きよさん、やった〜〜〜。 編

平成20年11月9日(日) 中潮 雨 
満潮 16:20 干潮 9:54 (宇和島参照)

いきなりですが、話は先月に遡ります。現在、東京在住(愛媛出身)の「Nishixさん」が帰松されてでっかいアマダイを2匹釣って東京へ帰りました。
その話は瞬く間に東京中を駆け巡り(大袈裟?)、それを聞いた「きよさん」は目標としてた魚だしそれは釣りに行かねば と言うことになったそうな。
また、それを聞いた私もそれではご一緒させて下さい。と、申し出まして今回の釣行となりました。
思えば2年前の某雑誌の取材釣行時に「きよさん」と知り合い、その後「Nishixさん」が東京へ転勤して同じクラブに入り と、「投げ釣りの輪」が広がっていきました。
あれから早や2年と9ヶ月。また同じ三崎への釣行となりました。
またまた前置きが長くなりました。では、本編へ。

前日(8日)には「きよさん」、お一人での釣行で先週私が行った八幡浜をお勧めしてました。
ところが風が強いせいか先週とは状況が違っていてカワハギの食いが悪かったようです。
午後から日没まで頑張られたようですがついにランクサイズは出なかったようです。
他に行きたかった所があったようなのにきよさん、すみません。

さて当日ですが待ち合わせはD釣具店前に午前3時。
きよさんは翌9日までの釣行なので2台で三崎町までドライブ。現地到着は午前5時。
釣りをするには最悪の雨、そして風。風というより突風。
そんな状況なのに考えていた第1ポイントには釣り人が一人。「まさかこんな状況で釣りをしてるとは
びっくり」の一言です。まいりました。
それでも夜が明けると帰るかも? と、思って話をしてみると
おいちゃん、何狙い?」「アジやけど食わん」「夜が明けたらアトウダイでも狙うん?」「どうしようか考えとる
と、言うことはやはり釣りをするんでしょう。この雨風の中釣りしてる鉄人ですから。おいちゃん、気をつけてね。
では、風をよけて出来そうなとこへ移動。第2ポイントへ。先行者が車で待機してます。「だめだこりゃ。
第3ポイントへ。横なぐりの風でとても釣りできそうにありません。
第4ポイントの「赤坂」へ。車を止めて外へ出てみるとやはり風。
とりあえず、下まで下りてみる。「あれ、以外と風ないな〜。」「きよさん、やれそうですよ。」「もうここしかないですね〜。
ということで夜明けまで車で仮眠。
6時半起床。やはり、雨と風。「それでもここまで来たんやから釣りはせんと。」自分に言い聞かせて道具をだします。きよさんも起きてきて二人していざ出陣。

         

きよさん」は様子をみるために2本から。私は欲を出して3本。
仕掛けは2本針。これも欲を出してカワハギも釣ってやろうという算段。
3本を投げおえてからこれまた欲を出してエギング。
2兎を追うもの1兎も得ず。 この格言を忘れてました。投げに集中出来ないは餌木は4個もロストするは・・・。
肝心の投げの方は天気のせいか、潮のせいか今日はウミケムシが少ないです。
ついでにカワハギも少ないです。(涙)
それでもポツリポツリと釣れだしましたがPE(2本)の竿には釣れず、ナイロン道糸の竿だけに釣れます。
これも理由はいくつか考えれますが長くなりそうなのでまたの機会とします。
きよさんも悪戦苦闘してるようでカワハギすら釣れません。
9時を少し廻った頃にきよさんが居ないので辺りを見回すと竿を1本持って奥のジャリ浜の方に行ってました。
あ〜、釣れないので色々と探るんやろな〜「頑張るな〜
などと思いながら釣りをしてると5分も経たないうちに竿を持って 「獅子頭さん〜ん」「獅子頭さん〜ん」と言って走ってくるではありませんか。
何事かな?」 と、見るとなんと魚をぶら下げてるではありませんか。
なんか釣ったんですか?」 「やりました〜」 すごく興奮してます。近くへ来てやっと魚が確認できました。
え、アマダイですね。いつの間に?」 「投げてすぐにアタリがあって釣りました。
やりましたね〜」 「はい、コンコンとしたアタリだったんでカワハギかなと思ったとたんに糸がジャ〜〜〜〜って出て行きました。」 「自分でもびっくりしてます。」 二人握手。握手したのって何年ぶりだろう?

                          

   

検寸の結果、43cm。よく肥えたシロアマダイです。
なかなか釣れない魚だけに喜びも大きいです。それにしてもきれいな魚体です。
私は今までアマダイを真剣に狙ったことは無かったですがこれを見ると釣ってみたくなりました。
写真撮影の後、欲を出して私も同じポイントに1本出させてもらいましたが柳の下には・・・・・居ませんでした。
さて、元のポイントにて頑張ります。
しかし、カワハギのアタリもなくなってしまい、退屈な時間が過ぎていきます。
相変わらず雨はたまにポツリポツリと降ってきます。時折、風も突風がきます。
それでも我慢しながら打ち返しをしてた時です。
すぐ近くで出していた「きよさんの竿」から突然のドラグ音。「ジャ〜〜〜、ジャ〜〜〜。
きよさんはジャリ浜の方でリールを巻いてます。「あれ、あの竿と掛かったんかな?
仕掛けを巻き取り「きよさん」が帰ってきたので「その竿とこれは掛かってました?」「いいえ、方角も違うし掛かってませんよ」「じゃあ、この竿、アマダイのアタリですよ
竿を持って少し巻き取ると「あれ?軽い」「錘の重さがない?
残念ながらアタリがあって道糸が出たときに多分掛け上がりに擦れてしまったのでしょう。「う〜〜ん、残念ですね。」「いや〜、これ以上だと出来すぎですよ。
サイズアップだったかもしれないだけにほんと残念です。なんだか「きよさん」よりも私の方が悔しがってます。
これが午後1時の出来事でした。
その後、2時過ぎまで頑張りましたが「きよさん」がカワハギを1枚追加しただけで納竿となりました。

松山へ帰ってD釣具店で魚拓を取ってもらい、そこで「きよさん」とまた一緒に釣りをする約束をして別れました。
東京から愛媛への遠征釣行。
今まで私は四国以外への遠征は考えたことがなかったですが大変なお金と労力が掛かりますね。
これを実行するにはかなりの「やる気と精神」が必要だと思います。それを実行した「きよさん」はすごいと素直に思いました。

きよさん、お疲れ様でした。」そして、「おめでとうございます。
また、一緒に釣りを楽しみましょう。

   

私の釣果。1匹は「きよさん」から頂きました。

 使用タックル
 竿  シマノ スピンパワーAX−T 3本
 リール  シマノ パワーエアロ 6000 3個
 道 糸  PE 2号 ナイロン 4号
 力 糸  ナイロンテーパー 5〜12号
 オモリ  自作 誘導27号
 砂ズリ  10号2本機械ヨリ
 ハリス  ナイロン5号
 針  スピニングB 12号
 餌  本虫