９ヶ月ぶりの釣行　編

平成２３年３月６日(日)　大潮　曇りのち雨

満潮　８：０８　干潮　１４：０７　宇和島参照

それは突然の出来事でした。
去年の６月のある朝、おもいっきり背伸びをした時に右肩に激痛が走りました。
それ以来、肩の痛みにより竿を振ることは出来なくなりました。
それが今年に入ってから徐々に痛みが和らいできてなんとか竿が振れそうになってきました。
それで、今回の「９ヶ月ぶりの釣行」となりました。
前日は「遠足前の小学生」状態で全く眠れませんでした。

同行者は「マスピーさん」。狙いは「カワハギ」。場所は去年のリベンジということで「神崎」へ。
「神崎」へ到着したのが６時半。波止には先客がいるので遊歩道へ。

波止から約１００ｍ程行った所で竿を出すことにことにした。
久しぶりの釣りなので心の中はもう「ワクﾜｸ」です。
たっぷりの本虫を付けてさ〜、飛んでけ〜。
って、気持ちだけは飛んでますが実際は？
なんせ９ヶ月ぶりの釣りに加えて肩が・・・。　飛ぶわけはありませんでした。３色がやっとでした。
もう１本竿をだして「アタリ」を待ちます。
しばらくして上げてみると餌はそのまま。「まだ起きてないんかな〜。」
空を見上げると曇ってるけれど少し晴れ間があります。時間的にもとっくに起きてるはずです。
しばらくして「カワハギ」独特の「コツｺﾂ」という待望のアタリです。
すかさず合わせるがハズレ。残念。
しばらくしてまたアタリ。こんどは竿を手持ちにして次のアタリで大あわせ。乗りました。
「マスピー君、来たよ。」　間違いなく「カワハギ」です。よく引きます。
「カワハギ」は最初はサイズ以上の引きをしてくれるから大好きです。
上がってきたのは２４ｃｍ位のまずまずの型。「肝」も入ってます。美味しそう。
「さあ〜、これからや。釣るぞ〜。」
･･･････、、、、、、、。。。。。。。。
なかなか次がきません。「おかしいな〜。」
餌がそのまま残ってることが多い。魚がいない？　マスピーさんも全くアタリ無しとのこと。


ちょっと一休み。
漁港から出てきた小船が来て、私の右方向から立て網を上げ始めました。
二人とも投げていた仕掛けを回収。　が、「マスピーさん」の１本がその立て網に掛かってしまいました。
「あのオモリ返してくれんかな〜。」「それは無理やろな〜。」
ほとんど場合は話はこれでお仕舞いですね。
ところが釣りをやめて車へと遊歩道を歩いていると向こうからお婆ちゃんと小さな女の子が歩いてきました。
前を歩いていた「マスピーさん」となにやらお話をしてます。
私もお婆ちゃんに挨拶をして車へ帰ると「マスピーさん」が「あのお婆ちゃんが立て網に掛かったｵﾓﾘを渡してくれました。」
「え、うそ。へ〜、そんな人もおるんやな〜。ｵﾓﾘ返してって言ったんが聞こえたんかな？」
なんだか心温まるお話でした。
お婆ちゃん、ありがとうございました。


さて、本題に戻りましょう。
結局、１０時まで粘ってみましたがお魚さんが居ないみたなので場所移動することにしました。
では、何処へ行くか？
色々検討した結果、やはり去年のリベンジということで「名取」へ行くことにしました。
去年は「神崎」で強風に会い、「名取」に行き、釣果はそこそこだったので「名取」ならつれるでしょうと・・・。
「神崎」にいた９時ころからポツﾎﾟﾂと降り始めた雨は「名取」へ着いたころにはシトｼﾄに変わっていてちょっと「やる気」がダウンしてしまいます。
それでもここまで遥々やってきたのだからそして９ヶ月ぶりの釣りなんだからガンバ、ｶﾞﾝﾊﾞ。

「マスピーさん」は波止の角へ、私は中央へ。やはり竿を２本づつ並べる。
なんとかここで「おかず＆刺身」を釣って帰りたい。久しぶりに「肝だれ＆薄作り」で一杯呑みたい。
釣り人の特権であるこの「釣った魚料理」で呑むビールや焼酎のなんと美味しいことか。「ゴクッ。」
そんなことを考えながら大嫌いな雨の中、ひたすら投げます。身体が疲れてきてるので３色も飛ばなくなってきてる。
９ヶ月のブランクというよりは肩が廻っていないので竿を押し出すことができない。「もうちょっと飛んだらな〜。」
時折、餌取りのようなアタリがあるが針には乗らない。小型の「カワハギ」かもしれない。
と、いうのもたまに餌の残り方が皮だけになってたりするので小さなあたりの何割かは「カワハギ」だ。
辛抱しながらひたすら投げてるとやっとのことで釣り上げることが出来た。
やっぱり２０ｃｍに満たない小型です。「やっぱりこいつか〜。」
「マスピーさん」も苦労してるようだ。
途中で波止の先端付近へ移動。根掛かりに苦労しながらも頑張ってる。

私は午後２時半頃に餌切れと共に身体の方も燃料切れになってしまった。
普段使っていない筋肉を使った為に腰痛がきてしまった。
竿を片付けて休憩。
私の場所がアタリはポツﾎﾟﾂとあったので「マスピーさん」に竿を出して頂く。
そして最後の最後に２７ｃｍを「マスピーさん」が釣りました。さすがです。
「肝」がパンパンに入ったいい型の「カワハギ」です。
「マスピーさん」も思わず「よかった〜、刺身が釣れた〜。」　パチﾊﾟﾁﾊﾟﾁ。
釣果は二人共３匹づつ。
釣果は良くなかったが久しぶりに釣りが出来たことが嬉しかったです。

マスピーさん、もう一度「カワハギのリベンジ」に行きましょう。

ＰＳ１
私には南予釣行の際は必ず寄っている所があります。
「須沢」にある「じゃこ天屋さん」に寄ります。ここの「じゃこ天」が美味しいんです。
買って帰らないと「カミサンや息子」に怒られます。
みなさんも一度食べてみて下さい。１枚１００円とちょっと高めですがほんと美味しいです。
「須沢」のみやげ物屋さんの裏手にあります。

ＰＳ２
晩御飯(晩酌)には当然、小さい「カワハギ」を無理やり「刺身」にし、「あら」を煮付けにしてビール＆焼酎をタップリと頂きました。
美味しかった〜。
そして翌日は筋肉痛になったのは言うまでもありません。