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塘路〜サルボ展望台付近〜二本松橋〜茅沼〜釧路空港〜羽田


朝5:30。意外とすんなりと起きれたものだ。
これから早朝散歩とは、
6時ごろから朝食までの間、
歩いて30〜40分ほどのサルボ展望台の辺り
まで散歩して、日の出を拝もうというものだ。

前日に雪が降ったせいか、
早朝とはいえ、そんなに寒くなく、
−5℃くらいではないだろうか。
この辺りの人の感覚では、
雪が降るときは、暖かいのだという。
とはいえ、本州の人間にとっては、
それでも、それなりに寒いものだ。

そんな寒さの中、玄関先で待っていると、
早朝散歩を案内してくださる
ガイドさんが、車でやってきた。
あらかじめ、ペアレントさんから、
よくしゃべる方ですよ、とは聞いていたが、
ほんとによくしゃべる人だ。

まぁ、個人的なことだが、
寝起きは悪くないほうなのだが、
頭のエンジンが働くまでに、
数時間かかってしまうのだ。

せっかくだからいろんなことを
聞いておきたかった、「あー、えー、はぁ」、
みたいなボケた反応しかできない状態では、
どうしようもなく、ガイドさんの
雄弁な解説にただただ、耳を傾けるだけだった。

日の出を拝みにいくので、当然ながら
まだあたりは暗い。しかし、
すでに真夜中の真っ暗闇から、
うっすらと光が差し込んできて、
とてもきれいな青のグラデーションを見せていた。
そしてその青白い光が、雪に反射する。
こういう光景こそ写真に残しておきたいものだが、
こういうものに限って撮れないのだ。

プロの写真家ならば、
光の加減で美しい色を湛えている自然をも
記録するのであろうが、素人にはかなわない。
残念ながら、こころのカメラに
取り残しておくほかはない。

塘路橋を渡った頃、すこしずつ赤い色も
顔を出してきて、だんだん明るくなる。
明るくなるにしたがって、
辺りの光景もだんだんはっきりしてくる。

サルボ展望台のほうへ向かうのが、
通常ルートなのだが、
あまりの積雪にそうも行かない。
どこをどういうのかと思っていたら…

え!!
そんなとこ入っていくの!?
というような深い雪の中へと入っていく。
もちろん、ガイドさんは長靴(?)を
身につけてられるので、
道を作ってもらって、その後を歩くわけだが…

ずぶっずぶっ。
相当深くひざ辺りまで雪が積もっている。
階段を上がって少し高台にまで上がる。
ここから先いろいろ動いて、
日の出がよく見えそうなところへ移動していく。

本当ならば、こんな山の斜面を歩き回るなんて
芸当はそうそうできるものではないのだが、
積雪のおかげで、歩き回れるのだ。
とはいえ、慣れない雪道なので、
バランスを崩しそうになったり、
樹木に掴まったりしながら、先へと進む。

なかなか素人目にはわからないのだが、
ここから先は、下に土がないのよ、
というところでは、山側に重心を傾けて歩く。
どこでそんなものが分かるのか、
まったく分からないのだが…
まぁ、とりあえず斜面を転がってしまうことはなかった。
転んでも対して怪我しないけど、
とガイドさんはいたって暢気なことを言っていたが…

いろいろ回っていると、
もうそろそろ日の出の時間だ。
なかなかいい場所で見ることができそうだ…
…っとアセると失敗。
靴が脱げてしまったぁ。
あぁぁ、一気に靴の中が雪だらけ。
いくら乾燥しやすいソックスを履いているとはいえ、
かなり冷たいぃぃ…

しかし、そんなことでひるんでいられない。
日の出をとりまくろうとすると…
うっ、今度は低音すぎてデジカメの調子がおかしい。
こうなったら、Infobarでとるしかない!



