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過去の質問例(FAQ)

 

※質問者のプライバシーには十分配慮してあります。)

質問種類

質問内容

実際の回答

薬の作用

小青竜湯の作用について知りたい

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)の薬の作用ということですが、この薬は漢方エキス製剤というもので、数種類の生薬が配合された製剤です。

<効能>

水様の痰、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、涙目、呼吸時のぜいぜい感などに効果があります。いわゆるアレルギー症状の緩和に用いられます。

<適応疾患> 

気管支炎、気管支喘息、鼻炎、かぜ症候群、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎など。(花粉症も含む。)

ちなみに、副作用としては、一般に漢方製剤は重い副作用が起こらないとされてはいますが、念のためお知らせいたします。

<副作用>血圧の上昇、体のむくみ、手足のけいれんなど。(異常を感じましたら、医療機関を受診してください。)

アレグラについて知りたい

アレグラについてのご質問ですが、花粉症で医療機関から処方されたとおり、この薬はアレルギーを抑えるお薬です。

この薬の大きな特徴としては、よくアレルギー薬に知られた「眠気」の副作用が少ないということです。従って、車の運転や高所作業に関する注意事項がないということです。しかし、0%ではありませんので、念のためご注意ください。

また、もしも他に服用している薬の中で、成分欄に「水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム」という記載がある薬剤(主に胃腸薬などに多い。例:マーロックスなど)を併用している場合、アレグラとの飲み合わせがございますので、ご注意ください。

一般に、花粉症の場合、実際に症状が現れ始めてから薬を飲むよりは、花粉が飛び始める1ヶ月〜2ヶ月位先から予防的に薬を飲んだほうが、ピークの時にはだいぶ凌げるということが知られています。もし、今年既にようちん様が花粉症になってしまっているのであれば、来年は予防的内服をお勧めいたします。

母のシミにシナールとトランサミンが出ました。ビタミンCとトラネキサム酸がシミに使われる理由(作用)をお教え下さい。特にトラネキサム酸について詳しくお願いします。

ご質問のシナールとトランサミンの件についてお答えします。まずシナールはビタミンCですが、人間の体が酸化される(さびる)のを防ぎ、しみの原因となるメラニンの産生を抑える作用があります。一方トランサミンは血管の壁を強くし、出血しにくくする作用があります。また、皮膚の色素沈着(メラニンなどの色素が皮膚に残ること)を抑える作用があることから、しみの治療に用いられています。

ちなみに、トランサミンの”しみ”に対する処方は保険適応外となりますが、専門の皮膚科医や知識を持った医師はよく、このセットで処方されているようです。

薬の用法

糖尿病で、消化が悪く、便秘をよくするので、不快な症状を取り除くため、Metamucilleを毎晩、水に溶かして、寝る前にグラス一杯飲むが、お通じが無い。薬や、療法が間違っているのではと心配だ。

Metamucille(メタムシール)についてのご質問についてですが、このメタムシールは、アメリカでは以前より医療用薬品として販売されているようですが、日本では医薬品としては認可されておりません。 

薬の元はオオバコの一種で、作用としては便秘や下痢などに効果があります。
ちなみに、漢方ではオオバコの種子は”車前子(しゃぜんし)”として珍重されています。
飲み方を私なりに調べましたが、以下のような飲み方を推奨しているようです。約4.5gを1日2回から3回コップ1杯(200ml)のお水に溶かしゼリー状になるまで混ぜて服用する。その後、追加として水をコップ1〜2杯飲む。
便秘に対する薬の効き方としては、食物繊維なので水に溶かすと膨張します。膨張することで腸の内容物(後の大便)を大きくさせ、便を軟らかくすると同時に小腸を刺激して便を出しやすくします。この膨張性下剤は比較的作用は弱いため、副作用なども少ないとされています。
一方、反対の下痢に対しても効果がありますが、これは同じく膨張することで腸内の水分を吸収して下痢を抑えます。
一般に便秘は女性に多く、その原因は様々です。そのため、薬剤の種類もそれに付随するごとく多種多様です。従って、便秘の種類によっては逆に症状を悪化させてしまう薬剤もありますし、また下剤は安易に使用すると習慣化するとることが知られています。やはり便秘でお悩みのときは一度医療機関をご受診なさることをお勧めします。医療用医薬品の中には、作用は比較的強いが習慣性や副作用が少ない薬剤(ラキソベロンなど)もありますのでお近くのかかりつけの先生にでもご相談してみてはいかかでしょうか。

