2005年8月の自転車ツアーのきっかけは、囲碁きっずの京都オフ会(ネット碁仲間が石を持って打つ会)でした。 オフ会だけの参加では物足りないので、市内遊覧と小浜、越前岬と裏日本を走るということにしました。 概要 (2005年8月1日〜12日、内自転車走行距離550キロ) 8月1日 浜松から国道362号線(姫街道)と国道1号線経由で、名古屋へ 2〜4日 名古屋 5日 名古屋駅まで自転車で走り、JRで京都駅へ 、市内遊覧後東山ユースホステル泊 6日 ネット碁の「きっず」オフ会参加、北山ユースホステル泊 7日 国道162号線(周山街道、堀越街道)経由で小浜へ、小浜泊 8日 国道162号線、国道8号線経由で美浜町、敦賀市から越前岬へ、越前岬泊 9日 武生市からJRで名古屋へ 10〜11日 名古屋 12日 名古屋から国道1号線、国道362号線(姫街道)で、浜松へ |
8月1日 自転車で浜松から名古屋へ | |
朝8時30分、国道362号線(姫街道)と国道1号線経由で名古屋へ。このルートだと標高差は大したことなく、105キロを走って、3時過ぎには名古屋へ到着。 | |
8月5日 JRで京都へ、京都市内を自転車で遊覧 | |
名古屋の家を7時に出て、名古屋駅まで自転車で走り、名古屋駅で袋に自転車を入れる。今回初めてワンタッチで輪を外せるタイプの自転車を使用。スタンドが袋からはみ出たり、袋への入れ方がバランス悪く、手間取る。 | |
袋から取り出して、スタートするまでに15分。楽だー。 袋に入れるのは車輪とかの処理があるので面倒、袋から出して車輪を本体に取り付けるのは簡単。 | |
京都駅の近く七条烏丸通の近くに、ヤマハ直営店があって、20年前に何回となく訪問しました。懐かしい建物です。 今は、撤退しています。 | |
渉成園という庭園が旧ヤマハ直営店の建物の北側にありました。20年前には、仕事しか目が行かなくて、長い塀があるぐらいの認識しかありませんでした。 | |
東山三条の東山ユースホステルに荷物を預けにいく途中の景色。 五条河原町近辺だったように思います。石畳の風情がなかなかのものでした。 | |
三条通りを真っ直ぐ西に走って太秦映画村に行きました。 途中、東映京都撮影所の南門の南50メートルくらいのところにあるソバ屋で昼食を取りました。案内書にこの近辺は俳優が食事をしに来るとあったので行ってみたのですが、見たような人がいました。後で店員に聞いてみると、「小野武彦」さんとのこと。帰って、ネットで調べてみました。確かにこの人でした。 | |
左上 映画村であった女性。暇そうにしていたので、一緒に撮ってもらいました。名前を聞いておくべきだったのかもしれません。後に、大女優になったりして・・・。 左 新撰組と弁慶と子供たち | |
映画村にはこんな路地があったり、銭形平治の家があったり、楽しいところでした。 銭形平治の家で写真撮ってもらいましたが手ぶれがひどく、残念でした。 | |
ここは、藩邸の一角。 | |
映画村で宮本武蔵の映画の紹介があって、一乗寺下り松へ行きたくなり、出かけました。 太秦映画村は京都の西の端、一乗寺下り松は東なので京都をぐるっと回った感じ、京都を走りたかったので、目的に適うルートでした。 市内を走って目についたのは 1.氷の旗が多い。(自分が喉が渇いていたので、でもないと思うけど・・・)白いのが好きですが、これは京都では「みぞれ」と呼び、名古屋では「せんじ」、浜松では「みぞれ」だったかな?三ケ日で「せんじ」と言っていた店がありました。 2.自転車屋さん、特に中古自転車屋さんが目につきました。 3.市役所、区役所の建物が古く質素な感じがしました。 京都の人の気質が感じられる様な気がして好感を持ちました。 | |
一乗寺下り松
上記の立札にある様に当時の松から4代目だということです。 400年経過しているのだから松1代100年なのでしょうか。 | |
武蔵の座右の銘 我れ神仏を尊んで、神仏を恃まず ちょっと見難いかも知れませんが、左の吉川英治の随筆の文章を参照して下さい。 私が詠めば 我れ故人を尊んで、その生き様に感動する というところでしょうか。 余談ですが、現代の人間がどうやったら神仏の存在を信ずることが出来るのでしょうか?信ずる人がどういう論理で信じているのか不思議です。叔父に牧師がいますが、理解出来る内容を話してくれません。 | |
宮本武蔵像と下り松の古木 | |
知恩院の山門 時間が5時近くになっており、入れませんでしたが、まあ、お参りしても意味がないと思っているので、この山門を見ただけで満足しました。 この後南禅寺に行き、寺の雰囲気だけ見てきました。 夕立に会って、近所の大邸宅の屋根付の門で雨宿りをさせてもらいました。 残念ながら、「そこの方、雨で難儀されているでしょう。家に上がって休んでいって下さい。」という台詞は聞こえて来ませんでした。 | |