今年は(今年も?)初日の出なんて拝んでいることもなく、
というより日の出自体を見たのがいつだろうと
振り返ることができないほど、
日の出を見ていなかったので、
もう、見ただけで感動した。
しかも、こんな雪景色とともに。

しばらく見入っていると、
そろそろ戻らないと、朝食に間に合わないということで
来た道を引き返すことにする。
もうかなり日が昇ってきて、
ずいぶん明るくなってきた。

ユースに戻る途中、明るくなって初めて
民家のつららの太さに気づく。
しかも、昨日の夜に風が強かったのか、
屋根に対して、つららが斜めになっている。
こんなつららは初めて見た。
早朝散歩のメンバーはこぞって写真を撮る。

そのほかに幹の色がとても美しい
しらかんば(白樺)の木が道の沿って
植わっていった。



この辺りの標高は、まったく高くないのだが、
このような山地ではない平地に
分布しているのは、北海道だけだそうだ。

さて、戻るとちょうど8:00.
今年最初の日の出を拝んで、気分もよく朝食へ。
ただし、事前にツルを見に行くツアーに予約
している方々は、9:00からまた出てしまうので、
自分たちも出ないといけない。

朝食を済ませると、ペアレントさん特製のおにぎりを
2つ分けてもらい、早々に出発した。
行きたいところはいろいろあるのだが、
どうせ徒歩で雪道なので、欲張っても仕方がない。

凍った塘路湖やもうすぐ休館になってしまう
フレンチ・レストランなども言ってみたかったが、
やはり、湿原をもっと見ておきたい、
という気持ちがあり、早朝散歩でいった道を
途中まで通って、湿原原始の姿をとどめるという
「コッタロ湿原」の手前まで、
歩いてみることにした。

タンチョウを見ることができる茅沼駅へ行く
列車は、12時ごろに出発。
まぁ、3時間もあれば、
ゆっくりすることができるだろう。

途中、駅前の駅前の公園に
ジャングルジムみたいなものがあって、
それに上れば何か見えるかな、
と公園に足を踏み入れると…

ずぼずぼっ!

すごい勢いでひざの辺りまで沈んでしまった。
このあたり、どの辺りに雪がどの程度あるのか、
というのがわからないので、
こういうへまをやりやすい。

もちろん、雪がなくてもドンくさいこと
は重々承知なのだが、特にこういう場面で
そのドンくささが発揮されてしまうわけで…

しかも、その現場をユースで同じ日に
泊まった人に見られたていたんだから、
恥ずかしい。

 いやぁ、このあたりは雪が
 深かったみたいですねぇ、ハハハ。

などと苦笑いをしないといけない自分が情けない。

そんなハプニングもあったが、
先ほどの早朝散歩で歩いた道を再び進み、
釧網線と交差する道へ曲がっていくと、
「道道クチョロ原野塘路線」である。

確かに都道、府道、県道があるのだから、
道道があってもまったく不思議ではないのだが、
 
 道道…

何度、口にしても違和感が残る言葉だ。

それはともかくとして
本当は、コッタロ湿原までいけば、
湿原の原始の姿が見られるということで、
非常に行ってみたいポイントではあるのだが、
なにせ、3時間ほどしかないので、
とても往復できる時間ではない。

釧網線と交差する地点から、
コッタロ第一展望台付近まで、
5kmほどということで、一日仕事ならまだしも、
片手間にいくようなところではない。
ただ、今回の旅で、行く前に思っていた以上に、
釧路湿原を気に入ってしまったので、
また来ることになるだろう。

どこかの本だったか、Webだったか、
北海道では欲張ってはいけない、
と書いてあった。
一回の旅で、全部回ろうとするから、
北海道へ行くには長期休暇をとらないといけない
などと思ってしまうんであって、
何回も来て少しずついくところを広げていけばいい
というようなことだったと思う。

塘路駅には、レンタサイクルがあるらしい。
今度来るときは、それでがっつり回ればいい。
雪のある風景に急ぎは禁物である。

ということで、釧路湿原を展望できる
二本松付近まで少し歩いてみることにした。
1.2kmなので、ちょっと歩いているとすぐに、
二本松橋に到着。

途中、二本松橋の由来となった二本松のある
小さな丘がある。
とはいえ、先ほどの公園と同じくらいか
それ以上の深い積雪だ。
だれかが歩いたような形跡はあるが、
それでも深そう。

