
起動画面から移行したマルチプレイヤー画面でセガサターンの操作を行う。


写真:ゲームディスクのセット画面 [ゲームディスクのセット]
セガサターン用ゲームディスクをセットした時の画面。
マルチボタンがSATURNの"S"のロゴに表示が変わると共にカーソルが移動する。  ゲームディスクをセットすると表示が変わる所はメガCDと同じ。
音楽再生や左右スキップのボタンもアクティブになる。

写真:デモ画面の宇宙船

[宇宙船のデモ画面]
パネル消去ボタンを押すと、ボタンやパネル類がフェードアウトして画面に左の様な宇宙船が現れる。
無音でメガCDのようなデモ音楽は鳴らない。


表示画面はマルチリンガル対応で、英語、フランス語などの言語に変更できる。
内蔵時計は発売年の1994年から2199年まで対応しており、動く保証は無いが仕様上は長く残せる。 ただ、2199年まで誰も生きられないので不思議仕様に変わりない。

ゲームディスクには、通称”サターンリング”と呼ばれたコピープロテクトが施されており、当時は電子系雑誌等でプロテクト破りの方法が記事になっていた。
通常は、”サターンリング”部分のコピーは出来ないため、データコピーしたCD-Rをそのままセガサターンにセットしても動作しない。

■ディスクの警告音声
ゲームディスクの2トラック目には、”これはセガサターン用のゲームディスクです・・・”と云うCD再生の警告音声が収録されている物がある。
開発用ライブラリの音声と思われるが、警告音声は必須仕様では無いらしく警告の無いゲームタイトルも多い。
警告が無い場合は主にゲームの音楽領域として使用されている。
尚、開発用ライブラリの音声も読み手が異なるバージョン違いがある。

警告音声の中にはゲームタイトル独自の声優バージョンやドラマ仕立ての凝った物などがあり、これらは”おまけ”として十分楽しめる。
又、ディスクが複数枚の物ではディスク毎に違う内容になっている物もある。

「声優バージョン又はドラマ仕立ての例」
ゲームタイトル
1 だいなあいらん
2 サクラ大戦
3 ゲーム天国
4 アイドル雀士スーチーパイⅡ
5 ひみつ戦隊メタモルⅤ
6 機動戦艦ナデシコThe blank of 3years

■ディスク内の画像とテキスト文
ゲームタイトルの中にはパソコンで読み出せるおまけの画像やテキスト文が記録されている物がある。 (※圧縮形式で納めている場合はソフトで解凍する必要がある)
「画像があるゲームの例」
ゲームタイトル
1 ラングリッサーⅢ、Ⅳ、Ⅴ
2 レイディアントシルバーガン

■高性能の証では無かったツインCPU
セガサターンはCPUは高速だが3D描画を担うVDPの性能が低く性能的にバランスを欠いていた事が早めの販売終了になった理由の一つと思われる。
3D性能に関して当時の雑誌記事を見ていくと、本体発売前のインタビューではツインCPUで余裕のコメントをしていたセガも、3ヶ月後には早くもMODEL2のゲーム移植でポリゴン性能の不足に苦労している様子が伺える。
 (※”バーチャファイター2”の移植開発の時期)

発売から約半年後にはハードの開発技術者が3D描画を担うVDP1の性能不足を認め、高性能の証のように宣伝されていたツインCPUは、3D性能を多少底上げする程度に過ぎない事も明かされている。

何故セガは、シングルCPUでVDP1の高性能化を図る正攻法を採らなかったのかと云う疑問が浮かぶが、やはりコストの縛りが一番の原因と考えられる。
度重なる設計変更の影響で、”コスト計算をすると悲惨な状態”だった事などがコメントされていることから、セガは最終的にチップ変更による3D性能向上よりコスト優先の判断をしたものと思われる。 インタビュー記事からは、ツインCPUは次善の策だった事が状況証拠的ではあるがそれとなく読み取れる。
一般的に同じCPUなら調達量が増えるとロット価格が下がりコストアップは抑えられるが、高性能チップへの変更では価格上昇分がそのままコストに跳ね返る。

ツインCPUとプログラミングの工夫で乗り切れると考えたセガの判断は、結果的に3D性能のボトルネックになってセガサターンの競争力を損ねる形になった。
このため、セガサターンは2D性能は他を圧倒するが3D性能では一歩譲る形になり、3DCGゲーム移行の過渡期にあった当時のゲーム市場は、次第にセガサターンにとり不利な状況になって行った。
2Dゲームは拡張RAMカートリッジ等もあって最後まで他を寄せつけない性能を見せていたが3Dゲームでは後期になるとグラフィックの粗さや発色の悪さ等が目立つ様になり3D性能不足を露呈していた。
 ※3D性能不足を理由に発売されなかったゲームの例:「バイオハザード2」。

