2001年8月日本縦断自転車ツアー   作成2001.8.18        

                    


夏休み恒例の自転車ツアー、今年は日本縦断コース
 縦断の方法は色々ありますが、南北縦断が体力、期間、経済性、という観点から妥当ということで浜松からほぼ北に当る富山に向けて恵那、高山経由で出掛けることにしました。
 一方青春18切符の経済性を追求する我が妻は東海道線、北陸線経由で富山に一人旅。自転車で3日かけて辿り着く富山に10時間、コスト2250円で行くという計画になりました。
 富山で落ち合うということですが、これが計画通りか、或いはどの程度計画を修正することになるか、というのが面白いところ。携帯電話の嫌いな自転車のおじさんは当然そんなもの無しの計画にしました。

自転車のおじさんは今年は練習不足。例年だと2ケ月前くらいから毎朝20キロ走ってましたが、今年は出勤時間が少し早いので殆ど走っていない。
 青春18切符のお姉さん(おばさんと書かない方がいいですよね)は「西向きにスタートした電車は必ず西向きで止まる」という信念の持ち主だったことが後で分かって驚いたのですが、そんなびっくり奥さん。
       

 

10108001.jpg (45862 バイト) 1日目、8月13日(月)朝5時50分、玄関前。1日目130キロ、2日目110キロ、3日目90キロの予定。1日目が一番長いので朝早く出発。
国道257号線を下呂まで、下呂から国道41号線を通り、高山経由で富山まで行きます。
道路は川沿いが多く、この様な美しい景色を見ながらの走行は実に楽しいものです。最初の50キロは3時間くらいで走り、これだとお昼過ぎに恵那に着く勢い。
10108011.jpg (15972 バイト) 川沿いの道が多いのでダムにもよく出会います。4〜5箇所ありましたが恵那市に入る直前の阿木川ダムが広々していて綺麗でした。当日の目標まであと僅かという精神的な安堵感も味わいながらの通過でした。
2日目、8月14日(火)、膝がいたむので、どうしようかと迷いましたが、結局、予定通りのルートを取ることにしました。中津川から少し北へ、木曽川に架かる城山大橋からの幽玄な眺め。
登りが続き苦しいですが、こんな花が道路に面し植えてありました。
登りは花を見ながら自転車を引いて歩きました。
  恵那から下呂まで60キロ、下呂から高山まで50キロ。「とにかく下呂まで」と頑張っている内に足の痛みが減ってきて、下呂を通過。その勢いで走りました。下呂と高山の標高差は殆ど無いようで、これが幸いしました。
走行方向に対して川の流れが同方向、逆方向と5〜6回変わりました。表日本と裏日本の分かれ目が分水嶺、ここは宮峠分水嶺。ここからはずっと流れは同方向でした。
高山の手前5キロ位のところで夕立になりました。2ケ所目の雨宿り場所から虹を見ることが出来ました。
  3日目8月15日(水)、高山から20キロで数河高原経由の越中東街道ルート、JR高山線沿いの越中西街道ルートのいずれを選択するか迷っているところ。若い兄ちゃんが自転車に乗って「気をつけて」って挨拶していった。結局、西街道ルートを選択。
選択の観点は登りが少ない方ということだったので大正解。逆風ではありましたが、殆ど下りだけ。こんな景色を見ながらのダウンヒルは最高です。
富山2:00PM到着。
程なく妻も北と南の方向感覚修正できずの状態ではありましたが到着。(駅の反対側へ出てうろうろしてたらしく、出迎えの僕は次の電車かと、ちょっと心配でした。
翌朝富山城址公園に散歩。
殿様になった気分。威張ってても短足だぁ!とがっかりのお姉さん。
JRで高山へ。高山上三之町、格子戸から出て来るお客さん。何となく入りたくなるお店が並んでます。
JR飛騨萩原駅前のみやげもの店のワンチャン。人なつっこく擦り寄ってきます。我が家のグラッドとは大違い。犬種によって随分違うものです。
JR下呂駅の温泉。50度の温泉が駅のホームまで引いてありました。ちょっと熱いですが、顔でも洗えばよかった。

8日間の夏休みももうあと1日、また来年行くぞう!!!