薬の副作用

糖尿病ネットワークの掲示板を見てきました。低血糖の原因となる薬及びアルコールの飲み合わせの詳しい記述、ここまで書かれたサイトはなかなか見たことがありません。これから、時々拝見させて頂きたいと思いました。
さて、私の質問です。私は1型DMで、28年インシュリン注射を行っております。13年程前から大血管症(肥大型心筋症)を発症し、年1回程度の割合でエコー検査を行っております。
最近転院検査した際、ワソラン錠を服用するようになったのですが低血糖の感覚が全くなくなりました。
主治医によれば、自律神経の感度が鈍くなるので感じにくくなるかもとは聞いていたのですが、先日前兆もなく重症低血糖を起こしてしまいました。
この薬による、低血糖の感じなくなるしくみなど簡単にかつ分かりやすく、教えて頂けないでしょうか。
(勝手な質問で申訳ありませんm(__)m)
また重症低血糖の予防に、血糖測定以外に認識または回避方法があればご教示頂ければ非常に有難いと思います。

あなたのように低血糖の初期症状(空腹感、脱力感、冷や汗、震え、動悸など)を通り越して、いきなり重度の低血糖を起こす低血糖のことを、無自覚性(むじかくせい)低血糖といいます。

実は、ワソラン錠の製造元メーカーが配布している専門家向けの詳しい資料を見ても、低血糖との関連については一切触れられてはいませんでした。(副作用としての報告例が一切ない。)

しかし、このワソラン錠の同効薬である、インデラル錠には低血糖を起こしやすくする副作用が知られています。

ここからは、飽くまでも薬剤師としての私の意見となります。話は難しくなりますが、このインデラル錠とワソラン錠はともに、β(ベータ)遮断作用という効果を持つ薬です。このβ遮断作用とは、心臓にはたらいて不整脈を起こさせないようにする作用や心臓の筋肉にはたらいて心臓を疲れさせないようにする作用です。

まず、インデラル錠が低血糖を起こしやすくする仕組みを説明します。人間の神経には、交感神経と副交感神経という相対立する神経が存在します。簡単に言うと、交感神経は人間の感覚を活発にする神経で、副交感神経は、その逆で感覚を鈍くする神経です。 

インデラル錠は、先にお話しましたβ遮断作用の他に、副作用として、この交感神経を抑制する作用もあります。従って、インデラル錠によって交感神経が抑えられ、感覚が鈍くなってしまうことになります。

以上の理由から、インデラル錠は低血糖を感じにくくしてしまうことになります。

さて、本題のワソラン錠についてですが、インデラル錠と同様の作用を持ち得るため、やはり副作用としての無自覚性低血糖を起こす可能性は否定できません。しかし、あなたの心臓の病気にとって、ワソラン錠は必要な薬でもあるため、おかかりの先生に相談されることをおすすめします。

それから、重症低血糖の予防についてですが、そもそも低血糖が起こってしまう根本的な原因として、薬剤量が多くて効きすぎている可能性があります。

経口薬よりはインスリンの方が低血糖を起こしやすく、注射してから食事までの間隔も絡んできます。

ご存知かもしれませんが、低血糖を自覚する自己訓練法が知られています。しかし結局はこまめに血糖値を測定して、普段の体の状態とその時の血糖値を関連付けるというものです。

その他の方法としては、ちょっと民間療法的なものですが、コーヒーのカフェインが知覚を過敏にすることが知られています。実際2〜3杯程度のコーヒーに含まれるカフェイン(約200ミリグラム)が知覚を過敏にすることは医学的なデータとしは知られていることです。

薬剤が効きすぎているのではないかということについて、あなたのお使いの糖尿病の薬剤が何で、どのような用法や使用環境で使用されているかわからないため、もしよければその辺の内容(薬剤名、用量または単位数、用法、最近の血糖値、その他服用中の薬剤や健康食品等)を教えていただければ、また説明させていただきます。

今後とも私のサイトをどうぞごひいきにお願いいたします。

先月、新聞で市販の風邪薬による間質性肺炎の記事を読みました。実は、5月3日に子供と私が風邪をひいたので、いつもは市販の薬を飲まないのですが、連休という事もあり薬局で買ったエスタックゴールド顆粒を2回服用しました。その後、子供は受診し、いったんは治りましたが、しばらくして鼻詰まりとせきが長く続き、受診しました。レントゲンもとり今回は鼻炎からの咳では・・・との事でした。ひとまず安心したのですが、この副作用は服用後、どのくらいの時期に発症する可能性があるのですか?私は服用後、しばらくせきなど続きましたが、受診はしなくてすみました。私もふくめて、これからも副作用のでる可能性があるのでしょうか? 間質性肺炎は治らないこわい肺炎だと知り、心配でなりません。          
市販薬の質問ですみません。よろしくお願いいたします。