朝のようにガイドさんがいればいいが、
自分ひとりで、行ってみて
電車の時刻に遅れました、
では、お話にならないので、
しばらく悩んだ末、やめることにした。

橋のそばに非常に急ではあるが、
降りる道があったので、
気をつけながら、降りてみる。
誰かが降りたようで、二本松より
ずっと固く踏みしめられている。

地図ではもっと先に行かないと、
釧路川を間近で見ることはできない、
と書かれてあったが、ここでも充分間近に
見ることができる。

静かな空間に、川のせせらぎの音が、
とても心地よい。二本松橋の下に座って
ずっと川を眺めていた。





そういう人ばかりではないだろうが、
こういう景色はいくら眺めていても、
飽きるということがない。

大して歩いたわけではないが、
もう小腹がすいてきたので、
ペアレントの方に頂いた、
おにぎりを取り出す。

こういうところで食べる食べ物は、
どうして美味く感じるのだろうか。
とても美味いものは、誰が食べても美味い。
でも、そこそこ美味いもの、
あるいは美味くもまずくもないもの、
そんなものも「美味い」と感じて生きていけたら、
それは人生が楽しくなることだろう。

今、ある程度の年齢を経て
田舎で暮らすことを選択する人も
少なくないと聞いている。
暮らしに、時間に余裕ができたら、
人間は、そういう都市にないものを
求めるのかもしれない。

さて、ゆっくり歩いて二本松橋まで
1時間半。途中、公園で足を取られていたり、
のそのそしていたので、
まぁ普通に歩いて、1時間というところか。
もう10時半を回ったところなので、
そろそろ塘路駅に戻る。

戻る途中、奈良がお好きな例の男性とすれ違った。
この釧路湿原では、コッタロ湿原が
お気に入りということで、
これから向かわれるようだ。

まぁ、コッタロまで行かず、
二本松で引き返したことで、
もったいないという表情を一瞬されたように、
見受けられたが、それは次の機会のお楽しみ
ということで。

待ち合わせ時間が迫っていると、
いてもたってもいられず、
早く出すぎるという癖があるのだが、
今回もそうだったようだ。
歩くことだけに専念していたら、
1時間もかからず、塘路駅に早く着きすぎた。

仕方ないので、周囲をうろうろ。
そうすると、エゾシカ公園なるものが。
さっき、進入に失敗した公園の脇に、
エゾシカがいたのだ。

自分でエサを取る必要もないからか、
非常にのんびりしていて、
眠くて眠くてしかたがないようだった。
何をしても近づいてこない。

いい加減動きの鈍いシカの相手するのも疲れ、
缶コーヒーでも飲んで暖まる。
そこで、このダジャレ。
う〜ん。暖まろうとしているときに、
このダジャレは…(笑)

そんな缶コーヒーを飲みつつ、
網走行きの電車に乗り、
一駅行った先の茅沼駅で降りる。

この駅が、タンチョウの来る駅として
知られているのには、わけがある。
今は無人のこの駅、かつて駅長がいたとき、
この駅長が餌付けしていたそうだ。
それで、この茅沼駅にタンチョウが
来るようになったそうな。
それで、今は地域の方がえさをやっているらしい。

なるほど。そのような方のおかげで、
こうしてツルツアーでタンチョウを見れなくても、
こうして野生のタンチョウを見ることができるのだ。
感謝、感謝だ。

ただ、このタンチョウさま、
塘路のペアレントさんのはなしでは、
この辺では一番エライ動物なのだそうだ。
それもそのはず、タンチョウは特別天然記念物だ。
ただの天然記念物ではない。「特別」なのだ。

ちょっとネットでこの特別天然記念物を
調べてみると、建造物などでよく指定されている
重要文化財と国宝の関係が、
天然記念物と特別天然記念物の関係に相当するという。
ということは…
タンチョウさまは国宝みたいなものなのだ。
そりゃぁ、エライはずである。

そんなタンチョウさま、やはり扱いのレベルが違う。
塘路から茅沼へ行く際、
途中で列車が止まり、汽笛が何度も鳴った。
これは、タンチョウが線路上で立ち止まったいたため、
一旦列車が止まり、汽笛を鳴らして
どいて下さい、と知らせているのだ。

