使命は『カワハギ』を釣れ!! 編

平成22年2月6日(土) 晴れ

小潮 満潮 12:51 干潮 7:14 三机港参照

1月下旬に某釣り雑誌の記者さんから電話が入った。用件は「カワハギの仕掛け」について。そして、色んな話をした流れで「瀬戸内でのカワハギ狙い」の同行取材になった。釣り場は「伊方町神崎
取材日は2月6日。他にも同行者がほしいという事で「マスピーさん」にメールを入れると当日仕事が休みになれば同クラブの仲間と行きますとの返事が返ってきた。
前日5日の段階で翌6日は北西の風・風速6mの予報。どうしようか? と、迷ったが「とりあえず行きましょう。」と、いうことになった。

当日、6時に伊方町の「道の駅」での待ち合わせだったが5時30分に全員(記者さん、マスピーさん、Hさん、私と息子)が揃ったので現地へ。現地到着は6時ちょっと前。
早速、荷物を持って遊歩道を進むがかなりの強風だ。まずは遊歩道のカーブにある岩場へ行ったがあまりの強風で岩場へ立っておれない。
しょうがなく遊歩道の途中へ。ここは少し風が弱い。もうここでやるしかないので竿を準備する。
風は湾の外から湾奥へ吹いている。自分から見て左から右へ吹いている。
夜明けを待って、まずは第1投。「まずい。
まっすぐ投げた錘と仕掛けが右へ流れるだけでなく手前へ戻ってきている。ラインは大きく右へ膨らんでいる。距離は50m位しか飛んでいない。
水温が低い強風で時化てる飛距離がでない、マイナス要因だらけである。

      

1時間程で「マスピーさん」と「Hさん」は遊歩道に見切りを付けて波止へ移動。
潮が引いてるので目の前の岩にラインが掛かるのと場所を変えてなんとか釣果を出したいとの判断だと思われる。
写真では解りにくいと思うが沖は白波が立ち、目の前は潮が上がってくると波が打ちあがってきそうです。
鳥も飛びづらいのかすぐ横を散歩?している。
息子が面白がって餌を投げるとすぐ寄ってきて食べた。握り飯のご飯も投げてみたがこちらは食べない。虫餌の方が好みなようだ。
動物は見ていて飽きないし、可愛いものだ。しかし、今日はそれどころではない。「カワハギ」を釣らねば。

      

9時過ぎまで頑張ってみたが釣果無し。
餌もそのまま帰ってくる。お魚さんも深みに入って寒さに耐えてるのだろうか?
波止に行ったマスピーさんが24cmのカワハギを釣ったとの連絡が入っていたので移動することにした。
こちらは向かい風。やはり飛距離はでない。マスピーさんとHさんも苦労していた。
息子は休憩がてら遅い朝食を食べた後、湾内でエギングを始めてしまった。かなり諦めモードに入っている。
このままでは釣果が望めないという事で移動をしようということなり移動先をを検討。
湾奥に見える「田部」は波が被っている。多分、瀬戸内側は同じだろう。
宇和海側なら風裏だろうということで「カワハギ」の釣果が望めそうな「名取」へ行くことにした。
瀬戸内でのカワハギ」と、いうことだったがこの風では仕方がない。

      

名取」へ移動してきた。こちらは全くの無風状態でいい釣りが出来そうだ。
波止の角に「マスピーさん」と「Hさん」、中央に「私と息子」。
今日の釣りはこれから」と気分を一新して釣り開始。
私は竿2本の置き竿でと思い、2本目を用意してるときに1本目の竿に「魚信」。やっと釣りらしくなってきた。
合わせを入れて巻き足り開始。なかなか良い型のようだったがスッポ抜けてしまった。残念。
すぐ後にHさんが小型ながらダブルで釣り上げる。そのすぐ後には「マスピーさん」が良型を上げている。
次に息子が釣り上げる。これは手のひらに隠れるような小型なのでお帰りいただいた。
私には「アタリ」がないのでちょっと、焦る。
マスピーさん」と「Hさん」は竿1本で引き釣りをしている。置き竿では不利かな?と、思い引き釣りに変えるがやはり「アタリ」無し。
しかし、それでもポツリ、ポツリとアタリが出だした。
この頃から風が吹いてきた。前から来たり、左斜めから来たりでやっかいになってきた。
風が吹いてるときに投げて飛ばないときは全く「アタリ」が無い。それに2色以内になってくると根掛かりしてしまう。
風がやんだ時に遠投するしかない。遠投できた時に「アタリ」が来る。
波止先端は根掛かりが激しいと聞いていたが「マスピーさん」が一度投げたがやはり根掛かり。
私も湾内と先端も投げたがやはり駄目。釣れても「イソベラ」だった。
冒頭にも書いたが今日は通常の釣りではない。雑誌の同行取材である。
したがって釣りが嫌になっても帰るわけにはいかない。釣果も出さなければいけない。そういう「プレッシャー」がある。
しかし、それなりの「アドレナリン」も出ているようなので腰痛も我慢ができる。が、やはり「プレッシャー」のせいか自分の魚を持った写真と「名取」の写真を撮るのをすっかり忘れていた。
そうそう、ここでも鳥の種類は違うがなかなか釣れない私達を癒してくれてました。

4時半過ぎに餌切れと共に納竿とした。
釣果はHさんが6枚。マスピーさんが6枚、私と息子が5枚に放流2枚でした。
一日釣りをしての釣果としては全然駄目ですがあの「強風の中での釣り」「水温の低い時期の釣り」などを考えるとこんなもんかな?

マスピーさん、Hさん、同行のT記者さん、お疲れ様でした。

次回は良い天気に恵まれますようにお祈りしときます。(^^ゞ