後期には"MODEL2"移植の3DCGゲームは諦めるしかない状況になっていたが、それ以外は良いゲームも多く、ユーザーとしてはそれほど不都合は感じなかった。
特に”X指定枠の廃止”というセガの裏切り行為が無ければ販売の好調さをもう少し維持できただろうと思われる所が残念。

[参考資料]
・セガサターンマガジンVOl.1 BEEP!メガドライブ12月号増刊(1994年)
・セガサターンマガジン1995年4月号
・セガサターンマガジン1995年6月号
■「セガサターン、Dreamcast 有償修理終了のお知らせ」
購入から10年以上正常に動いていたが、引越後に動かしてみたらディスクを読み込めない不具合が発生した。 発売からかなり年数が経過している事から、メーカー修理は出来ないだろうと思っていた所にWebで目にしたのが、”セガサターンと Dreamcast の有償修理を半年後に終了する”というセガの告知。
Dreamcastはともかくセガサターンの修理も可能とは驚いたが、これ幸いに修理を依頼した。
ドライブ交換の修理代として一万円札が消えて痛い出費になったが、これ以降は異常も無く動作している。

■セガサターンのソフトカタログ
写真:セガサターンコンパクトガイド97

(写真)
「セガサターンコンパクトガイド」

無料配布されていたセガサターンソフトカタログ。
(94年~97年発売ソフトと新発売予定ソフト)

新発売予定ソフト(97年12月~98年)はカラーページになっている。


2.V・SATURN
写真:Vサターン外観(後期型) ■V・SATURN

ビクターのVサターン(RG-JX2)。
コストダウンが図られ価格が安くなった後期型機種。
 (1996年6月発売/本体価格20,000円)

このVサターンはセガの通称 ”白サターン”の色違い機種で、ビクターの独自設計だったメガドライブ時代とは異なり最初の物からセガのOEMだった。
本体やコントロールパッドのボタンがカラフルになっている。
パッドのプラグはセガの白サターンと同じ物で ”SEGA”ロゴがそのまま入っている。
白サターンのミストグレーのボディより、Vサターンのツートンカラー(ファントム・グレー)の方が良かったから選んだもので性能的な差は無い。
故障した時に困らないように二台目として購入。
本品はゲームソフト「バトルバ」同梱の”Vサターンスペシャルパック”の箱スリーブ付きの物で、商品型番はRG-JX2S。

■起動画面とマルチプレイヤー画面
写真:Vサターンの起動画面

[起動画面]
Vサターンの起動画面で、セガサターンと同じに短い起動デモ後にこの画面になる。(バージョン1.01)

セガのコピーライトが入っている。


写真:Vサターンのマルチプレイヤー画面

[マルチプレイヤー画面]
マルチプレイヤー画面はセガサターンと同じだが画面右下にSEGAロゴは無い。


写真:電池カバーを外したVサターン背面 ■V・SATURNの背面

後期型は電源ボタン等があるフロント部分の変更が目立ち、本体のモールドがシンプルになり初代の様な側面の飾り彫りや冷却ファンの排気孔も無くなった。
電源端子は筐体下側部分に移される等、外観的にも変わっている。


写真:CDドライブ蓋を開けたVサターン(背面) 上の写真では背面左側の電池カバーを外している。
中の四角い物は別売りの”ツインオペレーター”。
この機種ではマスターリセットスイッチが無い。
因みに、リチウム電池はドリームキャストのビジュアルメモリ(VM)も同じ電池(CR2032)を使用しており流用できる。
消費電力は初代の15Wから12Wに下がり、通気孔も大幅に減った。
ビクターはVサターンを ”マルチアミューズメントプレーヤー”としている。

写真:VサターンのCDドライブ部 ■V・SATURNのドライブ

ドライブ部分は外観的に目立った変更は無い。
蓋の内側の中央部分や左右両サイドのモールドにリブ補強が追加されている。


3.SEGASATURN(後期型)(2015/09 掲載)

”せがた三四郎”のCMでお馴染みの”セガサターン シロ!”。
コストダウンが図られた後期型でボタンの形や本体の外観が少し変わった。
通称は白サターンだが、本体色は白ではなく白っぽいグレー系の色。
付属コントロールパッドも本体に合わせて白色になった。
周辺機器の色も白サターン発売に合わせて同色系に変更された。

