2001.8.
柳田国男の「遠野物語」をもとにして、井上ひさしが新しい解釈で書いた本です。
井上ひさしらしい「遠野物語」になっていて、楽しませてもらいました。

落語ファンの私には、第1話の「鍋の中」が、「饅頭こわい」とだぶりました。一番気に入ったのは、「笛吹峠の話売り」です。
楽しく、あっという間に読める本なので、夏休みの空き時間に読んでみてはいかがでしょうか 
新釈 遠野物語  井上ひさし著
2001.9.
白い犬とワルツを  テリー・ケイ著
解釈には、「白い犬は亡くなった奥さんとの結婚生活の
化身として描かれている。」とあります。

私には、この小説はこんな風に読めました。
人には、何か自分を支えてくれる、精神的支柱が必要だ。
それが他の人の場合もあるし、動物の場合もあるし、
ものの場合もある。
サムにとっては、それは子供達ではなく、白い犬だった。
そしてその白い犬は、亡くなった奥さんの(若い頃の)化身
だったに違いない。
こんな人生は、どうですか?

読んだ後、心が温かくなる、いい本でした。 
究極の贈り物   ジム・ストーヴァル

2001.11.

シェルドレイクの仮説についての本。

世の中の全てのものは、過去の出来事の影響を受けている。
科学では説明できない現象を、
具体的な事例をもとに、わかりやすく説明しています。

世の中のブームといわれるものや、
風評が影響を持つといった現象も、
この「過去との共鳴」によるものかもしれません

2001.10.

なぜそれは起こるのか 喰代 栄一著

若い人、中高年、みんなに読んで欲しいと思う本
今の世の中が必要としている本です。
我々が、持ち続けていたいもの12個

1. 「働くこと」の喜び
2. 「お金」の価値感
3. 「真の友情」の原則
4. 「学ぶこと」の尊さ
5. 「人生の試練」の意味
6. 「家族」の本当の姿
7. 「ユーモア」の役割
8. 「夢を抱くこと」の大切さ
9. 「与える喜び」のすばらしさ
10.「感謝の心」を持つ意識
11.「人生最後の日」についての考え
12.「愛情」の恩恵

お正月に、今年の抱負を考える前に、もう一度読み直す予定です。