お母様が心配なさるお気持ち、よくわかります。そもそも、この間質性肺炎とは普通の肺炎より、肺の奥部の炎症によるものですが、医師もその区別に難儀する肺炎のようです。間質性肺炎の主な症状は、以下のようになります。
・たんのからまない咳
・呼吸困難
・発熱 など
肺炎というだけあって、咳がとめどなく出ます。そして、呼吸も苦しく、ひどいとチ
アノーゼを引き起こします。また、その咳は、痰がからまないのに、肺の深部から湧き出てくるような咳です。文面より、お子様は”鼻水を伴うかぜ”で、しかも一旦治りかけた風邪を完全に治さずに悪化した(二次感染)と拝見しました。痰はからむ咳が出ていますでしょうか?もしそうなら、その時点で、間質性肺炎の可能性は薄いかと思われます。(私は医師ではないので、100%そうは言えませんが。)それから、ご質問の、”発症時期”に関してですが、文面からは2回のみの服用ということですが、薬剤の副作用は人それぞれ、かつ薬品により様々ですが、最も早ければ、薬を飲んでから吸収され次第表れることもあります。しかし、今回は1ヶ月以上前ということもあり、お子様の症状からも、間質性肺炎が起きている可能性は低いのではないでしょうか。
以上、薬剤師の私が患者さんの症状を見て判断したわけではなく、一般的なアドバイスとなってしまいましたが、くれぐれもお子様の風邪の様態を注意深く見守ってあげて、早く治して下さいね。

ウルソという薬について質問です。この薬を飲み始めてから急に体重が増え始めた、太り始めた、という方がいるのですが、この薬の脂質吸収に対する作用などが関与しているのでしょうか?薬の添付文書には副作用として肥満などは記載してなかったのですがどうなのでしょう。よろしくおねがいします

ウルソ錠の副作用に体重増加作用があるかとのご質問ですが、こちらも添付文書および、それより詳しいインタビューフォームという文献を確認いたしましたが、それらしい記述は見当たりませんでした。
あなたのお知り合いの方は、ウルソ錠を飲み始めてからどの位の期間が経過しているかなど、基本的な情報が解りませんので断定はできかねますが、ウルソ錠の作用として、”食欲不振の改善”がございます。この食欲不振の改善により食事量が増え、体重の増加につながる・・・といった場合も考えられます。もし、お知り合いの方の年齢、身長、体重、服用期間(開始月日)、薬剤の服用量(1日の錠数)、現在治療中の病名、その他服用中の薬剤名、そして、体重増加が現れだした時の状況(体重の増加量)等、さらに教えていただければ再度詳しくお調べいたします。

ルーランという薬.4か月ほど飲んでいたのだけど、胃があれたり、日常生活しにくくなったり、体がしびれたり、こわくなってやめました。やめたはいいけど、その後の体調がすぐれません。

ご質問の薬、ルーラン錠とは心の不調や不具合を調整するお薬です。つまり、神経の高ぶりや不安感をしずめ、気持ちをおだやかにする作用がございます。副作用には、確かに記載されてあったようなものが報告されております。自己判断で薬を中断なさいましても、薬には反作用というものがございます。現在、体調が優れないとのことですが、反作用の可能性もございます。あなたの病気には大切な薬なのだと思いますので、是非おかかりの医師に副作用のご報告をなさることをお勧めいたします。

8歳以下の子供にミノマイシンを投与してはならないと聞きました。着色歯の恐ろしい写真も見ました。うちの子も現在とびひの治療でミノマイシンを投与されています。
もう6日くらい飲んでいます。やはり黒い永久歯が生えてくるのでしょうか。胸が痛みます。

ご質問のミナマイシンについてですが、確かに歯の着色が知られております。

特に、大人の歯に生え変わるまでの年齢(8歳位まで)でこの薬を服用すると、着色の可能性が高くなります。とびひで服用なさっているとのことですが、今回何日分処方になりましたでしょうか?通常は7日から10日位のはずですが、もう6日分をお飲みのようですね。
ミノマイシンは確かにとびひにも使用されますが、他の抗生物質で効果が無い場合にのみ使用されることが多い薬です。ですから、通常8歳未満のお子様に対する処方としては結構”まれ”な薬ということになります。また、以前にかぜでミノマイシンが処方されたとのことですが、同じ医師に処方されたのでしょうか?誤解を恐れずにお話すれば、一般的な小児かぜの場合には、ミノマイシンは処方しないのが普通です。なぜなら、その歯の着色の副作用が知られているからです。その医師はミノマイシンが”お好き”な先生かもしれませんね。(医師は自分の得意な薬を使いたがるそうです。)
 

小児の専門医なら本来ならミノマイシンは軽薄に使わない薬だと私は思いますので、今後の受診の参考になさってください。

今回はもう服用なさっているとのことですので、今後お子様の歯の生え代わりには十分注意なさってください。仮に、着色が見られた際には歯科医に相談なさってみてください。

母は不整脈と診断され3ヶ月以上まえからアンカロン他複数の薬を処方され飲んでいますが、ここに来てひどいめまいで吐き倒れることを繰り返し、救急車で運ばれています。今もふらふらの状態です。医師にメニエ−ルだと診断され、耳鼻科にいった方がいいのかというと、その必要はない。これは薬の副作用では無いかと思いできれば止めさせたいのですが、勝手に止めることはできないのでしょうか。めまいふらつきの副作用があると書いてある薬を他に3種類一緒に飲まされています。
<その他の内服薬>
ナオリーゼ5mg
ピエネテール100mg
メカルミン25mg
ヒスタメット200mg
プロセミド40mg
デイオバン80mg

