BF団十傑集  眩惑のセルバンテス


眩惑のセルバンテス・近影 相手の精神に直接作用する心理攻撃を得意としているが、それ以外にも驚異的な運動能力やロボットの操縦、熱線放射(GR誕生の際に鉄扉を溶解させていた)等の能力をも有する。もっともこれらの能力は十傑集ともなれば当然のことなのかも知れないが。
 基本的に十傑集はその個性の強さゆえに連携行動をうまく取ることができないために単独で作戦遂行にあたることが多いが、彼とアルベルトとは互いを尊重しあっており、見事な連携によるコンビネーションでの作戦遂行もたびたびあった。
 また、彼は十傑集で唯一、オイル・ダラーという表社会での顔を持っており(これが「オイル・ダラー」という名の人物を示すのか、はたまた単に油田経営者であるということを示すのかは不明)、その立場を利用しての作戦行動も多かった。油田経営者であるとすれば、シズマが普及し化石燃料が文字どおり化石と化した世界で石油王がどれ程の権力を持っていたのかはいささか疑問ではある。セルバンテスが全盛だったころはまださほどシズマは普及していなかったのであろう。その事を考えるとシズマの普及によって利用価値のなくなったセルバンテスは策謀によって「消された」のではないかという憶測も出来る。

 そのプロジェクトの重要さ、巨大さゆえに、「GR計画」には十傑集が交代で担当任務についていたのだが、セルバンテスが責任者を務めていたときに草間博士の脱走事件が発生した。この事件により草間博士の命と、草間博士の息子、草間大作とGR-1ことジャイアントロボがBF団より失われ、またその際に彼自身GR-2を駆ってジャイアントロボとの戦闘となったがGR-2は大破、彼自身の一命はとりとめた。
 後に連鎖反応的に世界支配を実行する「ドミノ作戦」に衝撃のアルベルトと共にあたったが、作戦遂行中に国際警察機構エキスパートの神行太保戴宗に敗れ死亡する。以降は彼に適切な後継者がいなかったことからその座は空席となっており、「地球静止作戦」執行時点も、十傑集は9人での構成となっている。

 名前から察するにスペイン人と思われるが、ドジョウ髭は中国人にも思える。しかも風体はアラブ系と、どこから見ても怪しいオッサンである。

名前:眩惑のセルバンテス(げんわくのせるばんてす)
職業:BF団幹部 十傑集
演:羽佐間道夫
登場話:第5話
コミックス版での呼称:眩惑のセルバンテス
キャラクター原形:陳/「バビル2世」
好きなタイピン:髑髏