古典棋譜鑑賞 道策

11寛文9年10月14日 1669 先 安井 知哲 本因坊 道策 白4目 右上へのコウダテから参考になる変化が出来た碁
<本局の特徴>
右上のカケ定石から、カケた側の死活の形が参考になった。
また、知哲がいろいろミスをしたにも拘わらず、最後まで頑張って4目負け。棋譜はないものの知哲のヨセの上手さを思わせる碁です。
smile_aceがまず棋譜を見て感じたことを左の碁盤の下の余白に表示してみました。>(前進)や<(後退)で動かして下さい。

そして、
  「日本囲碁大系 第3巻 道策 解説 呉清源九段」
を参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。

左の碁盤では変化図を表示することが出来ないので、変化図や詳細な解説を見る為に、出来るだけPocketGobanで鑑賞ファィルを見ることをお薦めします。

smile_aceの感想は九段の解説を見る前と見た後にあり、どちらか分かる様にしています。 両方見ると、smile_aceの棋力が分かるかも知れません。
 「***smile_ace感想」は九段の解説を見る前の感想です。
 「***smile_aceコメント」は九段の解説を見た後の意見です。

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古典棋譜鑑賞 道策

12寛文10年3月17日 1670 2子 菊川 友碩 本因坊 道策 菊川友碩は道策とのこの一局により囲碁史に名を残した AB
<対局の背景>

酒井九段の解説における菊川友碩
2子於いた菊川友碩は本因坊系の5段ということだけしか分かっていない。残された棋譜も本局ただ1局のみである。ポツンと現れてポツンと消えた菊川友碩だが、道策と2子の名局を残した一点において、囲碁史に名を残した。
菊川友碩の人物像と棋譜それぞれについて「日本囲碁大系3道策」「玄妙道策」にあるが、内容が異なっている。 人物像も棋譜も後の執筆の「玄妙道策」の方に信頼性があるのでそちらを紹介しました。

<本局の特徴>

本局は、黒66を始めとし、「日本囲碁大系3道策」の棋譜(99手まで表示)と、「玄妙道策」(143手まで表示)の棋譜が異なっていました。 呉九段の解説や出版時期などから「玄妙道策」(143手まで表示)の棋譜が正しいと考えられますが、棋譜登録の手順の関係で、玄妙道策の棋譜の黒66手以降を変化図で示しています。

酒井九段は本局について
本局は2子局であるが、すべての着手が感動的であり、道策の作品としては名局中の名局に入ると思う。
と評価しています。

碁神道策について
碁神道策には道策の遺譜が全て収録されているが、解説が極端に少なく、この本はあまり参考にしていなかった。しかしながら、黒104に対する解説を見てびっくりした。酒井九段の解説では黒104を見損じと断定しているのに、福井九段はちゃんと理由を指摘している。福井九段の解説に妥当性があると思う。碁神道策は他の本より新しく、それらの解説を参考にしていると思われるので、信頼性は高いものと思われる。ただ、あらを指摘するようだが、碁神道策の目次に「友碩」を誤まって「夕碩」と記している。これも第1刷なので、よくあることなのだろうか。
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そして、
  「日本囲碁大系 第3巻 道策  解説 呉清源九段」
  「囲碁古典名局選集 玄妙道策 解説 酒井猛九段」
  「碁神道策              解説 福井正明九段」
を参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。

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古典棋譜鑑賞 道策

13寛文10年8月9日 1670 先 安井 知哲 本因坊 道策 黒中押 知哲の傑作
<本局の特徴>
知哲の傑作の碁で、道策の投了はめずらしい。

関山仙太夫の評
黒打方妙なり、格段の出来と見えたり
白でコミがないのだから悪手がなくても負けることがあるかも知れないが、呉九段の解説では白の道策の疑問手は殆ど指摘がない。大先輩に敬意を表しているのであろう。
福井九段の解説には若干疑問手に触れてはいるが、では、どう打てば良かったかの記述はない。
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そして、
  「日本囲碁大系 第3巻 道策 解説 呉清源九段」
  「碁神道策              解説 福井正明九段」
を参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。

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古典棋譜鑑賞 道策

14寛文10年10月17日
 御城碁
1670 先 安井 算哲 本因坊 道策 白9目 天文学者の算哲が初手天元に打った碁
<本局の特徴>
すぐれた天文学者であった算哲が必勝確信の初手天元を打った碁で、当時はまだまだ、天元を活用する布石術は未熟であった。 この碁に破れてから算哲は初手天元は打たなくなったが、道策は白86で打ちすぎの疑問手を打っており、算哲がこれをうまく咎めていたら、その後が変わっていたかも知れない。
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  「日本囲碁大系 第3巻 道策 解説 呉清源九段」
を参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。

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15対局日不明 先 南里 与兵衛 本因坊 道策 黒中押 大先輩の南里与兵衛が初手天元で道策を破った碁
<本局の特徴>
黒が初手天元に打って、天元の石を働かせる布石をしているとは考えられない黒に対して、道策がsmile_aceでも気がつきそうな疑問手(白22、白52)を打って中押し負けした。 ただし、南里与兵衛は高齢らしく、投了しないで打っていれば白勝ちのチャンスはあったらしい。道策が老人に花を持たせたのかもしれない。
smile_aceがまず棋譜を見て感じたことを左の碁盤の下の余白に表示してみました。>(前進)や<(後退)で動かして下さい。

そして、
  「日本囲碁大系 第3巻 道策 解説 呉清源九段」
  「碁神道策              解説 福井正明九段」
を参考に変化図も加えて 鑑賞ファィル を作ってみました。

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