アンカロン錠をお飲みとのことですね。この薬は不整脈の中でも特に重症に分類されるものに対して使われます。比較的副作用や飲み合わせが多く、専門の医師のいる施設で定期的な検査等を行って慎重な投与が必要とされる薬剤でもあります。確かに、アンカロン錠にはめまいの副作用があります。しかし、勝手に薬剤を中止すれば本来の不整脈が悪化することも懸念されます。

心臓のポンプ機能が不整となり、全身に血液を送り出せなくなって重篤化する場合もあります。(現にそういった患者さんもいらっしゃいます。)ですから、現時点では服用を勝手に中止することは勧められません。

また、アンカロン錠との飲み合わせ等確認いたしましたが、特にアンカロン錠の作用を増強するようなものはありませんでした。また、めまいや吐き気の副作用を持つ薬剤は確かに数種類ございます。しかし、あなたのお母様のお薬は既に3ヶ月以上服用なされていることから、症状のひどいめまいや吐き気は薬剤を服用したことによる副作用とは考えにくいというのが医師の本音だとおもいます。 
しかし、薬剤の副作用というのは遅延型(服用後、数ヶ月してから起こるタイプ)のものも存在します。これは例えば、薬剤による肝機能障害や薬剤自体の効果発現まで長時間を要するものなどがあげられます。アンカロン錠の場合は、後者の場合が考えられ、体内で薬剤が安定する時間がちょうど3ヶ月頃からです。やはりこの場合も、副作用として吐き気や嘔吐が起こることがありますので、定期的な検査を必要とします。病院では、定期的な検査が行われていますでしょうか?しかし、仮にアンカロン錠が原因だとしても簡単に中断することができない薬剤でもあります。また、中断してからも、薬の影響が消えるまで、かなり長時間を要します。 

また、あなたのお母様はメニエール病と診断されたそうですが、メニエール病は難病にも指定され、完全に治すことが困難な場合も少なくありません。

薬でめまい発作の回数を減らしたり軽くしたりすることはできますが、難聴の進行は薬では阻止できないことがあります。ただ、メニエール病は専門医でないと診断が正確に行われないことがありますので、やはり専門医を受診なさることをお勧めします。

必要な検査値や患者さんの病状など詳しく観察することが不可能なため、こちらで対応できることはこの程度のことしかございません。

子供が熱を出しました。夏に一度高熱を出し、ひきつけを起したため夜間に救急で診て頂き、その時に、とんぷくと座薬の解熱剤を処方されました。その時のお医者様からは、一度ひきつけを起すと癖になるかもしれないので、37・5度を越す熱が出た時は、とんぷくを飲ませた方がいいといわれました。 そして今回39度の熱を出したため、残っていた座薬(冷蔵庫にて保管していたもの)があったので使用したところ、インフルエンザなどの時は解熱剤を使うのは危険、という事を知り今とても不安に思っています。
実は先週も熱を出し、座薬を使ってしまいました。が幸いにも何もおきませんでした。
どれくらい様子を見て何もなければ安心できますか?
熱以外の症状は鼻水で、元気もあり食欲もあります。
Drug name = タイアップ6ミリ

お子様がご使用になりましたダイアップ座薬の件ですが、この薬剤は、体内から完全に排出されるまでの時間は、約1週間となります。ですから、この期間が過ぎれば大丈夫といえます。 

インフルエンザ脳症は、発症までが数時間から1日と短く、症状は発熱から痙攣、意識障害であるとされます。ただ、現在お子様がお元気であるならば問題ないかと思います。

ダイアップ以外にも、インフルエンザ脳症を引き起こす薬剤は複数ございますので、今後は単なる解熱剤を使用する際にも気をつけてご使用ください。

ちなみに、インフルエンザの際の解熱剤として、安全に使用できるのは「アセトアミノフェン(商品名:カロナール、アンヒバなど)」だけです。

 

日曜日に発病し、月曜日の受診でインフルエンザと診断されました。タミフルドライシロップ3% タベジールシロップ0.01% アスベリンシロップ0.5% ベロテックシロップ0.05%を処方されました。現在も服用中ですが、ネットで調べる内、乳児へタミフル投与は控える傾向があることを知り、不安になっています。アンヒバ50という白い坐薬も処方されています。
このまま飲ませ続けても問題ないのでしょうか? 心配なので宜しくお願いします。