写真:セガサターンの後期型 ■セガサターン後期型

通称 ”白サターン”と云われたセガサターンの後期型モデル。 (本体価格 20,000円)

  • 本体色:ミストグレー
  • 型式:HST-3220

この本体は1999年12月下旬に秋葉原のメッセサンオーで購入した物で、店の入り口付近に高く積まれていた。 (当時の価格は約五千円)
写真:外箱の保証書欄

[写真] 外箱の保証書欄

年月から云えばドリームキャスト発売から約1年後になる。
この時期でもセガサターンは在庫が有った様で安く売られていた。
製造番号としては最終製品に近い物と思われる。

五千円のセガサターンは、その後半年位は定期的に販売されていたようで、後にドリームキャストマガジンの記事で紹介されていた。

写真:後期型のドライブ ■後期型のドライブ

初期型に比べて蓋裏面のリブが多くなり強度を増した物になっている。
外観的に目立った変化は無い。


写真:後期型の背面 ■後期型の背面

冷却ファンの排気孔や本体側面の通気孔が無くなり、のっぺりした感じの本体ケースになった。
ケース上側の通気孔は背面の中央部分のみ。

  • 消費電力:12W
  • 製造:ASAHI Electron

後期型は初期型に対して互換性が若干失われており、「OutRun(アウトラン)」を含むごく一部の専用ソフトが動作しない。
このため「OutRun(アウトラン)」をプレイするには初期型が必要になる。

(余談)
白サターンの掲載が何年も遅れたのは写真が上手く撮れなかったため。
白色系は画像補正ソフトによる修正が効かず撮した時に元の色合いを出す必要があった。
同じ理由でドリームキャストもセガサターンから随分遅れた掲載になった。

4.周辺機器

発売された周辺機器は多いが実際に使う機会が多かったのはメモリー関係の製品だった。
現在、手元に残っている製品を紹介する。

  • パワーメモリー
  • 拡張RAMカートリッジ類
  • ツインオペレーター
  • セガサターンモデム
  • ケーブル類
  • コントロールパッド類
 パワーメモリー
写真:パワーメモリー(グレー)
[写真]
 セガ純正のデータセーブ用外部RAMカートリッジ。
  (型番:HSS-0111)

セガサターンのカートリッジスロットに挿して使用する。
最初に発売された物で本体色はグレー。
カラー印刷の箱には、”セガサターン外部バックアップRAM”の文字がある。 セガサターンでは必需品。

写真:パワーメモリー(ミストグレー)
[写真]
 白サターン発売以降の後期品。
  (型番:HSS-0138)

本体色はミストグレーで白っぽくなったが仕様は同じ。
箱の印刷は赤系統の単色で簡易的な物になった。
商品名は”セガサターンパワーメモリー”になっている。
後期品に置き換わる過渡期には初期型番の箱の中に後期品が入っていた事があった。


発売ゲームの特典やゲーム雑誌の付録として、オリジナルデザインのパワーメモリー用ラベルが添付されていた。(※写真はゲーム特典のラベルを貼った物)

パワーメモリーは、三部作のRPGでもデータを整理すれば1個でまかなえる程の大容量が特徴で、数を買う必要が無いためユーザーにとっても使いやすい製品。
この辺は、メガCDのバックアップRAMカートリッジを引き継いだ仕様と思われる。
本体と違い電源が無くても半永久的(?)にセーブデータの保存ができるメリットがある。
尚、セーブメモリ数の多いゲームも多いため、パワーメモリーは複数用意した方が良い。

写真:カートリッジスロットに挿したパワーメモリー

[写真]
 カートリッジスロットに挿したパワーメモリー。

カートリッジの高さの半分ほどが中に入るが固定が甘く触ると前後にグラつく。
グラつくだけなら良いが、端子の接触不良を起こしてセーブデータの一部が壊れる事がある。
このため、電源を入れている時はむやみにパワーメモリーに触らない方が良い。

パワーメモリーをスロットに挿したままでも、時折セガサターン本体が認識しない場合がある。
このような場合は、一旦電源を切ってからパワーメモリーを前か後に寄せるように動かすと認識するようになる。(※本体から抜く必要は無く、挿したままで動かす。)
メガドライブでは起こらなかった症状で、セガサターンの困った欠点になっている。

