さて、つぎはIBMのブース。高校からの友人が、めちゃくちゃIBMびいきで、
パソコン何がいいかと聞くと、必ずThinkPadを薦めてきます(笑)
彼の会社では、IBMを使っているらしいので
会社で使い慣れたパソコンだからなんでしょね。というように、けっこう固定ユーザーのつきやすいIBMは、
けっこう地味なブースでした。
他のメーカーが派手な演出を舞台で
したりしているのと比べると、
IBMらしさなのか、ビジネスライクなプレゼンテーション、
という感じです。内容は、IBMが力を入れている無線LANを駆使した
「ワイヤレス・ブロードバンド」
と、これまたひそかに力を入れている
「ITry ver2.0」。前者のワイヤレスブロードバンドは、
ご承知のとおり、ADSLやCATV、光ファイバーなどを使った
ブロードバンドインターネットを
アクセスポイントというものを使って、
無線でやっちゃおう、というもの。
これがそのゾーンです。つまり、ADSLの場合だと、モジュラージャックから
アクセスポイントまでが
有線、そこからパソコンまでが無線という形になって、
部屋のどこでもインターネットができますよ、
というのがウリなんですよね。今チェーン店の喫茶店や、空港などで、
ワイヤレスのインターネットカフェが試験的に、
しているところがありますけど、
そーゆーところは大抵、IBMが技術協力してますね。ワイヤレスかぁ。
どんどんすごくなるよだけど、
来年読み直すと、何をあたりまえのことゆーとんねん!
とか言ってるんでしょっかね。で、お次が「ITry」。
これは、IBMがご年配の方や障害を持った方に「も」、
パソコンをどうにか快適に使ってもらおうということで、
専門のプロジェクトチームを結成し、
取り組んだひとつの結果が「ITry」なんですよね。
その説明がこちら↓アイコンをクリックするだけで、
デスクトップのアイコンや文字が拡大されるだけでなく、
アプリケーションのウインドウを拡大したりできます。
たぶんこれは、ITry1.0からの反省でしょうね。というのは、やっぱでWebページを見る際、
スタイルシートとかの関係で、
文字が大きくならないページがいっぱいあるんですよね。
基本的にITryは、画面などのプロパティを使えば、
手動でいくらでも設定できる項目を、
簡単にやっちゃおう、というものなんで、
IEの文字のサイズ変更で無理なら、
どうしようもなかったわけです。IBMは、Lycosと組んで、見る人に最適な文字の大きさや
コントラストを実現するページを試作していますよね。
でも、それよりアプリの画面を拡大する方が、
すぐにできることなので、「とりあえずは」
これを採用したのでしょう。そうそう、先ほどご年配の方や障害を持った方に「も」、
と「も」に括弧をつけたのは、
単なるバリアフリーではない、ということ。
つまり、障害を持った方や高齢者の方に
優しいインターフェースを追求した結果、
その他の人が使いにくいのでは、やはり問題。
そーじゃなくて、出来るだけ多くの人が使いやすいように
という意図の元で開発を進めている。
大事なことですよね。地道だけど、企業ってこういうの避けようとするような
イメージがあったんですけど、
かなり本気みたいですね。
たぶん、こういうの後になって、
評価されてから、他のメーカーがまねっこするんだろうな。