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書名
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著者
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読了月
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1
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小説 上杉鷹山 | 童門冬二 | 1998.1. |
2
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吉田松陰 | 山岡荘八 | 1998.12. |
3
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空気の研究 | 山本七平 | 2001.7. |
4
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鉄道員 ぽっぽや | 浅田次郎 | 2000.6. |
5
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連鎖 | 真保裕一 | 1999.11. |
2001.11.
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ジム・ストーヴァル | |
2001.10.
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喰代栄一 | |
2001.9.
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テリー・ケイ | |
2001.8.
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井上ひさし | |
2001.7.
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密告
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真保裕一 |
李歐と吉田一彰の奇妙な友情(愛情?)を中心にして、
このストーリーは展開していきます。
ある時に一度交叉して、別れた二人の人生が、
自分が原因で関わった人達による、
というよりも、個人のレベルでは抗いようのない、
大きな流れに翻弄されて、
再会するまでを、吉田一彰の心の流れを中心に
描き出しています。
この本を今月の一冊にしたのは、
様々な出来事に遭遇したときの主人公の心の動きを、
実に見事に描き出しているからです。
高村薫さんは、推理サスペンス作家といわれていますが
そんな枠に収めるには、勿体ないほどの
感受性と描写力を持った作家だと思います。