画像:セーブデータ破損を知らせる画面

左の画像は 「マリカ ~真実の世界~」の起動時に出たパワーメモリー内のセーブデータ破損を知らせる画面。
この画面になると破損データを消去しない限りゲームが出来ない。 (※ゲームソフト固有の画面例)

本編とは似ても似つかぬ画から受ける衝撃の方が大きかったりする。(^^;)

 

 拡張RAMカートリッジ
写真:拡張ラムカートリッジと同梱ソフト例

[写真]
最初の拡張ラムカートリッジで容量は1MB。
※容量はセガのWebサイトで確認。

カートリッジスロットを利用して、セガサターン本体のワークRAMを増強する周辺機器。
拡張RAMの構想はセガサターン発売前から公表されていたもので、それを具体化した製品。

拡張RAMの登場で、より再現性の高いアーケードゲーム移植が可能になった。
カートリッジスロットを占有するためパワーメモリーとの併用はできない。

写真:拡張ラムカートリッジ4MBと同梱ソフト例

[写真]
約半年後にRAM容量を4MBに増やして登場したスケルトン仕様の「拡張ラムカートリッジ4MB」。

4MB品の登場後は専用ゲームも全てこのタイプに切り替わった。
拡張RAMは単体発売もされたが写真のような同梱版ゲームを買った方がお得だった。
”拡張RAMカートリッジ専用”と謳われたゲームは拡張RAMカートリッジが無いと動作しない。

「拡張ラムカートリッジ4MB」史上初登場と書かれた「エックスメン VS. ストリートファイター」の箱には、 ”従来の3倍の画像表現が可能になり、アーケード版「X-MEN VS. STREETFIGHTER」のイメージを損なうことなく100%完全移植”と誇らしげに記載されている。

1MB(黒のカートリッジ)の「拡張ラムカートリッジ」専用ゲームは、「拡張ラムカートリッジ4MB」でも動作する場合も多いがその逆は出来ない。
通常版のゲームの中には”拡張RAM対応”を謳う物があった。
対応ゲームの場合は拡張ラムが無くても動作する。

写真:専用パワーメモリーと同梱ソフト例 ■ 専用パワーメモリー

写真は拡張RAMの代わりに専用パワーメモリーを使用した珍しいゲーム。 (パワーメモリー同梱)

データの保存をカートリッジ側に出来るが、専用になっているため添付の専用パワーメモリーにしかセーブ出来ない。


写真:専用ROMカートリッジと同梱ソフト例 ■ 専用ROMカートリッジ

写真はカートリッジスロットを利用するゲームとして最初に発売されたもので、”専用ROMカートリッジ”とセガサターンのゲームディスクを併用する「Twin Advanced Rom System」の物。
パッケージにはゲームディスクとROMカートリッジが同梱されていた。(ROM容量は2MB(16Mbit))


カートリッジはマスクROMのため他への流用は出来ず、無くすとゲームそのものがプレイ出来なくなる。
次作「リアルバウト餓狼伝説」からは拡張RAMカートリッジが採用され、SNKのゲームで「Twin Advanced Rom System」を採用した物は写真の 「ザ・キング・オブ・ファイターズ ’95」のみ。
”専用ROMカートリッジ”のやり方を汎用化したのが ”拡張RAMカートリッジ”になるが、短期間でROMからRAMに移行したのは当時のDRAM価格の下落による。

 ツインオペレーター
写真:ビクター ツインオペレーター(RG-VC2)

ビクターのツインオペレーター(RG-VC2)。

セガサターン専用ハードデコーダーで ビデオCDとフォトCDに対応。(※初期の物はビデオCD専用品)

対応ゲームが少ない上に、ビデオCDは画質がVHSの三倍モード並みと低い割りにはソフト価格は割高で、大きさがCD並みにコンパクトな以外はメリットが少なかった。

このため、周辺機器として高価な割りには使い道が余りなかった。
製品は白いVHSビデオテープ用ケースに入っていた。(標準価格:21,000円)

[不具合]
RG-VC2を初代セガサターンで使うと保存データ管理画面から[終了]のクリックで、マルチプレイヤー画面に復帰できない症状が起きる。
この場合、本体のリセットボタンを押して再起動させるしかない。

