今頃初釣り? 編

平成18年2月5日(晴れ)小潮

年々釣りに行く回数が減ってきているように感じていていたある日、「nishixさん」から携帯に電話が掛かってきた。
獅子頭さん、今度の日曜日に釣りに行きませんか?」 「出来れば息子さんも一緒にお願いします。
え、息子も?」 「はい、実は某雑誌の取材でカワハギを狙いに行くんです。もう一人は雨男さんです。
分かりました。息子の予定を聞いて行くようにします。
前日、息子の体調が少しよくないので念のために二人助っ人を頼んでおくことにした。

さて当日、「nishixさん」と「雨男さん」の二人は釣り場が気になるとのことで夜から出かけるとのこと。
私と息子の二人は二人とも体調が気になるため朝、出かけることにさせて頂きました。
朝、4時(眠〜い)に自宅を出発。餌は前日に用意していたので一路三崎町へ。
6時前に到着。少しして記者さんも到着。なんと若い女性ではないですか。仕事とはいえ大変だ。かなり好き(記者の仕事が)ではないと出来ない。
それにしても寒い。天気予報では氷点下になるとのこと。しかし、取材なので挫けるわけにはいかない。
私は護岸よりも岩場を選択。えっちらほっちら重たい荷物を担いで岩場へ。
護岸に行く予定の「雨男さん」はと見るとすぐ近くにいる。聞くと記者さんの要望らしい。そういえば離れると写真撮影も大変だ。
nishixさん」はというと1月号にでているので取材対象にできないらしく今回は完全な裏方とのこと。人間の段取りからポイントの確保、釣り場での補助。なんと出来た人なんだろう。自分だと電話連絡だけで済ましてしまいそう。感謝、感謝!!

前置きが長くなりましたが6時すぎから準備。ここ何日かの気温を考えると水温も低いので活性は低いと思うので明るくなってお日さんが顔をだしてからが勝負。
私が4本、息子は2本。寒いから3本は管理できないとのこと。取材に対するプレッシャーというか気持ちはあまり入ってないようにも思えるがそのくらいの方がいいかも?
薄明るくなって雨男さんにアタリ。「え、もう?」 びっくりしたがこれは残念ながら「フグ」 息子にも「フグ」
段々と辺りが明るくなってきて「さ〜、これからだ。誰が一番?
なんと一番は息子に取られてしまいました。しかも型はかなりいい。記者さんがすぐさま「パシャ、パシャ」と写真を撮ってる。
検寸すると28cmを超えている。すぐに私にもアタリ。上げてみるとまずまずの型。二人ならんで「パシャ、パシャ」 息子に負けてるのがくやしい。でも、それもまた親としては嬉しい。複雑な気持ち。
写真撮影のときに記者さんが帽子を被ってください。帽子は嫌いなんだが必要らしい。息子もしぶしぶ被っている。
それから約2時間の間ポツリポツリとアタリがあり、私にも29cmがきた。そのときに息子にもきたがこれは型が小さい。でも並んで「パシャ、パシャ
記者さん曰く「表紙とカラーページを狙いましょう。私はまだ表紙を撮ったことがないんです。いい笑顔を下さい。
役者ではないので言われてもなかなか笑顔が出来ない。引きつった顔になってるのが自分で分かる。
過去、雑誌やTVにも出させて頂いたことがあるがそういえばいつも引きつった顔だった。
その点、雨男さん」の笑顔はいい。もともと男前だからだろうか? 表紙は「雨男さん」かな?
9時ころに助っ人のO氏とI氏が到着。少し離れた岩場に釣り座を構える。
残念ながらそのころからアタリがなくなってきた。それでも0氏も立ち藻に苦労しながらも1枚上げていたし、I氏はダブルで上げるなど、さすが助っ人。

         

左の写真の左側の赤い服が雨男さん。真ん中が私と息子の釣り座。右のお二人がO氏とI氏
見えにくいですが左の写真の護岸の手前の砂利浜にいるのがなんと東京から来た「きよさん」。その向こうの護岸に「nishixさん」。
きよさん」はわざわざ東京から奥様と車でカワハギを釣りに来られたとの事。前日も同じ場所で釣りをしていて「MAXさん」(私の掲示板の常連さん)と顔見知りになったとのこと。投げ釣りの輪が広がっていきます。
残念ながら今日はアタリがないとのことでわざわざ東京から来られているので釣り場を譲りたいのですがこちらも「取材」という「使命」がある為それも出来ない。「きよさん」ごめんなさい。

10時ころからアタリどころかウミケムシすら釣れない。少し気持ちがだれてきて全体の空気もなんだか「どんより」
雨男さん」やO氏の予想では午後からの引き潮でまた釣れます とのこと。
それならばと休憩。早めの昼食。
その間、雨男さん」は黙々と投げ返している。あの使命感というか根性には頭が下がる。
やっぱり頑張った人には結果が出るもんです。パタパタっと3連荘。いつのまにやら匹数も私と同じになってる。
やばい。なんだか記者さんの視線が気になる。頑張ろっと。
だが時すでに遅し。その後はまったくだめでした。午後2時に納竿としました。
最後を飾ったのはやっぱり「雨男さん」。みんなの釣果を並べて写真撮影中に最後の1枚を追加。これで全部で25枚。
記者さん 「この時期の取材なので多分、没 にはならないと思います。ありがとうございました。
一応、頑張ったので白黒でも紙面にはだしてほしいな〜。お願いします。

記者さん、若い女性での取材は大変でしょう。また釣り場でお会いすることがあれば協力させて頂きます。
nishixさん」、裏方本当にお疲れ様でした。お陰で楽しく釣りをさせて頂きました。次回はのんびりと釣りに行きましょう。
「雨男さん」、釣りに対する気持ちがひしひしと伝わってきました。勉強になりました。次回はゆっくりと釣り談義などしながら楽しみましょう。
OさんIさん、急遽、無理なお願いをしてしまいましてすみません。ありがとうございました。
きよさん」、是非また愛媛へ釣りにお越し下さい。ご案内させていただきます。

皆さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

   

本日の釣果。
カメラアングルが悪いのはご勘弁を。ほとんどが24〜5cm。
大きいのは2枚。息子の28、5cmと私の29cm。この時期にしてはまずまずでしょうか?
残念なのは30cmオーバーが出なかったこと。
それとやっぱり個体が痩せてること。とても刺身はできません。
アマダイもでるところなので風の無い穏やかな日に遠投で狙ってみるとよいでしょう。

 使用タックル(獅子頭)
 竿  シマノ スピンパワー AX−T 3本 ファインセラミック BX 1本
 リール  シマノ パワーエアロ 6000 3個 スーパーエアロEV 1個
 道 糸  ナイロン 4号 PE 2号 1号
 力 糸  ナイロンテーパー 5〜12号 3〜12号
 オモリ  自作 L型天秤 27号遊動式
 砂ズリ  12号2本機械ヨリ(モトスまですねて2本ヨリ)
 ハリス  シーガーグランドマックス 5号
 針  スピニングB 12号
 餌  本虫
使用タックル(息子)
 竿  シマノ ツインパワー 405CX 2本
 リール  シマノ パワーエアロ6000 2個
 道 糸  ナイロン 4号 PE 2号
 力 糸  ゴーセン ナイロン5〜12号 3〜12号
 オモリ  自作 L型天秤 27号遊動式
 砂ズリ  12号2本機械ヨリ(モトスまですねて2本ヨリ)
 ハリス  シーガーグランドマックス 5号
 針  スピニングB 12号
 餌  本虫