My favorite ピアノ曲
フィンランドの作曲家というと、誰を思い浮かべるでしょうか・・・?
やはりJ・シベリウスでしょう。
シベリウスは、壮大で重厚な交響詩や交響曲を書く傍ら、
ピアノ曲も数多く残しています。
その大半は、フィンランドの美しい情景を小さな叙事詩のように
描いた小品ばかりです。
ここで紹介するH・カスキ、S・パルムグレン、O・メリカント、
T・クーラ、E・メラルティンの曲は、シベリウスの交響曲のような
大きな作品としては成功に至らなかったけれど、
フィンランドの森・湖・風・光を描いた小品は、今でも愛されています
フィンランドでの1800年〜1900年代の曲の多くは
ロマン派・印象派の影響を受け、それらに自然豊かな風土色が
加わり、フィンランド独特の透明感のある美しい叙情豊かな曲に
仕上がっています。
そんなフィンランドの美しいピアノ曲を
私の独断ですが、四季別に分けて紹介します♪
Spring | Summer |
泉のほとりの妖精 op19−2(H・カスキ) 野の小川にて op32−2 (H・カスキ) バラの花園の乙女 op24−1(H・カスキ) 夢 op19−1 (H・カスキ) ワルツ 作品34−1 (J・シベリウス) 踊りの歌 作品34−2 ( 〃 ) マズルカ 作品34−3 ( 〃 ) ピヒラヤの花咲く時op75−1 ( 〃 ) 五月の夜 作品27 (S・パルムグレン 愛らしいワルツ作品54(S・パルムグレン) 結婚行進曲 op3−2 (T・クーラ) |
夏の朝 op35−1 (H・カスキ) 夏の夜 op38-1 (H・カスキ) 激流 op48−1 (H・カスキ) 牧歌 op73-1 (O・メリカント) 夏の夜の牧歌op16−2(O・メリカント) 雨 op52−4 (E・メラルティン) 雨垂れ 作品54 (S・パルムグレン) 春・夏の曲はかわいらしい曲、 美しい響きの曲が多くフィンランド の短く控えめな、けれども 生命にあふれた緑の息吹を感じる♪ |
Autumn | Winter |
秋の歌 op21−2 (H・カスキ) 夜の海辺にて op−34−1 (H・カスキ) とんぼ op27−3 (S・パルムグレン) 海 op17−3 (S・パルムグレン) 月の光 op54−3 (S・パルムグレン) ワルツ・レント (O・メリカント) 小さなガボット op3−2 (T・クーラ) ロマンティックな情景 作品101−5 (J・シベリウス) |
即興曲 op5−5 (J・シベリウス) 樅ノ木 op75−5 (J・シベリウス) カプリース 作品24−3 (J・シベリウス) 星のまたたく op72−5 (S・パルムグレン) 粉雪 op57−2 (S・パルムグレン) 地に平和 op102-2 (s・パルムグレン) 光に向かい op102-2 (s・パルムグレン) 秋・冬の曲は、哀愁のあるメ ロディーがどこかなつかしい。 カスキの「夜の海辺にて」・パルムグ レンの「粉雪」「とんぼ」・クーラの 「小さなガボット」はどこか日本の風 景と重なる。 メリカントの「ワルツレント」は 何年か前、コーヒーCMに使われてい ました。 |
まだまだ紹介したい曲はたくさんあるのですが
まずは、分かりやすい曲、特に題名と曲のイメージが
合っているものを紹介してみました
これらの曲が収録されているCD
♪ 夜の海辺にて〜カスキ作品集 ピアノ舘野泉 ♪ 春の組曲〜パルムグレン中期小品集 ピアノ舘野泉 ♪ メリカントピアノ小品集 ピアノ舘野泉 ♪ シベリウスピアノ小品集 ピアノ舘野泉 ♪ フィンランドピアノ名曲コレクション2枚組み ピアノ舘野泉 ♪ PIANO PIECES FROM FINRAND ピアノ鈴木美奈子 ♪ シベリウス樹・花の組曲 ピアノ リスト・ラウリアラ ♪ シベリウス珠玉のピアノ小曲集 ピアノ ヴィータ・サロ 最近一番のお気に入りは♪ アイノラ抒情曲集〜吉松隆の風景 ピアノ舘野泉 平原あゆみ アイノラ抒情曲集〜左手のための作品95(全7曲) 4つの小さな夢の歌〜三手のための この2つの作品はフィンランド情緒たっぷりの 美しく愛らしい曲がたくさん♪ フィンランドと言ったら舘野さん、シベリウスにあこがれて 作曲家になったと言う吉松さんとのフィンランドに対する 思いが、そして音色がピッタリ合ったCDです。 その他、プレイアデス舞曲W作品50 ゴーシュ舞曲集〜左手のための作品96 3つの聖歌〜左手のための 子守歌(2003)〜三手のための |