おめでとう 編
平成21年10月15・16日(木・金)中潮 晴れ
満潮 16:11 4:22 干潮 22:19 土佐清水参照
10月某日 東京在住のnishixさんからメールが入り、「10月11日から1週間程帰省します。」との事。
「では、都合の会う日に釣行しましょう。ポイントはお任せします。釣りをしたいとこへご一緒します。」
行きたい所は沢山あったらしくかなり悩んだ模様。いくつかのポイントのなかから「高知県宿毛市藻津」を選択。狙いは「キビレ」「キス」 去年釣行時に47cmを釣ってるので50cmオーバーを釣って「キビレ」の全サ東京協会記録にしたいとの事。
お昼にD釣具店で待ち合わせていざ出発。
夕マズメには釣り場へ着きたいので高速をぶっ飛ばして行くと4時前には現地到着。
波止のコーナーまで車を乗り入れて釣り開始。コーナーに「nishixさん」、20mほど離れて私。
早速、竿を4本づつ小物仕掛けでセットし、遠中近と投げ分ける。
時折、チャリコが釣れてくるなか「nishixさん」に強烈なアタリ。「なんか来ました。」
赤竿が大きく弧を描いている。ドラグうぃ緩めたり締めたりとやり取りをしている。
玉網を持って横で待機。が、もう少しというとこまで上がってきたが残念ながら針はずれ。「あ〜、残念」
餌は本虫。獲物はなんだったんだろう? 「キビレではなさそうです。」
「nishixさん」は気を取り直して私は気合を入れて餌を付け替えて投げ返す。
するとまたnishixさんの竿からドラグ音。少し待って合わせ。乗った。
「これは違います。」 「獲物は何?」 「多分、エイです。」
上がってきたのはやはり「エイ」 しかもデカイ。玉網に入りきらないほどのサイズ。
「さっきのもエイかな〜。」 「いやあ、分からんよ。」 励ましたつもりだが自分がやり取りをしていないので正直私には分からない。
その後も「エイ」の連発。またまた、「これもエイですね〜」 一応、玉網を持って待機。
「これもデカそうです。」 「なかなか浮いてきません。」
力糸がリールに入り、やっと姿が見えてきた。 「あ、違いますね。エイじゃない。」 「鯛?」 「あ、コロです。コロダイ。」 「お〜〜、でかい。」
なんとか玉網に治まり、上げる。 「デカいな〜。」 「すごい、すごい。」 「頭を振らんからてっきりエイだと思いました。」
検寸台を出して測ろうとするが検寸台より長い。検寸台は60cmだった。 「62〜3はあるね〜。」 「もっとあるんじゃない?」
魚だけの写真を撮り、魚を持った記念撮影をしていると騒ぎを見て地元のお兄さんが二人見物に来た。
「釣れるようなええ時間やからやっぱりええのが上がったな〜。」 「沖の方にはもっとでかいのがおるよ。」 「1m位のもおるんよ。」 「へ〜、そんなのも。」 「でもそんなのは投げでは取れんな〜。」 などと会話を交わしながらも「nishixさん」は少しでも縮まないように工夫をして持ち帰りの処理をしていた。
この時点で午後5時半。
まだ夕マヅメのチャンスはある。こんなでっかい魚を見せられると俄然やる気が出てくる。
生きのいい餌に付け替えて投げ返します。4本とも投げおえてアタリを待つが私の竿はピクリともしない。
ちょっと焦る。「腕が悪いのか?餌が悪いのか?ポイントが悪いのか?それとも距離が届いてないのか?・・・・・。」
こんな時は段々と自分が悪い から人や魚のせいにしてしまう。 悪い癖だ。 結局は自分のせいなのに。
そんな中、「nishixさん」にはお祝いメールが沢山入り、忙しそうだ。その中の一人からの連絡で「コロダイの協会記録かも?」と、言う連絡が入ったそうだ。
