『地球温暖化、スノースポーツ衰退を加速させる?スキーメーカーの戦略』

スキーメーカー各社の発表からNewModelSkiの傾向で、一段と明確となった流れは
”BindingとSkiがセットの抱き合わせ販売I戦略”。
益々消費者側の選択する権利が剥奪され、実態経済に反した庶民感覚無視!無駄な高額商品が多くなった。
世界的なスキー離れで経営危機に曝されるメーカーの窮余の策は”単なる金儲け主義”論理を
消費者に押し付ける(大国の大儀、正義?と酷似)。偶策と苦笑せざるを得ない。
メーカーがSKI衰退に拍車を掛けるような戦術。今の日本人には「会社の経営学論」より「消費の心理学」を読みきる事が重要。
金持ち中心のスポーツでは活性化、底辺拡大に繋がらない。
10代の日本人女性が10万円もするヴィトンBagを持つと?笑いだが、
10、20年使用出来るならば廉価で、賢い買い物と納得してしまいそう。
何事にも”仕方ない”と容認、黙認してしまう日本人。
何れにせよ取捨選択は主役である消費者の判断に委ねるしかない。
華やかに映るスポーツ業界。 手練手管を弄し、生きた屍と化した老兵が虚像のスキー界に君臨。
目先の利益、経営もさる事ながら、スキー界の将来を創造するような企業倫理、理念に期待したい。

ウインタースポーツは”雪が降り、冬が来る”から用具も売れるんです。
室内スキー場の破綻の教訓。人工雪でもスキー場が営業出来なくなりそうな最近の異常温暖化。

「内憂外患」 日本の輸入代理店が欧州メーカーとの契約解除、解散。そして傀儡法人を設立。
やっと日本経済回復の兆し、しかし、ウインタースポーツ凛冽の時代は未だ数年は続きそう・・・。

2000年”スキーメーカー再編”   2003年”ヨーロッパ経済破綻懸念”  下段を参照
2004年4月 今回は社会派を騙って、地球環境問題を少し取り上げました・・・。オーナー記載

更に詳細を知りたい方は「SIAの大先輩であり、正統な社会派『土方あきら氏』」のHPを是非熟読されたし。
スキー界の生々しい現実を莫大な労力、時間を費やした「ドキュメンタリー超大作」でお薦めです!  
今、スキー界への夢を抱いてる若者、現実に働いてる人々の運命を決定づける内容(知的所有権)が満載。   
特に『おもしろい話 いい話 いい加減な話し』は素人さんはお断り!なので要注意です。






  アルペンスキーの生産台数の推移  平成14、15年2月発行:スポ
ーツタイムス スポーツ産業新
報、日本スポーツ工業新聞、日
本スポーツ用品輸入協会の各
紙掲載記事、資料を参考

1990 1993 99〜2001 2002 2004
世界のSki  550万  610万  440万  420 
日本の市場:91年280万(国産+輸入)→ 93年125万台輸入→ 03年40万弱→ 04年20万?
Binding


380万
2000年からBindingとSkiのシステム化が始まる
SKIBoots


345万


■20××年 消えるヨーロッパ氷河スキー場。 雪が降らない日本のスキー場
21世紀になって降雪が遅く、桜の開花時期早まって、四季のある日本から冬が無くなるの心配をするスキーヤーも多い筈
天からの恵みで雪が降り(雪国に生きる老人には邪魔な雪)、スキー場がスキー客で賑わった70〜95年。
人間の英知の結晶?である人工降雪機で何とか雪を造り営業を続けた90〜2000年代。
子供の頃の記憶では、11月上旬から積雪があり滑走OK。
最近は正月でさえ心配。10年後の初滑りは1月中旬から2月末でスキーシーズン終了なんて事態も・・
朝日新聞のニュース:ヨーロッパの氷河スキー場も国によっては40%が廃業に追い込まれたとか。
進む温暖化で氷河が消え、現在のリフトも2500m以上に架け替えの必要に迫られる事態。
気温上昇で氷河が消え、降雪機さえも稼動できない時代だ迫ってます。
「人は何故、山に登るのか?」=「そこに山があるから」ジョージ・マロリー
「人とリフトは何故、山に上がるのか?」=「そこに氷河が在り、降雪機が使えるから」スキー関係者・・・
こんな高所の氷河スキーには酸素ボンベ。高齢者は高山病を心配しながら、健康管理ドクター同伴が条件となりそう。
10年後。中国、インドが高度成長を遂げ、黄砂、CO2が日本上空に漂い、シベリア付近の冬将軍も元気喪失・・。
”東北、北海道の標高の高い所の一部スキー場が”マイナースポーツSKI”の短期間営業を迫られる事態に
今、30代の皆〜さん、ジュニアーが大人になった頃はスキースポーツが幻になります。

