会社を辞めて、自分の会社を興し、軌道に載せるまでの紆余曲折を綴ったページ
Point 1. 円満退社するために

起業するために会社を辞める時、もっとも大切なことは円満退社をすることです。

出身会社と敵対することには、何のメリットもありません。
道義的にも、そして実利的にも、円満退社が可能であるなら、そうするよう努力するべきです。

「会社を興す」の最初のポイントとして、「円満退社をする」について考えたいと思います。
Step 2. 辞表を出す

口頭で退職の了解をもらったら、辞表を出します。
いつ辞表を出すかは、上司の指示に従います。
上司にも立場があります。部下の退職が上司のマイナスにならないように配慮することが必要です。

指定された日に、辞表を提出しましょう。
Step 1. 会社に辞意を伝える

会社に辞意を伝える場合、注意するのはタイミングです。円満退社を目指すからには、会社に迷惑をかけないタイミングで、
辞意を伝える必要があります。

人事異動や組織変更計画を察知して、自分が計画の中に入らないように注意します。
計画の中に入りそうだったら、決定する前に上司に内密に話す方が良い場合もあります。

逆に早く話しすぎると、残りの仕事がやりづらくなることがありますので、細心の注意を払う必要があります。
話す時期だと思ったら、上司にアポイントメントを取っておいて、二人きりで話しましょう。

突然、上司の所に行って辞意を表明することは止めましょう。

注意すべきポイント 就業規則を遵守し、倫理を守る

起業を考えるからには、やろうとしているビジネスが成功する確率について、十分検討する必要があります。
人的ネットワークを使って、情報の収集や、実験や検証をしなければなりません。

この段階で、最も重要なのは、就業規則と従業員としての倫理を守ることです。
就業時間中は、会社での業務に専念しましょう。

次の仕事に関することは、就業時間外や休日を使って行います。
これは、会社にばれる、ばれないの問題ではありません。
起業家を目指すにあたっては、倫理を守らなければ、長期的には成功できません。


成功の第一歩は、この時点で始まっています。

Step 3. 仕事の引継ぎと退職挨拶

仕事の引継ぎは、誠心誠意で行います。
引き継ぐ相手によっては、「退職する者の意見などに」聞く耳を持ってくれない場合もありますが、
自分が居なくなってから、会社が困らないように、自分の持っている情報は全て伝えましょう。

退職の挨拶は、いつから始めるかが重要です。
上司に意見を聞いて、いつからオープンにして良いかを確認してからにしましょう。

退職の挨拶は、親しかった人から始めます。
話す方も気が楽だし、正直な反応が返ってきますから、後悔の念にかられることがないからです。
「それは良かったね」という反応は、「自分の決意は正しかった」と思わせてくれ、非常に心強いものです。

挨拶を始めたら、あまり期間をかけずに伝えるべき人、全員に伝えましょう。

勤務最終日には、時間をかけて、「退職挨拶と在職期間中の厚情に感謝」して回りましょう。

最終勤務が終了したら、いよいよ「自分の会社を興す」段階になります。

1.円満退社するために
2.順調なスタートのために
3.効率よく手続きするために
4.軌道に乗せるために