現在、61cm位なので記録塗り替えできるのでは? との事。「キビレの協会記録」を狙っての釣行だがどうやら先に「コロダイの協会記録」が出てしまったようだ。
「nishixさん、おめでとう。」
暫くしてやはり「nishixさん」の竿にドラグ音が「シモリ」廻りに投げていた竿だ。
「これはエイでもコロダイでもないです。」 「引きからするとキビレだと思います。」 またまた玉網を持って待機。
が、しかし力糸がもう少しのところで痛恨のバラシ。これも針ハズレだった。「引きからすると軽く40はありました。」 「残念。」
気持ちを入れ替えて頑張ろ。
「よっしゃ、俺も頑張ろ。」しかし、待てど暮らせどオイラの竿はピクリともしない。日も暮れてチャンスタイムも終了してしまってる。でも、「キビレ・キス」ならまだまだこれから。
午後11時まで頑張ったが手のひらの「チャリコ」が2匹、「ヘダイ」が2匹。あとは「ゴンズイ」に「フグ」、「トウヘイ」で本日終了。
朝マヅメまでご就寝。「う〜、寒。」防寒着を着て車へ。時折、寒さで目が覚めると「nishixさん」は竿を振ってる。まだ午前2時。頑張るな〜。
午前5時までしっかりと寝て「さ〜、あとワンチャンス、ワンチャンス、ワンチャンス・・・・・。」
お魚さんは何処へ?
結局、「キビレ」 「キス」は出ないまま終了。
「餌も残ってるのでどこかで竿を出しましょう。」 と、いうことでまずは片島へ。「キス」は居ないようです。
松山方向へ車を走らせながら全サに所属していたクラブのT会長へ情報収集。
「Tさん、帰り道でどっかカワハギの釣れるとこ知らん?」 「ほうよの〜、春は良かったけど今年の秋は全然釣れんのよ。」 「ほうなん、ほんならどっかnishixさんが行きたいとこへ行ってみよわい。」
相談の結果、アマダイも出る「吉田町大良」へ。
途中、偶然某雑誌のTYOさんに会う。記念も含めて写真撮影。
さて、「吉田町大良」へ。
「アマダイポイント」に到着。平日ながら先行者が。仕方なく「カワハギ」ポイントへ。
ゴールデンタイムはとっくに過ぎてるのでアタリもポツリポツリ。
雑談をしながら釣りをしてると「nishixさん」の竿にドラグオン。
「お、アマダイかな?」 「そうかも?」 「あ〜〜〜。」 「え、どしたん。」 「掛け上がりに掛かりました。」
あちゃ〜、ここの掛け上がりは20m程沖にあり、なかなか捕るのは難しい。
引いたり、緩めたり。あれこれと努力してると「抜けました。あれ、ちょっと違う。」
上がってきたのは「イラ」でした。しかし、ナイスサイズ。「イラか〜。」 「ええやん、姿が見えたんやから。でも、キレイな魚やな〜。」で、パチリ。
これにて本日の釣り終了。
「それなりに頑張ったんやけどな〜。でも、nishixさんが釣ってくれたから良かったわい。」
目的とはちょっと違うけど釣れないなか魚を引き出してくるのは「さすがnishixさん。参りました。」
次回は足を引っ張らないように釣行回数を増やして頑張りますのでまた一緒に釣りに行きましょう
。
「お疲れ様でした。そして、協会記録おめでとうございます。」
使用タックル | |
竿 | シマノ スピンパワーAX−T 3本 ファインセラミック405BX 1本 |
リール | シマノ パワーエアロ 6000 3個 ダイワ ベーシアQD 1個 |
道 糸 | ナイロン 4号 |
力 糸 | ナイロンテーパー 5〜12号 |
オモリ | 自作 L天秤27号 |
砂ズリ | 10号2本機械ヨリ |
ハリス | ナイロン7号 |
針 | 丸セイゴ17号 |
餌 | 本虫、青虫、イカ |