11 | 文化12年3月27日 | 1815 | 先 葛野 丈和 | 本因坊 元丈 | 油の乗り切った41歳打ち盛りの八段元丈、29歳五段丈和の対局 | A | ||
元丈と丈和は6年前(文化6年)に2子で4局の遺譜があり、丈和全勝している。ただちに先二へと手合いが変わったものと思われるが、以後の遺譜は打ちかけが多く、定先に進んだ時期は不明。油の乗り切った41歳打ち盛りの八段元丈、29歳五段丈和の対局。 |
smile_aceがまず棋譜を見て感じたことを左の碁盤の下の余白に表示してみました。>(前進)や<(後退)で動かして下さい。 この碁は、 日本囲碁大系 第10巻 丈和 解説 藤沢秀行九段 に棋譜と解説があり、それを参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。 PocketGobanでご覧下さい。 左の碁盤では変化図を表示することが出来ないので、出来るだけPocketGobanで鑑賞ファィルを見ることをお薦めします。 smile_aceの感想はプロの解説を見る前と見た後にあり、どちらか分かる様にしています。 両方見ると、smile_aceの棋力が分かるかも知れません。 ***smile_ace感想 プロの評を見る前の感想です。 ***smile_aceコメント プロの評を見た後の感想です。 ご意見、ご質問等を是非 棋譜鑑賞の情報交換の掲示板 に残して下さい。必ず返事をします。 注.コメントにある 安永一さんは故人ですが、囲碁界では有名なアマでした。藤沢九段が安永さんのコメントを引用するのだから、すごいアマだった訳です。 |
12 | 文化13年1月24日 | 1816 | 先 葛野 丈和 | 服部 因淑 | 丈和より16歳年長、当時の長老格で実力派の因淑との先相先の先番の碁 | B | ||
丈和はめっぽう攻撃力の強い碁だが、その攻めは決して単調ではなく、一方的に攻め倒すこともあるが、深追いはせず、途中でさっと切り上げ、地の碁に切り替えたりする。感覚が柔らかく、大局観に明るい。力碁と言われているが、攻めの力、サバキとシノギの力、大勢判断の力も非常に勝れている。この碁の攻めは秀策、或は若い頃の大竹英雄の様な攻めで、緩やかに攻めている様に見えても、ずっしりと響く攻めである。 |
smile_aceがまず棋譜を見て感じたことを左の碁盤の下の余白に表示してみました。>(前進)や<(後退)で動かして下さい。 この碁は、 囲碁古典名局選集 剛腕丈和 解説 高木祥一九段 に棋譜と解説があり、それを参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。 PocketGobanでご覧下さい。 左の碁盤では変化図を表示することが出来ないので、出来るだけPocketGobanで鑑賞ファィルを見ることをお薦めします。 smile_aceの感想はプロの解説を見る前と見た後にあり、どちらか分かる様にしています。 両方見ると、smile_aceの棋力が分かるかも知れません。 ***smile_ace感想 プロの評を見る前の感想です。 ***smile_aceコメント プロの評を見た後の感想です。 ご意見、ご質問等を是非 棋譜鑑賞の情報交換の掲示板 に残して下さい。必ず返事をします。 |
13 | 文化13年8月27日 | 1816 | 先 葛野 丈和 | 互先 山本 道佐 | 本因坊跡目と見られた奥貫智策と互先11局を打ち分けにした浜松出身山本道佐との対局 | A | ||
家元での本修行が無かったという点では道佐はアマ。アマながら「浜松の源吉」と恐れられるだけあって、さすがの丈和も苦戦を強いられている。しかし、力だけに頼らず全局を見る丈和の芸の幅の広さが本局の勝利を呼んだ。 道佐も坊門の一員として、智策亡き後のホープ丈和の力を、とことん確かめて見たい気分があったのだろう。丈和と真正面から戦い、力では負けなかった。 道佐54歳、息子ほどの丈和に対し、真正面から戦いを売って出る元気は素晴らしい。この碁から9年後に没したが、その時、元丈は道佐に6段を追贈している。 尚、先に採録した長坂猪之助との棋譜は浜松の山本家に秘蔵されていたという。 |