■SKIが地球温暖化、大氣汚染に貢献、促進する皮肉 
00年、サロモン社がSkiとBindingを一体化した”パイロットシステム” 01年フォルクル社が”モーションシステム”
03年はエラン社が”フージョンシステム”と追随しSKIメーカー再編のグローバル化もたらした結果は”システム”の大合唱。
そうした策謀が更に加速して04モデルは他メーカーSKIまでBindingセットの”コンプリート”が主流になりつつある。
02年にヘッド社も”レイルシステム”を発売するが、システムプレート付きSKIとシステムBindingは別売している。
「おためごかしなスキーとの一体化システム」もメーカーの販売方法次第で大きく変わる
さて、毎年生産され、何れ粗大ゴミとして廃棄される「SKI+Binding+Plate」の量をちょっと計算してみる・・・
計算の設定基準(ブーツ、スノーボードは除外)
○中級〜上級モデル=Binding装着+165cmのカービングSKI=6Kg(レース、Jr用など中間の長さ、重量の平均値として)
○ゴミ収集の積載車両=東京23区で毎度お馴染みの小型車=積載量 2,000Kg=2トン
年間400万台のSKI×1Set約6KgのSKI=24,000,000Kg=24,000トンの粗大ゴミ
ゴミ24,000トン÷2トン車=12,000台が隊列を組んで焼却場へ(渋滞の長さに換算すると・・)
SKIだけで12,000台分のプラスチック、化学物質を焼却炉で燃やし排出されるCO2、煙が与える大気汚染・・・
更にブーツ、ボードも燃やすと、スキーメーカーとは凄い環境汚染企業の代表格に匹敵か・・
昔懐かしい「ザウス室内スキー場」って環境面から言うと・・・
因みに人工降雪機は雪造りに活躍してますが、一方稼動させる為に、一晩にタンクローリー1台相当の石化燃料も消費してます。

■抱き合わせ商品に「スキーは危険なスポーツです!」と説明書に堂々と記載した”開き直り”
BINDING選びではスキーヤーの安全をアピールする一方で、上級モデルSKIにはレーシングモデルが強制的な組み合わせ。
良く見ると最小のDIN解放値5=適応体重60kg以上のスキーヤー仕様。
スリムな日本女性、筋力が落ちた元気な中高年には危険物と同じで、メーカー自らが安全の形骸化を推し進めてる。
ジャンキーフードの摂り過ぎな欧米人(差別、不適切な表現をお詫びしておきます)の立派な体格、体重からすればクリアーしますが・・・・
製造、販売側の社会的な責任問題ないのでしょうか。
また、「BINDINGは2週間に1度は”正規な技術認定者”に確認義務を」なんて書いてるけど無理難題でしょう。
チェックを怠った事故の場合はメーカー免責で自己責任。
IT時代 ”技術認定者の店” 情報をメーカーはホームページで公開でするくらい最低限の努力も不可欠。
安全で楽しいスキーの基本、普及には、販売店側も”目新しい商品・売り易さ・簡単な新システム”を安易に推奨した
オークション売買される時代、ドリル孔不必要で簡単移動可能な商品は、海外日本法人、小売店の不要、撤退に繋がる可能性も孕む。
”諸刃の剣”とも言える戦略は海外メーカーWebからユーザー直販へシフトする前触れ?  (現状価格の半値も可能))
購入の際、使用上の危険回避と安全性確保は自己責任です。

■国体、一般競技会スキーが衰退し、都会から五輪選手が輩出される
2003年:日本の将来を担う青森、甲信越で開催されたインターハイ地区予選に参加した女子選手について
青森県2名、他の東北県もパラパラ。長野、新潟県は20名弱だったと聞く。
FISレースで50人程、結構滑れれば全国大会出場。
一方、関東地区の予選は三桁の参加者でかなりの激戦区。
雪国の恵まれた環境に在りながら、中学で大半が競技スキーから足を洗うそうだ。
毎年のSKI購入費、遠征費用などの経済的負担が諦めさせる最大の理由と聞く。
反面、都会には富裕層で1人っ子に好きなSKIをさせられる熱心な親が多い。
もう時期、日本のオリンピック代表は雪無し県より選ばれる可能性が大である

■環境保護からSKIメーカーに廃棄物回収を義務化、また環境税を導入・・ウソ
スキー用品の輸入大国であった日本では同一ブランドを購入する際の下取り価格制度導入・・。
スキー業界に多大な貢献をしてる”コアスキーヤー”にとっては、ささやかなご褒美となる。
また、廃棄されるSKIには”回収の義務化””環境保護税”を課し、徴収した基金で
自然環境保護、スキー奨学金、廃スキー場の緑化資金に充当する事を決定・・。
赤字経営が続く全国スキー場の30個所が厳選され、国営・県営化され営業が継続される事も決定。
なんて、都合いい事ばかりを空想、期待してしまう。。

■20××年のSKIとは・・予知夢
アメリカのコンピューター大手マイクロバス社のヒルゲイツV・Jrが磁力で中空を滑る「ICスキーボード」を開発。
これは雪の無いスキー場跡や山岳の斜面を滑降する用具で、自動的に岩、人、林等の障害物を回避しながら滑るNewSkiーBord。
また、日本のゲーム機メーカー・万歳社がインド人と共同開発した「ヘルメットにサングラス装着型のウィンターシュミレーター」を開発
”バックToザ1900年”の商品名で全世界言語で発売する。
モード切替ボタンで、アルペン、ボード、ジャンプ、エアー競技等を始め、深雪、アイスバーン、コブ、滑走スピード等も自在に選択可能。
そのリアル感と本物以上の楽しさが体感出来る等で、爆発的なヒット商品となる