夕方、22年ぶりに右の方と、7年ぶりに左の方と会いました。お二人とも、上記ヤマハ直営店で働いていた方です。 京都というと、このお二人を思い出します。会ってくれて嬉しかったです。 このページを見る人は、皆、私の知人ですから、右の彼女のHPも是非、覗いて下さい。ouiui、羽衣などが彼女のハンドルネームです。 | |
8月6日 京都市内遊覧とネット碁オフ会への参加 | |
三十三間堂です。場所は京都の東南。今日の目的地は北区なので、反対の方角です。やはり宮本武蔵の関係でもう一度見たいと思いました。但し、ここは修学旅行で行ったことがあるのと、三十三間堂で武蔵が戦ったというのは吉川英治の虚構の世界だそうですから、時間があったから行ったという感じです。 | |
上の写真は東(表)側、この写真は西(裏)側です。 土足で上がらないようにと注意があったので、裸足で上がったら、やっぱり叱られました。要するに上がってはいけないということらしい。建物の中の廊下はOKだけど、建物の外側の廊下はダメということの様です。 | |
吉川英治原作による映画の中で吉岡伝七郎役だったと思いますが、平幹二郎が演じています。 余談ですが、 NHK大河ドラマでは「樅の木が残った」が印象に残っている俳優です。 | |
いよいよ、ネット碁のオフ会の会場に向かいます。 タ゛イさん(なぜかダイさんではなく、タ゛イさん)お薦めの鴨川(加茂川なのかな)を走りました。前日も走りましたので、この日は川に下りた道を走りました。低くて、景色は悪いかもしれませんが、信号が無い。これって痛快です。あと、川に近いところを走るのも気持ちが良い。 | |
オフ会の1局目。19路だと1局に時間がかかるので、19路はこの1局のみでした。 相手は「いえろう」さん。 やはり、名古屋からの参加だそうです。 | |
途中経過です。最終的には、中央上部の白の一間トビを切られて白投了の図となりました。ダメヅマリの為右辺の黒は黒先で中央の黒と連絡しているのが白の誤算でした。 | |
昼食風景。 左から、いえろうさん、smile_ace(私)、まさみつさん、ふきれさんです。 御免なさい。いえろうさんは連絡が取れてなくて、このHPに掲載の許可をまだ貰っていません。 尚、まさみつさんは、このネット碁「囲碁きっず」の運営責任者です。いつもお世話になります。 | |
8月7日 京都から小浜へ | |
北山ユースホステルです。
8月だか9月だか末日でユースホステル業から撤退されるらしい。ここは少し、交通の便が悪いです。バス通りから2キロくらい坂を登らないといけないのです。私も自転車で2回登りました。ふうー。 お客さんは、日本人より外人の方が多い様です。ちょっと戸惑いがあります。 ユースホステルはなんと言っても、素泊まり3000円で、相部屋も楽しいし、今後も利用していくつもりです。 | |
国道162号線で小浜に向かうのですが、途中に仁和寺がありました。ここも、さすがに歴史があって、立派な建物です。 | |
最初のトンネルです。トンネルもたくさんくぐりました。
峠の近くにトンネルがあり、登る距離を減らしてくれています。 ちなみに、峠の数は、地図にあるだけでも7つありました。 1.御経坂峠 標高210メートル 2.笠峠 標高380メートル 3.栗尾峠 標高410メートル 近辺は周山街道 4.狭間峠 標高310メートル 5.深見峠 標高不明 6.堀越峠 標高500メートル 近辺は堀越街道 7.関峠 標高100メートル | |
栗尾峠を越えてトンネルを越えて、見晴らしの良いところに出ました。京北町が見えてきました。 | |
上の写真から下ったところ、京北町です。この近くに桂川の源流があるようです。 | |
深見トンネルです。美山町まであとわずか。ここからは、下りの爽快な走りです。 | |
美山町ナイヤガラの滝(smile_aceの命名) | |
稲が綺麗なみどりです。稲穂が垂れるのはもう少し。 | |
堀越トンネル手前の周山街道(162号線のこの辺りをそう呼ぶようです)をオートバイがやたらと走っています。 一度だけ、浜松オートレース場へ行きましたが、そこと同じ様な運転の仕方をしています。 恐くなって、どんな運転か写真に撮りました。 何枚か撮って、これは最後の車です。この車が通り過ぎて、数秒後に「キキー、ドスン」という音がしました。 どうやら、コーナーを曲がり損ねたらしいのです。人身事故になっていたら放ってはおけないので、見に行きました。この写真の人が歩いてました。「こんな風のルートを通ったのだな、参った。」とか行ってました。また、小型トラックの人がティッシュペーパーを手に、オートバイの人に近づいていました。オートバイの人は、立っているのだから、重症ではないけど、ケガをしたみたいです。 トラックにはぶつかっていないので、トラブルにはならないだろうと思って現場を去りました。 あんな運転をしていれば、また事故を起こすでしょうね。 | |