 セガサターン モデム
写真:セガサターンモデムと添付ソフト

セガサターンでインターネットや通信対戦、パソコン通信ができる専用モデム。
カートリッジスロットにモデム本体を挿して使う。

モデムの通信速度:14.4kbps


「添付ソフト」
・SEGASATURNインターネットVol.1。(後にVol.2が郵送されてきた)
・PAD NIFTY(パソコン通信)。
・セガネット専用バーチャファイターリミックス。
  (通信対戦専用で一人では遊べない)
モデム右側の溝部分は専用プリペイドカードの差し込み口。
セガはゲーム機での通信対応に熱心なメーカーで、セガサターンではモデム通信によるゲーム対戦を実現した他、専用ソフトでインターネットとパソコン通信にも対応した。
 ※ゲームの場合はネット対応の専用ゲームソフトが必要。

当時のパソコン内蔵モデムは通信速度28.8kbpsが標準的な仕様で、セガサターンモデムは半分の速度しか出ないがそれ程遅い感じは無かった。
まだパソコンを持っていなかったので安価なインターネット閲覧ユニットとして購入したが、インターネット接続プロバイダー契約の問題もあり短期間で使用を止めた。
今ではネット環境の変化もあり、こんなのもあったと云うネタにしかならない。
個人的な理由で余り使えなかった事から、買ったのを後悔した周辺機器のひとつ。

 セガサターン用ケーブル類
写真:セガ純正S端子ケーブル

保管していたセガサターン用ケーブル類。

セガ純正S端子ケーブル (型番:HSS-0105)

セガの純正品。
特徴は他の互換ケーブルより実売価格が少し高いこと。
(フェライト付で品質は良いと思う)

写真:サンワサプライのセガサターン用S端子ケーブル サンワサプライのセガサターン用S端子ケーブル
  (型番:KB-SS11-2)

箱には”SEGA 純正HSS-0105準拠”と書かれている。
セガの純正品より少しお得なケーブル。


写真:セガ純正モノラルAVケーブル セガ純正モノラルAVケーブル(型番:HSS-0112)

モノラル音声のテレビにセガサターンを接続するには必需品のケーブル。  本体添付品はステレオ仕様でモノラルには代用できない。
当時、小型テレビはモノラルも多かったが、今はモノラルテレビの方が少ないので余り需要は無いと思われる。

写真:東京省光の延長コード 東京省光の延長コード (型番:TOSK-C881)

バーチャガン等に接続して、テレビとの距離を伸ばすためのコード。
液晶テレビ全盛の今ではバーチャガン自体が使用出来ないので使い道が殆ど無い。


写真:retro-bit S-VIDEO AV CABLE  retro-bit S-VIDEO AV CABLE

S端子とビデオ端子付きのAVケーブル。
(2014年に入手)
箱入りで一見まともそうだが、何故か音声の左右が逆になっている。
(MADE IN CHINA)



 コントロールパッド

セガサターンのコントロールパッドは添付品の出来が良く、他の製品を幾つか購入して見たものの当時は余り使わなかった。
今確認してみると操作性に優れた物もあるので保管していた製品を紹介する。
紹介しているコントロールパッドは、セガサターン、Vサターン、HIサターンで使えます。

写真:HORIのファイティングコマンダーSS ファイティングコマンダーSS

HORIのホールド付き高速連射とスローが付いた多機能型 (型番:HSS-08)

高速連射は全てのボタン(左右ボタンを含む)に設定できる。 大きさはセガのサターンパッドとほぼ同じで厚みがフラットなため扱い易い。 各ボタンもがたつきが無く押しやすい。
パッドのプラグはHORI独自の物。
写真:インテックのSS JOYPAD AI SS JOYPAD AI

インテックのプログラム機能を搭載した液晶表示付多機能型 (型番:SS-232)
十字キーの外側に付いているステアリング用のリングが特徴のコントローラーで本体の大きさは少し大きめ。
(グレーの部分がリング)


ステアリングのアイディアは良いが操作性が悪く扱い難い。
格闘ゲーム用のプログラムや連射機能、スローの設定が出来る。
設定はリチウム電池(CR2032)でバックアップ。

写真:サン電子のSANSATURN PAD SUNSATURN PAD

サン電子のサンサターンパッド。
プログラム機能、連射機能、スロー機能を搭載した多機能型 (型番:SSP-0010)

プログラム機能には、通常のコマンド登録の他にボタン操作の間隔まで記憶するリアルタイム登録がある。
写真:SEGASATURN COOLPAD SEGASATURN COOLPAD

セガのクールパッド(非売品) (型番:HSS-0101)

スケルトン仕様のセガサターンに添付された物と同じと思われる。  これはビクターのVサターン購入時にキャンペーン特典としてもらった物。 この頃は太っ腹だったセガならではの実用的なおまけ品で手にした人も多いと思われる。

