古典棋譜鑑賞 秀策06

06弘化3年10月14日 1846 先 桑原 秀策 本因坊 秀和 黒6目勝 秀策流を完成させた秀和との17番碁の第1局
3度目の江戸へついた秀策は5段に昇進し、秀和との「秀策鍛錬シリーズ」として、秀和との17連戦を打った。結果は、秀策の先の手合いながら、秀策の13勝4敗と圧倒的な勝を得る。このシリーズで秀策は、秀策流の布石をあくことなく試み、秀和もつとめてこれを避けず、迎え撃って打破に苦心している。かくして、先番不敗を目指す秀策流は、秀和という最高の協力者を得て、この時期に完成した。本局は、その第1局である。
smile_aceがまず棋譜を見て感じたことを左の碁盤の下の余白に表示してみました。>(前進)や<(後退)で動かして下さい。
そして、「日本囲碁大系 第15巻 秀策 解説 石田芳夫」を参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。
左の碁盤では変化図を表示することが出来ないので、変化図や石田九段の解説を見る為に、出来るだけPocketGobanで鑑賞ファィルを見ることをお薦めします。

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古典棋譜鑑賞 秀策07

07弘化4年2月13日 1847 2子 桑原 秀策 本因坊 丈和 打掛 現存する丈和との唯一の棋譜
横綱千代の富士が入幕間もない貴ノ花に寄り倒しで破れた時、自分の後継者は貴ノ花(後の横綱貴乃花)だと思って引退したという話があった。本因坊丈和も秀策を見て「これまさに150年來の碁豪にして、わが門風、これより大いに揚がらん。」と言ったという。150年來とは碁聖道策以来ということで、自分の後継者だと思ったことだろう。丈和・秀策の碁は現存する棋譜としては本局のみだそうで、貴重な棋譜ということになる。本局は二子局で手合い違いなのだが、双方の全盛期が一致していて番碁が実現したら素晴らしいと思う。
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古典棋譜鑑賞 秀策08

08弘化4年2月17日 1847 先 桑原 秀策 本因坊 秀和 黒中押勝 秀策流を完成させた秀和との17連戦の第5局
黒1、3、5と相次いで三角の小目を占め、白6の掛かりに黒7とコスむ。いわば、純正秀策流の碁。黒7は姿勢を高め、白からの趣向の余地を制限する。
「今後どれほど碁の技法が進歩しようとも、19路の盤である限り、このコスミが悪手になることはあり得ない。」秀策はこう断言したと言われる。
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古典棋譜鑑賞 秀策09

09弘化4年7月13日 1847 先 桑原 秀策 本因坊 秀和 黒1目勝 秀策流を完成させた秀和との17連戦の第9局
8局まで秀策の7勝1敗なので、通常なら手合いが変わって、先相先になるところだが、秀策は師に黒を持って打ってもらうということは出来ず、秀策の先で打たれた。
本局は黒が辛勝(コミ碁なら負け)だが、その原因をsmile_aceなりに考えた。その黒の疑問手は黒57、黒109で、石田九段の解説では、黒57は疑問手、黒109は当然の手ということで、一勝一敗。黒57の方はコウの大きさを認識しにくいところがあり、左下の黒の生きがはっきりしないところからの判断なので、まぐれというところではあるが、やはり、少し気分が良い。
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古典棋譜鑑賞 秀策10

10弘化4年9月3日 1847 先 桑原 秀策 本因坊 秀和 黒中押勝 秀策流を完成させた秀和との17連戦の第15局
秀策流を完成させた秀和との17連戦は全て秀策の先で打たれ、秀策の13勝4敗であった。コミ碁という意識はなかったろうから、単純に現在の6.5目のコミを当てはめることは妥当ではないけれど、仮に当てはめると秀策の9勝8敗になる。 最後の5局では秀策の4勝1敗になっているのは秀策流の完成を示しているような感じがする。
本局は、「力の秀策」が良く出ている。バランス感覚に勝れているところに特徴がある秀策も力が強いことを示している。バランスを重視すると言っても、譲歩をしていたのでは勝てないのだから、戦う姿勢は必要であることを示すものなのだろう。

本局は右下の攻め合いの変化についての石田九段の解説に不十分なところがあり、smile_aceとして補足したつもりではあるが、充分な自信があるものではない。ご覧になった方で、ご意見があったら、より正確な補足にしたいと思いますので、是非教えて下さい。
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