堀越峠です。ここは直ぐトンネルになっています。このツアーで最高の標高500メートルです。7つの峠を越えるのだから、合計の登りは1000メートル強でしょうか。 峠はあと一つなのでここまで来れば、大体下りが待っているということです。 | |
名田庄村に入りました。小浜市まではあとわずか。 昼食前のビールの旨いこと旨いこと。 | |
小浜湾に到着しました。 ここは、43年前、高校の卒業旅行で友達と5人くらいで来たことがあります。砂浜の湾が綺麗だったことを覚えています。 写真は、4枚程度の写真をつなぎあわせたものです。 自動にして、普通に写したのでは、それぞれ露出が違うので、縦に筋がついてしまいます。実際にこの写真も右側に縦の線がついています。左側はあまり目立ちません。 この写真は、自動だけど一定のポイントで露出を決めさせて撮りましたが、手動にすれば、もっとこの筋が目立たないように写せるかもしれないと、今考えてます。 写真の横幅は1500ピクセルと画面には納まらないサイズです。IE6.0ですと、画面に丁度良いサイズに自動縮小されますが、写真にポイントしますと、写真拡張のツールが出ますので、それをクリックすると、現寸の写真が表示されます。 | |
当日最後のトンネル阿納坂トンネルです。私の地図ではもっと上にトンネルがあった時のものでした。だから、たくさん登らないといけないと覚悟していたのですが、すぐにトンネルがあって、拍子抜けでした。 このトンネルを出たら予約した民宿がありました。ここら近辺はユースホステルはありません。 | |
夜ベランダに出ると、カエルがこんばんは。 カメラのフラッシュはなんともないらしく、全然ひるみません。後で、部屋にも入ってきました。 | |
8月8日 小浜から越前岬へ | |
民宿の女将さんに撮ってもらいました。 | |
小浜湾と世久見湾の中央にあった地図には名前の無い湾 小浜湾の写真と同じ様に写したつもりでしたが、合成してみると合成部分(中)がはっきりしているので、生のままのものも使用しました。海の色が綺麗でした。 右 | |
中 合成しているのが良くわかります。 | |
左 | |
トンネルはかなり怖いです。 暗いこと、車の音が極端に大きくなること、自転車用の走行路がない場合があることなどの条件の為です。 | |
世久見湾 | |
敦賀市に入りました。有名な気比の松原にダルメシアンが一匹 | |
幕末、水戸の天狗党が朝廷に尊皇攘夷を唱え敦賀経由で京都に入ろうとした時に幕府がこれを阻止し、全員斬首の刑に処した。 敦賀には、水戸浪士の墓として祭られていた。 | |
敦賀を出て国道8号線を走ると越前海岸に出る。 | |
海岸沿いには「河野海岸道路」という有料道路を走った。 自動車専用有料道路ではなかったので料金20円で通行できた。ここを通らないと、山沿いの道路になって、アップダウンを走らないといけないようなので、この20円は価値があると、料金徴収係りの人は言ってました。 確かに、楽に行きたい人には価値があるけど、自転車で走るのはトレーニングなんだからと、やせ我慢をする人には、価値はあまり感じられないかも・・・。 お前はどうなんだと言われれば、「価値ある20円です。」と答えるしかないですね。 | |
これが越前岬です。 | |
灯台はかなり高いところにあって、そこまでが大変でした。 | |
灯台の向こうを太陽が沈むのが見たいけど、暗くなって、夕飯を食べそこねてもだめだし・・・。 | |
で、結局、灯台と宿の中間で夕陽の沈むのをみることにしました。 | |
でも、夕陽は、水平線に沈まずに、雲に隠れてしまいました。この時期は、水平線にはなかなか沈まないのですね。 結構良い天気だったのに、残念、残念。 | |
8月9日 越前岬より自転車、JRで名古屋へ | |
翌日朝、越前町を県道19号線で武生に向かう途中、こんなものがありました。 多分、たぬきだと思います。車に轢かれたのでしょう。 道の真ん中に近いところだったので、脇に移動させておきました。 そういえば、6年前の東北ツアーの時は宮城県と山形県の県境に猿が交通事故にあって死んでました。国道だったので、保健所に連絡したのでした。 | |
武生駅に到着 | |
こんどは自転車を綺麗に袋に入れました。 | |
8月12日 自転車で名古屋から浜松へ | |
このルートで一番標高が高い地点の本坂トンネル付近、多分標高200メートル以下でしょう。 |