スケルトン仕様のため中の基板の様子が分かるが、信号を送るだけなので回路はIC1個とシンプル。

写真:Vサターンコントロールパッド(RG-CP6) V・SATURN コントロールパッド

ビクターのVサターン後期型に合わせたコントロールパッド (型番:RG-CP6)

パッドのプラグはセガの白サターン用と同じ物で、”SEGA” ロゴが付いている。


写真:セガマルチコントローラー セガマルチコントローラー

セガの通称 ”マルコン”。
アナログスティックが付いたコントローラーでセガのゲーム 「ナイツ」に合わせて発売された。

スタートボタン下側のスイッチでアナログ式と十字キー操作のデジタル式を切り替えて使う。 左右の握り部分にトリガーが付いている。
アナログ操作はマルコン対応ソフトのみ。

写真:コネクタを外したセガマルチコントローラー(裏側)

左下の写真はコントローラーのコネクタを外した状態。
"マルコン"はコネクタの付け替えで振動パック等の機能追加が出来る設計になっていた。  しかし、セガサターンのコントロール端子は従来のアタリ端子を拡張した仕様で通信容量が小さく機能の拡張は幻に終わった。
当時、ハンドルコントローラーの構想もあったようだが通信速度を改善したドリームキャストコントローラーでも実現されなかった。

5.コンセントの極性(参考)(2011/02 記)

一般的に電源コードの片側には捺印があり音響製品では捺印側をコンセントの左右どちらにするかで音質に差が出る。 (※通常は捺印側をコンセントの接地側にする。)
セガサターンも音響製品と同様に電源コードの差込プラグを挿す向きで音質に差が出る。
逆方向に挿すと音がこもり低音の出方も悪いので音の良い方に合わせた方がよりゲームを楽しめる。

写真:接地端子付ACコンセント

[写真]
 保安用接地端子付ACコンセントの例。
「アース」表示の所に電気製品のアース線を接続する。

左右で差し込み口の長さが違うが一般的には
 ・右(口の短い方)・・・・・電圧側(100V)
 ・左(口の長い方)・・・・・接地側(0V)
となっている。

※コンセントの接地側とは配線の中性線側(ゼロ電位)のことで接地線(アース)とは違います。

接地側と電圧側の確認には検電器を使いますがテスターでも判定できる。

(判定方法)
1)AC電圧の測定モードにしてから片方のテストリードの金属部分を指でつまむ。
2)もう一方のテストリードをコンセント口に差し込み左右のAC電圧を測定する。
3)電圧の高い方が電圧側、低い方が接地側になる。
 
(測定値の一例)
接地側・・・・・約1V
電圧側・・・・・約35V
■■注意■■
保安用接地端子は感電防止を目的としたアースで、洗濯機や電子レンジ等のアース線を接続するための物です。 (写真の”アース”と表示されている箇所)
コンセントの接地側(0V)とは違いますので混同しないで下さい。

写真:セガサターンのAC電源端子

写真はセガサターン本体背面のAC電源端子。

汎用のメガネ形で向かって左側が接地側になっている。
付属電源コードを本体の電源端子に取り付ける時に左側をコードの捺印がある方にするとコンセントに挿すときの目印になる。

セガサターンを接続しているテレビの電源コードも挿す向きが合っていないと音質的な効果が下がるのでテレビ側の確認もした方がよい。
尚、電源を入れた直後は音質が悪いので15分(目安)以上待ってから音の確認をする。
  ※電器製品によって音が安定する時間は異なる。

6.セガサターン専用ソフトのプラケースと種類
(2011/10 掲載)

セガサターン専用ソフトのプラケースには、収納ディスク枚数や取扱説明書の厚さ等から幾つかの種類があり、割れたり擦り傷が付いた際の交換には元のプラケースに合った物と組み合わせる必要がある。
セガサターンではプラケースの種類が比較的多いので手持ちのソフトを調べて分類した表を参考に掲載する。
尚、メガCDとドリームキャスト用のプラケースも末尾に載せている。

[写真] セガサターンのゲームディスク用ケース(プラケース)の例。
  手持ちのゲームタイトルからピックアップした物。(帯は外している)
写真:セガサターンのゲームディスク用ケースの例