タミフルドライシロップの1歳未満の投与については、以下のようにメーカー発行の文書に記されています。

<小児等への投与>
(1)1 歳未満の患児(低出生体重児、新生児、乳児)に対する安全性は確立していない。
(2)臨床試験において、体重8.1kg 未満の幼小児に対する使用経験はない。
〈解説〉
(1)1 歳未満の患児(低出生体重児、新生児、乳児)への使用経験がない、本剤投与の安全性は確立していないため設定した。
(2)国内、国外で実施された臨床試験において、体重8.1kg 未満の幼小児に対する使用経験がないため設定した。

医薬品の使用制限については、禁忌(絶対投与してはいけない)、慎重投与(患者をモニターしながら慎重に投与できる)、そして、このタミフルのように使用経験が無かったり、少なかったりするため安全性が確立していない、などのものがあります。この手の記載は、医薬品を許可する厚生労働省も、実際の臨床現場での経験が無いか少ないがために、”安全であると言い切れない”ということの裏返しでもあります。つまり、タミフルは1歳未満の乳児への投与は禁止されてはいませんが、処方する医師の裁量によって、患児の状態をよく観察しながら投与してもよいという意味です。
今回処方なされた医師はもちろんこの事実はご存知のはずですので、あまりご心配なされないでください。仮にタミフルの投与を控えたことにより、インフルエンザが悪化する危険性の方を考えると、タミフルの服用は必須ではないかと考えます。

妊娠中の薬

妊婦だが風邪で熱を出してしまった。喉が痛い。たぶん扁桃腺が腫れている。置き薬の座薬を挿してもいいか。
また、市販の風邪薬はできるだけ飲まないほうがいいのか?

置き薬の座薬とういうことですが、熱さましの成分は通常解熱鎮痛薬とよばれるものです。一般に、この解熱鎮痛薬は妊娠中には使えない薬です。(授乳中も)

今回、特に置き薬ということから成分も不明であるため、ご使用にならないことをお勧めします。また、かぜをひいたということで、内服の薬も危険です。このような場合は、是非お早めにおかかりの産婦人科の先生を受診してください。

妊婦は、一般に薬を飲めませんが(特に妊娠4週〜7週の方)、専門の医師の管理のもとであれば飲んでもよい場合もありますので医師にご相談なさってみてはいかかでしょうか。

頻発月経で排卵していないと思われる20歳ですがピルを処方されました。薬剤名は
トライディオール28です。ピルは排卵を抑える薬ではないでしょうか?
排卵を望んでいる場合にも有効なのでしょうか。また、副作用についても教えてください。

トライディオール28についてですが、この薬は、確かに経口避妊薬(いわゆるピル)で、保険の適応も「避妊」のみとなります。 

ただ、医師はしばしば”適応外処方”という、保険適応以外の意図を持って薬を処方する場合が多々あります。 

あなたの場合も、本来の病気の多発月経を改善するために処方されたと思われます。この薬は、避妊以外の作用として、月経周期を正常化する作用があります。ただ、あなたは実際には排卵を望んでいらっしるということですから、もし妊娠までお考えでしたら、この薬はその他に「受精卵の着床阻害作用」や「精子侵入阻害作用」も合せ持つため、医師に相談なさってみてはいかがでしょうか。(もちろん医師はこのことを承知で処方されているかもしれませんが・・・。)

それから、副作用についてですが、この薬はいわゆる”ホルモン剤”であるため、副作用は細かいものや頻度の低いものまで合わせると多岐にのぼりますので、今回は特に注意する副作用をお知らせします。 

<副作用>吐き気、出血、頭痛、下痢、にきび、多毛、体重増加、血栓症(喫煙量が多い方は要注意!!)

 

2週間ほど前、トリコモナスと診断され、フラジール内服錠という飲み薬を処方されました。途中、何度か洗浄に通ったのですが、生理が遅れているのは治療のせいか尋ねたところ、不順なので偶然だろうという答えでした。洗浄治療が終わり、遅れが10日ほどになってしまったので、もう一度病院を訪ねたところ、妊娠が判明しました。先生に、胎児への移行が報告されているけど、外国人によるデータで日本と海外では薬を飲む量が違うことや、妊娠しているけどまだ胎児にはなっていないから大丈夫じゃなかなぁ?と言われたのですが・・・。
やはりとても不安です。胎児への移行って、どういうことをさすのでしょうか?
よろしくお願いします。

お問い合わせの薬”フラジール錠”は、通常、妊娠3ヶ月以内の妊婦さんは服用できない薬となっております。”胎児への移行”とは、お飲みになった薬が血液を通って、胎盤を経て胎児の体内へ入っていくということです。

胎児の体へ入った薬剤は、その胎児に対してどんな作用をもたらすかは現在不明とされています。

先生がおっしゃったとおり、この薬は海外では、体格や体重の関係で、日本人より多い量を服用されています。そのため、先生に言わせれば、日本人についてははっきりしたことは言えないというのが現状ではないでしょうか? 