間違っても、運転手が降りて
無理やりどかせる、なんていうことはしてはいけない。
万が一にでも、列車で引いてしまったら…
どうなるかわからない。
観光客ももちろん、驚かせたり、
追いかけたりしてはいけない。

汽笛が鳴っても、いつものことか、
タンチョウさまは、のんきなもので、
はいはい、どきゃぁいいんでしょ、
といわんばかりに、ゆったり歩いて、
線路外に出てくださったのだ(笑)

駅では、さらに三羽のタンチョウと出会えた。
うち一羽は、また線路の上にいる。


よほど線路の上に何かいいものが落ちているのだろうか?

あとの二羽は、夫婦なのか
互いに羽を広げて踊っているように見えた。
ここは、動画で取ればよかったのだが、
思わぬデジカメの設定ミス!
動画を撮ったつもりが静止画だった。
もったいない…

さて、また帰りにもタンチョウさまに
出会えることを祈って
駅を後にし、「憩の家 かや沼」へ。
ここでは天然温泉に入れる。
雪を眺めながらの露天風呂は最高である。
駅から少し歩かないといけないが、
入浴料400円とかなり良心的。
しかもあらかじめ連絡を入れておけば、
茅沼駅からの無料送迎バスにも
乗せてもらえる。

さて、実際露天風呂に入ると、
アルカリ性の温泉で少し塩気がある。
実は、塘路でも掘ってみれば、
似た種類の温泉が湧くはずなのだが、
淡水の塘路湖があって、塘路湖で
漁業を行う関係で、アルカリ性の温泉は
掘れないのだった。

それはともかく、白銀の世界を眼前に
ゆったりとくつろぐ温泉は、いいものだ。
それに浴槽はヒノキでできていて、
とてもいい香りがする。
露天風呂とヒノキの香り、眼前の白銀の湿原で
あまりに心地よさにとろけて眠ってしまいそうだ。

手の届く範囲に、雪があるので
手や足に雪をつけて、一旦冷やしてから
温泉に浸かるとなおさらいい。
手足に血液がぐるぐると巡り、
体の中から、熱くなってくる。

もっと入っていたいのだが、
温泉好きですぐにのぼせるということもあり、
30分くらいで温泉からあがる。
湯上りの昼飯は、ワカサギ定食。

ワカサギなんて、自分で氷に穴を開けて
釣って食わなきゃ、美味くねぇ、
とも言われそうだが…

さて、温泉に入り、腹ごしらえもしたところで、
「憩の家かや沼」の専用車で、駅まで送ってもらう。
列車の到着時間よりも、やや早めに
到着するところがニクい。
その時間だけ、またタンチョウさまの観察ができるのだ。

いたいた。
さっきのタンチョウさまかどうかはわからないが、
一羽だけいた。また、線路付近だ…
いつも給餌があの辺りなのだろうか?

案の定、列車が来て乗り込んだのだが、
また汽笛を鳴らして、どいて頂くことに。
その瞬間を間近で撮ることができた。
優雅に線路から去っていくタンチョウさまを
ぜひ、ご覧頂きたい。

茅沼からはもう釧路に戻るだけである。
その途中、エゾシカに何度も出会った。
エゾシカに対しては、汽笛は鳴らしても、
列車は通らない。

 コラァ、どかんかい!

てな勢いで列車は走り続ける。
そんな扱いにエゾシカも慣れており、
一目散に逃げていく。

途中、塘路でユースで一緒だった
方々と再会した。
ツルツアーに行かれた女性に、
写真を見せてもらうとその数がすごい。
何十羽というタンチョウが、群れを成している。
その迫力も圧巻だったことだろう。
見たかったなぁ…

塘路に着いた後、奈良好きの男性の勧めで
ツルツアーに参加した好奇心旺盛の女性と三人で
釧路ステーション画廊」にも寄ってみた。
JR釧路駅の駅舎の中にあって、
なんでも駅の中に画廊を設けた
最初のケースであるらしい。