  [セガサターン専用ソフトのプラケースの種類]
写真順番
(左から)
ケースの種類 トレーの
備考
マルチケース(3D)
3枚用(厚み24mm)
黒色がセガサターンの標準タイプで、
ミドルのホルダー数で、2枚、3枚、
4枚用に分かれる。
マルチケース(2D)
2枚用(厚み24mm)
白色 セガサターンでは白色タイプの物は
少ない。
特殊例として両サイドのトレーが透明
タイプの物がある。
デュアルケース
2枚用(厚み17mm)
音楽CDの二枚組用ケース。
セガサターンでは珍しい物。
初回特典封入用に1枚トレーで使われた
物がある。
ワイド(ジュエル)ケース
(厚み12mm)
セガサターンでは、マニュアルが厚い
シミュレーション系等に多い。
ジュエルケース
(標準サイズ・厚み10mm)
音楽CDの物と同じ。
ただ、音楽CDは白色が多い。
ジュエルケース
(標準サイズ・厚み10mm)
透明 音楽CDの物と同じ。
サタコレ版はこのタイプで、通常版でも
使われている物がある。
※ジュエルケースは1枚用。
※トレーの黒は真っ黒ではなく、見た感じでは黒茶と消炭色(グレー系)のような二種類がある。
※トレーにはコンパクトディスクのロゴが入っている。(一部にはロゴの無い物やロゴの彫りが浅い物がある)
※現在、標準サイズを超える厚みのケースは入手できる所が限られている。

■「マルチケースについて」
写真はマルチケースの2枚用と3枚用の例。(購入した物)
両者の違いはミドルのホルダー部分で、両サイドのボトムとトレーはジュエルケース
(厚み10mm)と同じ物。
外観は同じでミドルのホルダー数で収容枚数が変わる。
・2枚用・・・0個(ミドルにホルダー無し。穴が空いているだけ)
・3枚用・・・1個(ミドルの片側のみホルダーあり)
・4枚用・・・2個(ミドルの両側にホルダーがある)
マルチケース(2D)2枚用 マルチケース(3D)3枚用
写真:マルチケース(2D) 写真:マルチケース(3D)
(参考)プラケースのパーツ名(日本レコード協会規格(1998年版)参照)
・ジュエルケース
 リッド(フタ部分)、トレー(ディスク固定部)、ボトム(サラ部分)の3ピース構成。
 裏カード・・・ボトムに装着されるフラップ付カード(バックカバーとも云う)
・マルチケース
 2組のボトムとトレー及びミドルの構成。
 表カード・・・表面側のボトムに装着されるフラップ付カード(フロントカバーとも云う)
 裏カード・・・ボトムに装着されるフラップ付カード(バックカバーとも云う)

 ケースの交換と洗浄

中古ソフトは売値が安いこともあってかショップの扱いは雑な印象を受ける。
中には新品同様のきれいな物や傷が余り無い物も有るが、大抵はクリーニングやケースの交換を必要とする。(※きれいな物は元の所有者の扱いが良かった証かも知れない。)

写真:セガサターンの中古ソフトの例

[写真]
中古ソフトの例。
(マルチケースとジュエルケースの物)

中古品の帯はケースの中に入れてあるため、通販では帯の有る無しの判別はできない。


[中古品の状態]
・透明なケースの部分にかなり擦り傷が付いている物が多い。
・トレーに埃や汚れがある物が多い。
・ディスクの読み取り面が埃などで汚れている物がある。

■ 外側透明部分(リッド及びボトム)]
擦り傷が付いたリッドやボトムは基本的に交換する。

[対処方法]
・ジュエルケース(厚み10mm)
  ・・・トレーの無い新品ケースを購入するか他のメディアのケースを流用する。
・マルチケース・・・ジュエルケース(厚み10mm)と同じ。(パーツが共通なため)
・ワイド(ジュエルケース・厚み12mm)・・・新品ケースを購入する。
・デュアルケース(厚み17mm)・・・新品ケースを購入する。

標準のジュエルケースは、他のメディアのケースを流用する事もできる。
下の写真はDVD-RWメディア(Victorブランド)のケースの例。
厚み10mmのケースで、透明なリッドとボトム部分を交換用として流用できる。
これなら余り費用は掛からない。
※2021年現在、厚み10mmケース入りDVDメディアの商品は無く流用は出来ません。

写真:DVD-RWメディアのケースの例

[写真]
 DVD-RWメディアのケース。

交換できるケースのタイプは次の二種類。
・ジュエルケース(厚み10mm)
・マルチケース
 ※写真では色付きの部分がトレー。


■ トレー
通常、トレーは汚れているだけで交換が必要になる事は少ない。
トレーはロゴの違いもあって他のメディア製品からの流用が殆どできないので、交換は基本的に新品購入になる。
現在、黒トレーの色はグレーの場合が殆どでセガサターン時代とは色合いが変わっている。又、DVDとの併用のためかコンパクトディスクのロゴが無い事が多い。
例外的に透明トレーには以前のような彫りの深いロゴ付がある。

