狙えば釣れる魚 編

平成19年11月2日(金)晴れ 小潮

今年は「異常」である。なにが「異常」かって?確かに気象も異常だがなによりこの夏、全く釣りに行けてないのである。
仕事の都合上、仕方がないと言えばそれまでだがいささか「やる気」が失せてしまったのではないかと考えてしまう程である。
忙しいのを理由に釣りに行ってないような気もする。釣りに行きたいという気持ちはあるんだけどなぜか行ってない。
なにかのきっかけを作って「祭り」から「釣り」へ戻らなければとは思っているときに「祭り」の反省会(単なる飲み会)でキスの引き釣りにのめり込んでる人(キススペを使ってる人)からまだキスが引き釣りで釣れるよとの情報を頂き、それをきっかけに釣りに戻ることにした。
残念ながら水温のせいかその日は芳しくない釣果だった。
そろそろ海も暑かった夏から秋になってきてるようだ。
では、狙いは「カレイ」へ? もちろんそれも「あり」だがその前に大物をやっつけておかないと「」へは移行できないではないか? と、思うのである。
では、何処へ」「何を」狙いに行くか?
それはやっぱり自分の得意?(好きな)ポイントへ行くのが一番だろう。
私にとって得意?(好きな)ポイントとは何処か?それを考えてみると・・・・・、それは2箇所かな?
まずは「お立ち台」そして「集会所前」。
お立ち台」だと狙いは「キス」と「マゴチ」になる。
集会所前」だと狙いは「チヌ」になる。
どちらが復帰第1戦としては確実なのか? を、釣行日の朝に考えてみた。小潮で干潮時間が午前8時過ぎ。
満ち込み狙いだとやはり「チヌ」狙いの方が確実かな?この時期だからくれば大物だろう。

   

と、言うことで「何処へ」「何を」は「集会所前」で「チヌ」に決定。
前置きが随分長くなりましたがいざ出発。本日の餌は「ボケ」を30匹。
ボケシャトルにボケを入れてまず第1投。気持ちだけはかなり遠くへ行ってるが実際はそうでもない。
しかし、やっぱり「投げ」は気持ちいい。投げてナンボだ。
4本の竿をセットし終わり、玉網もセットした。後は糸が出て行くのを待つだけ。
時計を見ると午前9時半。潮はゆっくりと左へ流れている。ここでは潮が動いていないとまずアタリはない。
今日は小潮なので動く時間は少ないはずだ。チャンスは満ち5分頃まで。満潮前後に魚を釣ったことはない。
ここは餌取りはあまりいないのでじっくり「待つ」ことができる。それでもチヌには新鮮な餌の方がご馳走なので餌のチェックの為に投げ換えは必要。
10時半を過ぎてアタリがないので眠気がきてクーラーに座って「ボケーッ」としていたそのときになんの前触れもなくいきなり
ジヤーーーーーーー」 糸が止まりません。15秒位で一度止まってまた「ジヤーーーーーーー
玉網を用意して糸が止まるのを待ちます。相手がなにかは大体分かっているので思ったより落ち着いてます。
では、その「相手」とはなにか?それはアタリからして残念ながら「トビエイ」でしょう。
合わせを入れてやりとりを始めようとしたとたんに竿をのされます。
ドラグを緩めて走らします。少し締めてまた巻きます。すぐに相手も抵抗し竿をのされます。またドラグを緩めて糸を出す。
3回ほどそれを繰り返して4回目のときです。最大の走りで強烈な引きがきた時に「プッ。」「ア。
ドラグを締めすぎたのか?又は、糸に傷が付いていたのか?リールのすぐ上から「プッツン
アタリ」と「引き」でほぼ正体は「トビエイ」と分かっていても糸を切られたのはこちらの「ミス」なのでかなり悔しいです。
やはり取り込んで姿は見たかったです。「うーーん、悔しい

道糸が切れたリールを見てても仕方がないので気を取り直して「釣り再開
時計を見ると午前11時を過ぎていた。それからまた暫く沈黙が続く。
残りの餌が10匹程になってきた。やばい雰囲気がしてきたぞ。まずい。
潮は少し右に動き始めたのでまだチャンスはあるはず。
お腹が空いてきたなと思いながらまた「ボケーッ」としていたそのときに「ヤツ」はやってきました。
そうです。「ヤツ」とは「チヌ」です。
竿先が「グーン」と入り少しだけ糸が「ジジジジジ、」と出ます。「来た、きた。
玉網を用意して竿を手に取り、合わせを入れます。「グン」とした重みが伝わってきました。
巻き取り開始。「引き」からすると間違いなく「ヤツ」です。サイズは30cmアップというとこでしょうか?
途中、締め込みがきます。「おっ。35cmは越えてるかな?まずまずやなー。
大分近づいてきた時にまた締め込みます。「あれ?40cmあるかな?
魚影が見えてきました。「おや?」結構大きいぞ。「玉、玉。」自分に言い聞かせます。一発玉入れOK。
50cm近いなー?早速、メジャーを当ててみると50cmに2,3mm足りないくらい。「ま、50cmと言うことで」誰もいないのに喋ってしまった。
デジカメで写真を撮り、携帯でもパチリ。魚を締めて血抜きをしてクーラーへ。

         

時計を見ると11時50分。
集会所前」で「チヌ」、そして「満ちこみ」「満ち5分」+「大物
自分でもびっくりするくらいピッタリと嵌りました。
こーなってくると釣り人の欲が出ます。(私だけ?)
もう一枚。又は外道の「マゴチ」「スズキ」 なんとも欲深である。
がんばるぞー。と、その前に嬉しいので掲示板にカキコしよっと。
それを見たMAZさんからメールが入る。打ち返しをする。仕事の電話が入る。打ち返しをする。祭り関係の電話が入る。
お昼の一時間があっという間に過ぎてしまった。
その後、アタリもなく1時半に納竿。
相変わらず、朝マズメを釣りしない獅子頭でしたが狙い通りに事が運び「大満足」の釣行でした。
その晩は当然酒盛り。自宅、母親宅、妹宅に刺身を用意。
自分はというと刺身を持って近所の祭り仲間宅へ集合して夜中まで宴会(実はまだ祭り事も続いてます)
釣り談義ならぬ祭り談義。
50cmというサイズにしては刺身はかなり美味しかったです。

さー、これからは「カレイ」だー。

 使用タックル
 竿  シマノ スピンパワーAX−T 3本 ファインセラミック405BX 1本
 リール  シマノ パワーエアロ 6000 4個
 道 糸  ナイロン 4号
 力 糸  ナイロンテーパー 5〜12号
 オモリ  自作 ボケシャトル
 砂ズリ  10号2本機械ヨリ
 ハリス  ナイロン8号
 針  丸セイゴ17号
 餌  ボケ