中では、地元の画家で湿原をずっと書いている
佐々木榮松(えいしょう)画伯の
絵画が展示してある。

ここで受付をされている女性と
この画廊を教えてくださった
奈良好きの男性はお知り合いのようだった。

そうとう何度も釧路に来ているのか、
塘路のユースのペアレントさんとも
親しく話をしていたし、
釧路では、意外な(?)有名人なのかも…。

一応、一通り見せていただいたのだが、
どうにもある画の前で立ち止まってしまう。
それが、「鶴眠る 夜の湿原」
という作品だ。

とても幻想的で、もっとも自分が好きな
吸い込まれそうな深い蒼の世界の中に
タンチョウの群れが眠っている。
一目でこの作品を気に入ってしまった。

画を見たときに、必ず買うのが絵葉書。
気に入った画を、何度も見返すのには、
欠かせない。

気に入った絵葉書はまとめて買ったり、
いろんな絵葉書を買ったりする二人をよそに
自分は、先ほどの「鶴眠る 夜の湿原」
だけを1枚買った。

それほど、この画はずっと自分の心を捉えて離さない。
レンブラントの絵が好きで、
展覧会で買った絵葉書をずっと、
フォトスタンドに入れていたのだが、
今では、この「鶴眠る 夜の湿原」に
取って代わられてしまっている。

さて、祝日の今日(1/12)に帰る自分とツルツアーの女性は、
ここで奈良好きの男性と別れた。
ここまで結構話をしておきながら、
名前すら、お聞きしなかったのわけで、
ここに来て始めて、その話になった。
Sさんとおっしゃっるとのこと。

さて、われわれ今日に東京帰る組は、
釧路空港までのバスに乗らないといけない。
釧路には、「MOO」というショッピングセンターもあるのだが、
どうやら今回は、そちらには行けそうもない。

釧路空港行きのバス停のほうへ向かおうとすると、
そこには、18きっぷを活用して来られていた
ユースで出会った方もいて、
三人でバスを待った。

ここでもまた、そういやお名前、
聞いてなかったですよね…
ということで、自己紹介。
好奇心旺盛の女性は、Kさん、
18きっぷで来られた方は、Hさんとおっしゃる。

Hさんは、かなりノープランで今回来られているそうで、
(ぉいぉい、ノープランって内Pの見すぎ?)
飛行機のチケットを取っていないらしい。
確かに、18きっぷの旅は無計画だから、
面白いわけだが。

でも、釧路空港から出る飛行機が
満席になるということも考えにくいし、
何とかなるだろう。

ひとしきりバスで世間話というか、
各自の仕事のこととか、
旅行のこととか話しているうちに、
釧路空港に着いた。
意外と大き目の空港でビックリ。

と、バスを出るとチケットのないHさんが
一目散にチケットを買いに出て行く。
そして、Kさんは…出てこない。
おかしいなと停留所前で待っていると、
バスの切符がないって、
あちらこちら探していた。

最終的には、あってよかったものの、
よく自分もそういうことするんだよな〜
と人ごとのようには思えなかった。

さて、懸案のチケットであるが、
なんと、ANAは満席ではないか!
え〜っ、ヤバいんじゃないの?

と、隣を見るとJALの最終便は残っているので、
とりあえず東京には戻れるようだった。
満席のANAもキャンセル待ち状態で、
空きが出る見込みなのだとか。
それで、なんとかANAのチケットゲット。
いやぁ、めでたしめでたし。

とはいえ、この飛行機で東京で戻るのだ。
実家の大阪へ帰るときもそうだが、
東京に帰るとなるときが重い。

あ〜、何かの間違いで欠航しないかなぁ
とか、別の場所に緊急着陸とかないかなぁとか、
たまたま席が前と後ろで近かった、
Kさんと往生際の悪い会話をしつつ、着席した。

1時間とちょっとでももう羽田である。
飛行機はやっぱりすごいや。

羽田では、預けた手荷物のあるKさんと
途中で別れ、帰宅した。

北海道、ありがとう。また来ます。
こんなおいしい出張なら、毎週でも行きますが、
どうでしょうか(アホ)


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