[対処方法]
・ジュエルケース(厚み10mm)・・・トレーだけ購入する。
  ※色は黒、白、透明。
・マルチケース・・・ジュエルケースと同じ。(パーツが共通なため)
  ※ミドルのホルダー部分が破損している場合は新品ケースを購入する。
・ワイド(ジュエルケース・厚み12mm)
  ・・・トレーだけ購入するか色が無い場合は新品ケースを購入する。

■ プラケースの洗浄
交換をしない場合、軽い汚れなら”OAクリーニング液”で拭いても良いが、汚れが酷い場合は台所用合成洗剤(中性洗剤)で丸洗いした方が良い。
特にマルチケースの場合はミドルの溝が並んでいる面に埃が詰まっている事が多いので丸洗いした方が早い。
  • 1)トレーをボトムから外して裏カードや表カードを取り出す。
  • 2)ボトムをリッド又はミドルから外して各パーツをスポンジで軽く擦り洗いする。
  • 3)流水で洗剤を流してからキッチンペーパー等で水気を拭き取る。
  • 4)自然乾燥後、各パーツを元通りに組み立てる。
■ ゲームディスクのクリーニング
通常は音楽CD用のクリーニングキット(クリーニング液とクロス)で汚れを拭けば良い。
汚れが酷い場合は、スポンジ(柔らかい物)に台所用合成洗剤を付けて泡立て、軽く擦り洗いする方法もある。  注意点としては、洗剤を流水で十分流す事とレーベル面はなるべく濡らさないようにする事。
レーベル面が濡れたらティッシュペーパーを軽く押し当てて水気を取る。
レーベル面は一番弱い部分なので擦るのは禁物。
水洗い後の乾燥でシミを残さないようにするには、キッチンペーパーの上に記録面を立てて置き、エアダスターで水滴を端に集める様にしながら水滴を吸わせる。

写真:CD用セロパック
■ CD用セロパック
CD用セロパックの例 (※ディスクユニオンで入手)

ケースを写真のセロパックに入れておくと擦り傷と埃が付くのをある程度防げる。

上から1枚用、2枚組用、1.5枚用セミダブル。
 ※1.5枚用セミダブルは1枚用のワイドタイプ用。
 ※2枚組用はマルチケース用。


(参考)「CDプラケース類の入手先」
プラケースを1個単位で購入できる通販サイト。(別途、送料等が掛かる) ・ディスクユニオン
・田口化成

7.(参考)メガCDとドリームキャストのプラケース

・メガCDで使用された黒トレーは現在では入手不可。
・ドリームキャストのトレーは全てコンパクトディスクロゴの無いタイプ。

[プラケースの種類]
機種 ケースの種類 トレーの色 備考
メガCD ジュエルケース
(標準サイズ)
(厚み10mm)

(一部に透明)
黒は真っ黒ではなく黒茶の
ような色
マルチケース
(厚み24mm)
同上
ドリームキャスト ジュエルケース
(標準サイズ)
(厚み10mm)
白色/透明
(一部に黒)
黒は黒茶色と消炭色(グレー系)
の二種類がある。
ワイド・ジュエルケース
(厚み12mm)
白色/透明 ドリームキャストではワイド
タイプの物も比較的多い。
マルチケース
(厚み24mm)
白色
(一部に黒)
黒は黒茶色と消炭色(グレー系)
の二種類がある。
※トレーの色について。(備考欄では見た感じで近いと思われる色を記している)

更新履歴
  • ・2015/08  SEGASATURN(後期型)の項目追加。
  •  「セガサターン用ケーブル類」に retro-bit製品を追加。   
  • ・2016/7/5  ページの体裁を変更。
  •  「起動画面とマルチプレイヤー画面」の画像を縦配置に変更。   
  • ・2016/11/3 ページの体裁を変更、統一。   
  • ・2017/11/18 ページの体裁を変更。(項目毎にページ割り当て/分割表示)
  • ・2021/6/7  ページ番号変更(sub26→SHL26)
  • ・2022/1/31 ページ分割表示スタイルの廃止。 文章の見直しと誤り修正。
  • ・2023/6/27 「5.コンセントの極性」の文章の見直しと表現の修正。
  • ・2023/11/4 フォント指定に"sans-serif"追加により表示の整合を図る。  
[ by star-route13 ](2018/11)HTML-refine/2023

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