ただし、トリコモナス症も治療しなければ、出産時赤ちゃんに感染する可能性もあり、こちらも早急に治療しなければなりません。

先生は、フラジールという薬の副作用と、トリコモナス症という病気の2つを天秤にかけて現在の治療を行っていると考えられますが、もしあなたが不安に思われるのであれば、別の専門医に意見を求められることをお勧めいたします。

この制度をセカンド・オピニオン制度といって、最近日本でも一般的に行われています。また、このフラジールには、内服のほかに、膣錠という、座薬のような製剤もあり、こちらの膣錠であれば、退治への移行は少なくなりますので、こちらの膣錠を先生に聞いてみてはいかかでしょうか?

授乳中の薬

アトピー(アレルゲンで確定しているものは卵、牛乳は疑陽性)の7ヶ月の子供に授乳中です。病院の先生にはアトピーで食物アレルギーがあることまでは伝えましたが、アレルゲンまでは伝えていません。先生は「夜寝ない子でしょう。ならば、少々眠くなるけどかえってその方がいいかもね」と授乳継続を許可されましたが、HP等で調べると「授乳中は服用しない方がいい」と書いてあるので心配になりました。本当に大丈夫でしょうか?また、子供にはどのような影響が考えられますか?1日1回夕方に服用し、症状が落ち着いてきたら半量にするよう言われています。ご意見を伺わせてください。宜しくお願いいたします。
Drug name = メイラックス・パキシル

ご質問のパキシルについてですが、メーカー発行の添付文書を見ますと、「授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。」との記載があります。その理由は、”このお薬を1日1回8日以上連続服用した場合、薬の服用量の約1%が母乳中に移行するため”とされています。つまり、1錠10rなら、約0.1rがお子様に移行すると考えられます。この量をどう考えるかは先生によって様々ではありますが、相手は”乳幼児”ということを考えると念には念を入れて、できることなら・・・。ということだと思います。しかし、母乳で育てたいとのお母様の気持ちもよくわかります。そこで、このお薬は10rであれば、8時間程で分解されますので、次回服用直前には薬の濃度は大分薄まっていると考えられますので服用直前に授乳する方法があります。また、前もって搾乳して冷凍保存しておくなどの方法もあります。 

母乳の”免疫力増強作用”は生後1〜2ヶ月のお乳によりつくられるとも言われていますが、たとえその量は微量しかなくとも十分だとも言われています。

ですので、時期が過ぎたらミルクに切り替えるという方法もあると思います。

(尚、メイラックスについてもパキシル同様にお考えください。ただしメイラックスのほうが長時間体内に残るタイプの薬です。)

塩酸モルヒネ注の硬膜外投与を中止してから、どれ位の時間が経てば授乳を開始してもいいですか?

この塩酸モルヒネ注射液は授乳中の方の場合、母乳が子供に移行し子供にも薬の影響が起こる可能性があるため、授乳は極力避けなければならない薬です。この注射を継続的にしているのであれば、是非授乳は控えてください。

ただし、文面の「中止してから何時間・・・」とありますが、その注射を最後、”中止”という意味であれば、薬の成分が体外に排出され次第、授乳は可能と思われます。この薬は即効性がありますが、分解されるもの速く数時間で分解されます。この薬はご存知の通り、麻薬でもあり、医療関係者も神経を使う薬です。ですから、患者さんの自己判断は禁物です。

最善の策は、おかかりの病院の医師他スタッフと相談しながら協力して病気を治すことです。しかも、お子様の健康にも関わる大切なことですので、是非おかかりの病院で詳しく相談なさることをお勧めします。

6月1日に出産し、現在子供は1ヶ月と24日です。今回母親である私が、膀胱炎になり、泌尿器科に受診しました。その際もらった薬を飲んでる間も授乳をして問題ないかを、教えてください。HC-198というマークの薬とソランタールです。

御使用中の薬剤は、最初の薬が抗菌薬で、後の方が痛み止めとなります。

さて、このお薬は両方とも授乳中のかたは、授乳を避けなければならない薬剤とされております。従って、薬剤はそのまま服用していただき、授乳の方は薬剤の服用期間中だけ避けてください。膀胱炎の薬物治療は、比較的短期間に終了するはずですので、その間はミルク等で代用してください。仮に母乳を一時中断しても、これまでの期間授乳なさっているようですので、心配ないと思われます。

授乳中です。9か月の子供がいます。一日5回くらい授乳しますが、先日、私が熱を出し、8度5分超えて、きつかったので解熱剤を飲みました。イブプロフェンという成分が入っていました。母乳でも飲んでいい薬という本の中に飲んでもいい成分となっていたので飲みました。一日3回2日間、飲みました。2日間だけだったのですが、大丈夫ですよね?一応、なるべく、授乳後、飲むようにしました。割と肩こりや頭痛もちなのですが、飲んでいい薬と飲んでは行けない薬の見分け方(解熱・鎮痛剤について)教えてください。

