スッテンコロリ 編

平成24年2月25日(土)26日(日) 曇り
大潮 満潮 1:17 干潮 17:10 伊予三島参照

実は今年2回目の釣行です。
第1回目は1月下旬にカレイ狙いで大洲市拓海〜伊予市上灘へ行きましたが強風に負けて惨敗でした。
上灘では釣り場の石積波止へ上がって行く時に滑って落ちてしまって、海へドボン。もう少しで釣り道具が流れていく所でした。
今年の釣りを占うようで非常に恥ずかしくて嫌〜な初釣りでした。

さて、本題へ。
なんとか月1釣行を実行したいので釣友のY氏へ連絡し、カワハギ釣りを誘ってみた。
快諾を頂き、2月18日(土)に釣行を計画。しかし、強風&雪の予報で挫けて断念。翌週の釣行を約束していた。
しかし、金曜日になると土曜日の午前中が雨の予報。
Yさん、どうする?」 「雨は嫌ややけど何処かへ釣りに行きたいです。」  「そしたら昼から雨は止みそうやからスズキでも狙ってみる?」 「はい、スズキは釣ったことがないので行ってみたいです。
と、いうことで狙いは「スズキ」 釣り場は「四国中央市」に決定。
沢山の人に連絡して情報を得ると殆ど人が「寒川」が良いだろうとの事。
午後2時に出発して西条市の釣具店でユ虫を購入し、現地着が午後5時。
すでにY氏とY氏のお友達のN氏は到着していた。
海水浴場の左の石積波止は神戸ナンバーの車が止まっていて5人が竿を出していた。
右の波止は先端に一人だけなので右に入ることにする。
そこへ1台の車が来て右側へ歩いてきた。
こんにちは。」挨拶をすると「あれ、獅子頭さん。」 ビックリである。観音寺市のクラブの方で以前に面識のある人だった。
先端の方も同じクラブの方だったのでその右に入って頂いてその右にY氏とN氏。そしてその右に私と息子が竿を出すことにした。
私は3本、息子は2本。ちょうど緩いカーブになってる所なので沖側を狙うのと右側の浅い所へも投げて「あわよくばチヌも」なんて欲を出す。
心配していた雨は大丈夫そうだが風は左方向から吹いている。
しかし釣りは出来るので期待は持てそうである。

   

暫くして餌のチェック。やはり、餌はそのまま。
3月頃までは餌取りはいないのは分かっていたが全くいないのも寂しい気もする。
暇なので某クラブのO氏とT氏の所で雑談し、後で同行のY氏、N氏と雑談する。何度かこの繰り返しだった。
3回目位の雑談だったかO氏が「1本来ましたよ。」との事。見せて頂くと約70cm位のきれいなスズキ。
すぐさま自分の所へ戻り、打ち返しをする。
案の定、その時に息子の竿にアタリがきた。「コンコン、コンコン。
おい、きたぞ。」 すぐに「ジ、ジジ、ジジジィーーー。」と、ドラグが滑る。
息子が竿を持って暫く様子をみる。そして次の引き込みで大きく合わせ。乗った。
CXの竿が大きく弧を書いて巻き上げに掛かる。
よ〜、引く。久しぶりのスズキや。」 かなり嬉しそう。そして私が玉網を持って降りる。

その時、事件は現場で起こった。

波打ち際が見えた時の右足を出した瞬間に次の石が少し黒いのに気が付いた。しかし、もう右足は止まらない。
下の方の石に海草が付いていたのだった。
ズル、ズズズズ〜〜〜。」 走馬灯のように石が動く。ように見えた。しかし、実際は私がズリ落ちている。
頭のなかで「とにかく止まれ〜。」と、叫んでいた。「大丈夫〜。」上の方から息子の声が聞こえる。声を出す間も無く一瞬の出来事だった。
なんとか水際で止まることが出来て我に返る。「そうや、魚は?
スズキ」は目の前で「バシャバシャ」と、エラ洗いしている。
なんとか玉網に収めて石波止の上まで上がってくるとY氏達が来ていて「大丈夫ですか?」と、声を掛けてくれる。
大丈夫、大丈夫。怪我はないから。」 実はちょっと腰が痛かったです。
いや〜、恥ずかしい。思えば先月もこけたな〜。今年はどうなることやら。トホホ。
後で左腕と左足が痛くなりました。

      

針は喉元にガッチリ掛かっていた。これならバレることは無い。検寸すると67cm
まあ〜、良しとしよう。さて次は誰の番? 時計を見ると午後8時半。
それぞれが気合を入れて打ち返しをする。
暫くは寒さと風を我慢する時間が流れる。何時頃だったか少し風が強くなってきた。
アタリもなく心が折れかけてくる。
魚を釣る為にはここで粘った方がいい。しかし、風が強くなってきた。
場所移動をして車横付けで頑張った方が釣りは楽だ。
随分悩んだ末にY氏に相談する。結果、後30分様子を見ましょうということになる。
餌を付け替えて打ち返しをしているとさらに風が強くなってきたので場所移動決定。

      

満潮前後を狙って関川の河口へ移動。
護岸から私と息子。船滑らしからはY氏とN氏。
よ〜く海を見ると50〜60mの位置にに中州が横に20〜30m程ある。
ここは昔よくきた所だがその頃は満潮前後に中州が残ることは無かった。
中州の向こう側は浅いと思うので手前を狙うしかない。「スズキさん」対岸ではなくこちら側を泳いでよ。
竿を4本にして「さ〜、スズキさんいらっしゃ〜い。」
ここは風も無く、すごく安易な釣り場です。しかし、アタリは無し。
満潮を過ぎ、引き潮になった頃に息子は余裕で熟睡タイム。「俺も眠たいな〜。
眠い目を擦りながら打ち返しをする。
何気なく気になったので階段を下りて海を見に行くとまっ茶色に濁っていて魚が餌を見つけれないんじゃないかと思うような海だった。
とたんにやる気がなくなってしまった。
時計を見ると午前2時半。引き潮になってからは見るみる海が無くなってきて投げるところが無くなってきたので納竿とする。
なかなか冬のスズキさんに会えない獅子頭です。

Yさん、Nさん、お疲れ様でした。
リベンジの釣行計画を立てますのでまた釣りに行きましょう。
次こそは「
スッテンコロリン」とならないように頑張ります。

 使用タックル
 竿  私 シマノ スピンパワーAX−T 息子 シマノ ツインパワー405CX
 リール  シマノ パワーエアロ 6000 ダイワ ベーシアQD
 道 糸  ナイロン 4号
 力 糸  ナイロンテーパー 5〜12号
 オモリ  自作オモリ27号
 砂ズリ  10号2本機械ヨリ
 ハリス  ナイロン 6号
 針  丸セイゴ 17号
 餌  ユ虫