お題サイト様からお題をお借りして拍手文を作っていく企画でした。
お題は次の10題。LINKのPageに貼ってある『ひやかし程度に10のお題』様からお借りしています。
1, 幸せですか?
2, もう少し待ってて
3, 大切なもの
4, 穏やかな時間
5, それはまるで、迷路のような
6, 今すぐにでも
7, 切り札として
8, 気づかないで
9, 大騒ぎ
10, 今は、まだ(現在最初の拍手お礼画面で公開中です)
過去拍手 お題5『それはまるで、迷路のような』
俺には、なにものにも代え難い大切な唯一無二の存在がいる。 そいつは今となってはこの世にいるただ一人の、この俺と血を分けた肉親であり、そして同時に恋人でもある。 兄弟で、男同士で・・・・・・恋人。 ありえねえ。 兄なのに、なぜか俺が女役。 マジでありえねえ。 弟のソノ手の経験の履歴を全て把握しているわけじゃないからヤツについては分からないが、少なくともそれまでの俺にとってセックスとは、例外なく女とするものだった。それなのにいきなり実の兄弟と、互いに何から何まで知り尽くしたあの弟と・・・・・・・・・ヤッちまうとは、よくぞまあそんな境地にまで至ったものだと我ながら不思議でさえある。 しかし、どうにも腑に落ちないのは、弟といわゆる相思相愛になってから初めて肉体的な関係を結ぶとき、なぜあんなにも自然に弟が突っ込む側で兄のこの俺が掘られる側になってしまったのかということだ。 本来まぐわう事がないはずの男同士での行為だからして、身体に必要以上の負担をかけるのは仕方のないことだとしても、だ。問題は・・・・・・つまり・・・・・・・アレのサイズを客観的に比較考察した場合、俺よりも弟のほうが(ちょっぴりだ!!)・・・・・・で、・・・・デカ・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 言っておくが!俺のは至って標準サイズなんだからなッッッ!!!!!アイツのがデカ過ぎるんだ!!!畜生デカけりゃそれでいいと思ってんじゃねえぞ!デカイのが何様だってんだ!デカイのはそんなに偉いのか?そんなにデカイのが自慢なら、そのデカいブツをおでこにくっつけて街中を闊歩するがいい!!!ふはははははは!! 「兄さん兄さん、声に出してるから。聞こえてるからソレ全部」 「Σ・・・・・・・・・はッ!?おおおおおお俺いいいいいいい今なんか言ってたかーッ!?」 「夕食にしようかと呼びにきてみれば、思いつめた表情で『ありえねえ・・・』とか言って頭抱え込んだりするから心配してたのに。そのうち『デカイデカイ』言い始めてそれが段々大声になって、最後の方はもう両隣三軒向うのご近所様にまで響き渡る大音量で『そのデカいブツをおでこにくっつけて街中を闊歩するがいい』って言ってた。生憎だけど僕の一物は作り付けだから取り外しておでこに装着することはできないよ。大体その悪役ッぽい高笑いは何?もうちょっと可愛らしくできないのかなあ」 「それだ!てめぇヒトのこと可愛いだのちっせえだの言うんじゃねえ!この際だから言っておくが、俺はこの俺達の関係のあり方を最初からおかしいと思ってたんだ」 「うん・・・・まあ、兄弟だしねぇ。でも今更じゃないそんなの」 「違う!問題はそこじゃない!」 「え?何・・・・また何か新たに問題提起する気?」 「そこ!溜息ついていかにも『やれやれまたですか?』的表情で目を逸らすんじゃねえ!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・分かったって。ちゃんと聞いてるって。でもスープが冷めちゃうから手短にお願いします」 「おお!耳の穴カッぽじってよぉ〜〜〜〜〜っく聞きやがれ!」 「やだなぁ、その下品な前置き」 「俺とお前のブツのサイズを客観的に比較するとだな、お前の方が・・・「大きいねぇ。比べるまでもなく」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・いいから、落ち込んでないで早く話を進めて?スープが冷めちゃうんだってば」 「てめぇ・・・・・そんな偉そうにふんぞり返ってられんのも今の内だけだぞ!いいか?ズバリ本題だ!!」 「はいはい」 「どうせなら互いの身体の負担をより軽減する為に、標準サイズの俺がお前に突っ込むのが妥当だろうが!!」 「成程。物理的見地からしてそれは確かにそうかもね」 「だろ?じゃあ今度からはお前が女役な?」 「でも兄さん、僕より早いよね」 「!!!!!!!!」 「僕がイケるまでちゃんと我慢できるならいいけど、無理でしょ。そういうわけでこの案は却下します。さ、夕食にしようね」 「早いって・・・・、早いって・・・・・・、早いって言った・・・!!!」 「三回も言わなくていいよ。自分で言っててダメージ受けない?」 「うおおおおおおおお!!!!俺の男としてのプライドは今まさに粉々に砕かれた〜〜〜!!短小で早漏だと言われた〜〜〜〜再構築は不可能だ〜〜〜〜!!!」 「ああもう分かったよ。分かりました。そんなに駄々こねるんならしょうがないから後でいっぺん試させてあげるから。このまるで出口の無い迷路に迷いこんだような不毛な話し合いはとりあえず終わりにしとこうね?」 ******************** 無理がありすぎる。しかもシリアスな話を作ろうとしたのに・・・・・・アリ? 6番目のお題『今すぐにでも』に続く。・・・・・もうオチは見えたな。 |