smile_aceがまず棋譜を見て感じたことを左の碁盤の下の余白に表示してみました。その感想は結構見当外れで笑えます。どんなところが見当外れなのかは、鑑賞ファィルを見ると分かります。 >(前進)や<(後退)で動かして下さい。 この碁は、 日本囲碁大系 第10巻 丈和 解説 藤沢秀行九段 に棋譜と解説があり、それを参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。 PocketGobanでご覧下さい。 左の碁盤では変化図を表示することが出来ないので、出来るだけPocketGobanで鑑賞ファィルを見ることをお薦めします。 smile_aceの感想はプロの解説を見る前と見た後にあり、どちらか分かる様にしています。 両方見ると、smile_aceの棋力が分かるかも知れません。 ***smile_ace感想 プロの評を見る前の感想です。 ***smile_aceコメント プロの評を見た後の感想です。 ご意見、ご質問等を是非 棋譜鑑賞の情報交換の掲示板 に残して下さい。必ず返事をします。 |
14 | 文化14年4月12日 | 1817 | 先 葛野 丈和 | 本因坊 元丈 | 丈和31歳、本因坊跡目となる2年前の対局。黒1目勝ちの白の名局。 | B | ||
元丈との師弟対局は17局あって、丈和の9勝8打掛と、一度も負けていない。段位、対局の手合い割りより、実力がずっと上であったということで、一流棋士の青年時代にはよくある現象である。 この碁は古くから元丈の名局とされ、信州松代藩士関山仙太夫(終生初段、実力5段)の評に「白の打ち方、大いに妙なり。かくの如く打たれて負けざりしは、黒もまた妙なり。」とある。双方妙技発揮して黒1目勝ち。 |
smile_aceがまず棋譜を見て感じたことを左の碁盤の下の余白に表示してみました。>(前進)や<(後退)で動かして下さい。 この碁は、 囲碁古典名局選集 剛腕丈和 解説 高木祥一九段 に棋譜と解説があり、それを参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。 PocketGobanでご覧下さい。 左の碁盤では変化図を表示することが出来ないので、出来るだけPocketGobanで鑑賞ファィルを見ることをお薦めします。 smile_aceの感想はプロの解説を見る前と見た後にあり、どちらか分かる様にしています。 両方見ると、smile_aceの棋力が分かるかも知れません。 ***smile_ace感想 プロの評を見る前の感想です。 ***smile_aceコメント プロの評を見た後の感想です。 ご意見、ご質問等を是非 棋譜鑑賞の情報交換の掲示板 に残して下さい。必ず返事をします。 |
15 | 文政元年6月29日 | 1818 | 先 服部 立徹 | 葛野 丈和 | 丈和32歳、立徹21歳。両者の対局は、世間の耳目を集め、気楽に打てなくなって対局が激減している。 | A | ||
丈和32歳、立徹21歳。4年前に関山仙太夫が「丈和は半名人(8段)ほどにならん。立徹は強6段の業あるべし。」と評した。両者の対局は、世間の耳目を集め、気楽に打てなくなって対局が激減している。 この碁は収録した碁の中では、丈和が本因坊跡目となる前の最終譜で、 立徹の力を存分に発揮した黒の名局である。 碁の内容では白146のツケがプロらしさを感じさせてくれる手で印象に残った。 |
smile_aceがまず棋譜を見て感じたことを左の碁盤の下の余白に表示してみました。>(前進)や<(後退)で動かして下さい。 この碁は、 日本囲碁大系 第10巻 丈和 解説 藤沢秀行九段 に棋譜と解説があり、それを参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。 PocketGobanでご覧下さい。 左の碁盤では変化図を表示することが出来ないので、出来るだけPocketGobanで鑑賞ファィルを見ることをお薦めします。 smile_aceの感想はプロの解説を見る前と見た後にあり、どちらか分かる様にしています。 両方見ると、smile_aceの棋力が分かるかも知れません。 ***smile_ace感想 プロの評を見る前の感想です。 ***smile_aceコメント プロの評を見た後の感想です。 ご意見、ご質問等を是非 棋譜鑑賞の情報交換の掲示板 に残して下さい。必ず返事をします。 |