根性・根性また根性　編

平成１７年５月３日（火）４日　（水）　晴れ　若潮・長潮

４月末　「マスピーさん」より一通の携帯メールが入ってきた。
「ＧＷにゆっくりと釣りに行きませんか？」　返事　「いいですね〜。ぜひ行きましょう」
ＧＷ前半の３０日・１日に行く予定だったが私が風邪を引いてしまい３・４日に行くようになった。
しかし、日中は道路が混雑するために夜に出掛けて翌夜に帰るように話し合った。

狙いはマダイ・カワハギ。行き先は西予市。
現地到着が夜の９時すぎ。考えていたポイントは先行者が居た為に他へ。
実はこの時期に三瓶町で夜釣りはしたことがなく自分の実績が無い。
マダイを釣ったことがあるポイントとして蔵貫の浅野自動車工場の横の空き地で狙ってみることにした。
竿は３本づつ投げ分ける。ここはキスの実績もあるのでドラグを緩めて待つ。
時々、竿がクンクンとアタリが出るがこれはアナゴ。よく肥えたアナゴ、好きな人にはたまらないであろう。
が、私は「長もん」はダイキライである。マスピーさんはお土産分だけ確保し、あとはお帰り願う。

１２時を過ぎた頃には少し嫌気がさしてきたので気分転換にエギングをやってみる。
「その間にアタリがあったら呼びに行きますよ。」　「お願いします。」
１０分くらいして「アタリがありましたよ。」「え、ホントに？」急いで戻って合わせを入れる。「どうですか？」「う〜ん、乗ったけどアナゴかな？でもクンクンくるし？」
上がってきたのはマダイとアナゴのダブル。
「狙いのマダイをやりましたね。」　「おったね〜」　食べごろサイズの丁度３０ｃｍ。

その後、２時頃まで頑張ったが手のひらサイズを追加したのみ。朝マズメまで休憩タイム。
４時から「マスピーさん」はひたすら投げ返す。少し遅れて私も投げ返す。
が、アタリがない。薄明るくなって私はエギングタイム。
掛け上がりを狙っているとヒィット〜。５００ｇくらいの小型だが満足。
の、つもりだった。しか〜〜〜し、５ｍくらいの所まで寄せたのだが痛恨のバラシ。「あ〜〜〜・・・」
モイカは一度バラスとそこでは釣れない。悔しいので投げ釣りに専念する。
結局、７時過ぎまで粘ったがドラグは鳴らなかった。
「じゃあ、カワハギを狙いに行きましょう。」と、いうことで周木へ。大型が出ると聞いているﾄｺでやってみるがイソベラのみ。
早々に引き上げて真網代へ。ここは「トロ藻」がひどく魚が餌を見つけれないようだ。干潮の返しまでやってみたが釣れない。
「どうする。」　「他へ行きますか？」　「何処へ行こう？」　・・・・・
色々検討した結果、長浜まで戻ることにした。

左　八幡浜市真網代　右　長浜町晴海「お立ち台」

通称「お立ち台」
ここは私のもっとも大好きなポイント。キス、カレイ、カワハギ、マゴチｅｔｃ・・・。
色んな魚が釣れるところ。なにより足場が良い。しかし、遠投しなければ釣れない。
着いたのが１２時。早速、４本づつ投げる。「マスピーさん」はカワハギ狙い。私はキスキス狙い。
しかし、打てども打てどもアタリが出ない。
「食わんな〜。」　「釣れませんね〜。」
お腹が満腹の時と退屈になったら眠たくなるのが人間。
二人ともウトウトとしてきた。がしかし、暑い。暑すぎて寝れない。
仕方が無いので釣りをする。ジリジリと照りつける太陽。
そう、タイトルの根性とはこの太陽に負けない根性が必要という意味だったのです。釣れないから頑張るための根性も必要です。
一人なら挫けるが二人だし、ここで夕方まで粘ると決めていたのでとにかく根性。

なんとか「マスピーさん」に釣ってほしい。
諦める気持ちを振り払いながらがんばっていると４時頃待望のアタリ。それも「マスピーさん」。
「乗った？」　「乗りました。」
大事に抜きあげたのはカワハギの２６ｃｍ。全サのバッチクラス。マスピーさんは全サ会員なので大事なサイズ。
「よかったね〜。」　「ほっとしました。」　自分のことように嬉しかった。
すぐに同サイズを追加して、３人家族だからあと１枚。
納竿間近になって私にアタリがあり同サイズのカワハギ。これは３人家族の食卓へとプレゼント。

３日午後９時から４日午後６時半までと長時間竿を振り続けて釣果は上がらなかったもののお互いの仕掛けや工夫その他得るものは多かった釣行でした。

「マスピーさん」、これに懲りずにまた釣りに行きましょう。