ご質問のイブプロフェンという薬についてですが、授乳中の方がこの薬を飲む場合、「通常は授乳を避けなければならない」という記載が薬の添付文書という情報書に記されております。あなたがお持ちの書籍の著者はどういう意図でそのような記述をしたか不明ですが、今後はどんな薬を飲む場合でも、処方医に確認後服薬なさることを是非おすすめします。(または、当サイトにてご確認なさっても結構です。)
今回服用した薬剤のお子様にたいする影響は、2日間とういう短い期間でしたが、全く無いとは言い切れません。ただし妊娠中に服用していた場合と異なり、ごく微量程度お子様の体内に入っていきますが、現在お子様の様子に異変が無ければ大丈夫だとおもいます。もしご心配ならば、一度医師に相談なさってください。また、今後は何か薬を飲む場合、その期間はミルクで代用するとか、前もって搾乳して冷凍保存しておいた母乳を使用するなどの方法で対処してみてください。

その他

プロマック顆粒を舌がただれた時に処方されました。コレは味覚障害を考慮に入れた適応外処方でしょうか。

プロマック顆粒が味覚障害の適応外処方ではないかとのご質問ですが、その通りと思われます。
味覚障害の一因として、亜鉛欠乏症が示唆されていますが、亜鉛は人体にとって必須元素であるため、通常は食事によって補う必要があります。実は現在、医療用医薬品として認可されている薬剤の中には、亜鉛欠乏症に適応をもつものがございません。そこで、あなたの場合のように、医師が亜鉛を含有する製剤としてプロマックを処方されたと考えられます。
ご存知かとは思いますが、プロマックは通常、胃潰瘍に処方されます。その副作用については特に重いものは報告されてはいませんが、味覚障害の場合、亜鉛が体内に十分補給されるまで、1ヶ月程度の期間を要しますので、医師の指示通り服用してください。
ちなみに、ある種の薬剤は味覚障害を引き起こすことが知られております。他にお飲みの薬剤がありましたらさらにお調べいたします。

便秘で悩んでおり家庭でできる腸内洗浄キットを購入したのですが、腸内洗浄後に腸内環境を整えるものがありましたら教えて下さい。ラックビーがとても効果的だと聞いたことがあるのですが近くの薬局にありません。薬局で探した所、ビバランス (資生堂)、ラクトーン (アサヒフード&ヘルスケア)→個人的にはこれが一番買いやすいのですが、ビオフェルミンがありました。
(あとワカモトというのがあったようななかったような)失礼ですがこの中で薦めるもの効果的なものを教えて下さい。
他の薬局にも時間があれば探してみたいと思いますので、参考までに上記以外で薬局で手に入るものを教えて下さい。
(できれば、上記製品も含めてランク付けしていただけると嬉しいです。)

腸内環境を整えるお薬ということですが、実は私は病院薬剤師で医療用の薬品については多少詳しくお話できるのですが、一般の小売店で販売している整腸薬は多数あり、正直詳しくは解らないというのが本音です。ちなみに、ラックビーは医療用(病院で医師の処方箋が必要)として有名ですが、一般用として販売されているかどうかはわかりません。ただ、医療用、一般用について共通して言えるのは、成分はだいたいビフィズス菌や乳酸菌、酪酸菌などが主で、どの製品を使用しても、効果にさほど大差は無いと考えます。 しかし、副作用的な問題を言えば、添加物の中に牛乳由来の成分が入っている場合があります。この場合は、牛乳アレルギーのある方(牛乳を飲んで下痢を起こす方)では服用すると、アレルギー症状(軽症:下痢、重症:発疹、ショック症状)が起こる可能性があるので要注意です。ですから、小売店(薬局、薬店、ドラッグストアー等)でお買い求めになる場合、薬局であれば、その店の薬剤師に相談されることがベストだと思います。薬剤師がいない薬店などの場合は、包装箱裏面の成分表示で、”牛乳由来成分”または、”脱脂粉乳 云々”、”カゼイン”などの表示がある場合は牛乳成分ですので、その製品は購入されないことをお勧めいたします。ちなみに、ラックビーは牛乳由来成分が混入しています。また、一般用にあるかは不明ですが、ミヤBM、ミヤリサンBMなどは牛乳由来成分が入っていないため比較的安心して飲めます。 
余談ですが、腸内細菌の正常化は薬で改善することもできますが、結局は菌も生き物ですので、ビフィズス菌などの善玉菌が住みやすい腸内の栄養的な環境を備えることも大切です。栄養に乏しい腸内の環境では、いくら善玉菌といえどもうまく増えてはくれません。そのためには、普段の食生活等も含めたケアが大切ですので、がんばってください。

Y-DPというマークの薬は睡眠薬だそうですが、その薬の名前と出きれば、効能(T-max, 効果時間、効き始めの時間)及び1回(成人)の用量を知りたい。

このお薬の名前は、「デパス錠 0.5mg」です。効果は人それぞれですが、以下のようになります。 

最大作用時間(Tmax)は、約3時間。

作用持続時間は、約6時間。

効果発現時間は、約15分〜30分。

成人の常用量は、睡眠用としては1〜3mgとなります。

尚、このデパス錠は医師の指示のもと用法、用量を守って服用してください。

勝手に中断したり、量を変えますと、依存性が起こる場合がありますし、アルコールとの飲み合わせもあります。また、普段はお車や仕事上の機械操作などにもご注意ください。

糖尿病薬のαグルコシタ−ゼ阻害薬は、食直前に内服とありますが、食直前とはどの程度の時間をさすのでしょうか?食べ始める15分〜30分前に内服しても、薬効は期待できますでしょうか?また、食前とは食事のどれくらい前のことをさすのでしょうか?
Drug name = ベイスン

(1)「食直前とはどの程度の時間を指すのか」について
αーグルコシダーゼ阻害薬の場合の「食直前」とは、食事の0分前で結構です。つまり、これからご飯を食べるぞっ!という直前でよいのです。「箸を持つ前にベイスン服用!!」を心がけてください。
(2)「食事の15〜30分前に服用しても効果は期待できるか」について
この薬は、食物を混ざり合って効く薬ですので、早すぎると薬だけが最初に分解されてしまい、十分な効果が期待できません。従って、前述したとおり食直前がベストです。
(3)「食前とは食事のどれくらい前を指すのか」について
一般に「食前服用」といいますと、食事の0〜30分前位までを指します。「食直前」も「食前」に含まれますが、厳密には違うことがお解かりでしょうか。
ちなみに、ベイスン錠を飲み忘れた場合の対処法ですが、(1)食べている最中に気がついたとき→その時すぐに飲んでください(2)食べ終わってから気がついたとき→30分後までなら、その時すぐに飲む(飲まないよりはよいため)→30分以上経ったら、その分は飲まない(薬の効果がほぼゼロ)
 

座薬をさした後どのくらい時間が経ってからウンチをしてもいいですか??
Drug name = ボルタレンサポ50

ボルタレン座薬についてですが、せめて1時間、最低30分位お待ちください。

よろしくお願いします。

血液検査の結果ウイルス性の感染と言われもらった薬ですが今日で3日間熱が38度から下がりません。薬が合っているのか知りたい。Drug number = D723、KP256

医師の診断はウイルス性の感染とのことですが、かぜでしょうか?

処方された薬は抗生物質(細菌を退治する薬)と去痰薬(痰をきる薬)です。

抗生物質は直接ウイルスを退治する薬ではありません。(細菌とウイルスは違う生物です。詳しくは、当サイトをご覧ください。)

もし、あなたがかぜであるならば、かぜを直接治す薬はありません。かぜは、人間の自然治癒力を期待するしかないのが現代医学の現状なのです。そのため、抗生物質は二次感染を予防する(これ以上悪くならないようにする)目的で処方されたものと思われます。ですから、人により効果は違いますが、おおむね1週間飲んでも症状が改善しない場合には、”薬が合わなかった”可能性がありますので、もうしばらく様子を見て、安静をこころがけてお休みください。

突然ですみません。実は私は調剤薬局の薬剤師ですが、隣の消化器科の病院からコルヒチンが処方されました。患者さんは痛風ではないということですし、実際これ以外に痛風の薬と思われるものもありません。頓服でもなく1日2回で処方されています。患者さんはおなかの薬だと話しています。疑義照会もかけましたがこのままでとのことでした。これはどういう意図で処方されているのか教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします

お仕事ごくろうさまです。同業者の方からの問い合わせということで、少々緊張しております。コルヒチンに適応外処方があるのかということですが、正直私も勉強不足でして、あまり詳しくは解らないのですが、以下に説明いたします。
 コルヒチンは抗炎症作用および白血球(好中球)機能抑制作用により,ベーチェット病にみられる網膜ぶどう膜炎での発作予防に継続投与されることがあるそうです。1日量0.5〜1mg(1.5mgまで増量可)でもちろん「ベーチェット病」では保険適応外処方となります。 ただ、その患者さんの”おなかのくすり”というのが腑に落ちないのですが、実際ベーチェット病には様々な症状が知られておりまして、一応消化器系の症状もあるそうです。ちなみに、ベーチェット病は遺伝病の一種で、コルヒチンは細胞の微小管の成分であるチューブリンというたんぱく質の合成を阻害することで、白血球の働きを抑制する効果があるようです。 以上ですが、今後ともお互いの勉強になると思いますので、また何かありましたらお気軽にメールをいただければうれしいです。

 


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