(なお、今回のトークは「こんなことを言ったことが知れて、特撮ファンに襲撃されたら恐い」という某氏の主張を了解して、誰がどんなことを言ったかは基本的にナシで、だいたいこんな流れだったいうものを報告させていただきます。先生だったり敬称略だったりその辺も適当で…)。 なお、レポーター緋色からのチャチャが入ってますが、別に私は大会ゲストでも何でもなく野球場で一塁側内野席からヤジを飛ばしてる兄ちゃんみたいなもんです。 |
すごい科学で守ります S本&H川のダブルゆういち先生の間で着席でのスタートに、Tさんいわく「星雲賞受賞作家の間に挟まれてしまってます〜」(会場笑い) 「でも、ノンフィクション部門だから」「ノンフィクションは獲りやすいよ…比較的に」などと応える両先生。 (仮面ライダー龍騎) 「龍騎なんだけど、どうですか?」 「オレはもう、倒されたゾルダのマスクの中が吾郎ちゃんだった…これだけでオッケーです。満足です。何も言うことないです」 「あぁ、そうですか」 「えぇ、もう、きっとこれは…あ〜、やっぱりそうだったか! ってツボで」 「ところで、北岡弁護士の不治の病ってなんだったんでしょうね?」 「なんだったんでしょう? 具体的には一言も出てませんよね」 「時々、目がかすんでたみたいですねよね」 「そう…症状が目に出る病気…」 「でも、普段はそんなでもなかったですよね」 「で…食事も結構、高級そうだけど、量が何となく少なそうだったような」 「食事制限がついて、目に症状が出る…と言ったら? あれなの?」 緋色「糖尿病かよォ〜〜!?」 「あぁ、吾郎ちゃんの愛の食餌療法かァ〜。一生懸命に計算して手作りの料理をッ〜」 |
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「で、結局の龍騎のストーリーは…?」 「アレがどういうことなのか完全に理解してる人なんて多分いないでしょ? 視聴者側にも作り手側にも」 「最近ね…ウチの子が(ボキャブラリが増えて来たのか)色々なことを言うようになってね。なんかつぶやいてるんで何かと思ったら『仮面ライダー陰陽師』とか言ってるんですよ」 「まぁ、そういうのもアリなんじゃないでしょうか」 |
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(忍風戦隊ハリケンジャー) 「あの合体なんですけど」 「合体ですよね…両脇からカブトとクワガが」 「何でハマるんでしょう?」 「疾風流と迅雷流で別々に作られたはずなのに、合体するんですよね」 「アレは本来、一緒に戦うんじゃなくてライバル関係でもあったんですよね」 「そう、でも合体できるような構造で作られていたとしか思えませんよね」 「…というわけで、実は元々、迅雷流の方も3台の合体メカとして作られていて、左右から2体が中央の中央のロボを補強するギミックになっていた。3つのうちの2つが出ていたけど、実は本編に登場しなかったもう1つがあると思われますよね」 「うん…それならわかる」 「じゃあ、何でしょう?」 「そりゃ、カブトムシ、クワガタと来たら、もう一つはバッタで決まりでしょう」 「バッタしかありませんね」 「うん、バッタ以外に考えられない」 緋色「あ! だから、あっちの方は女が1人で男が2人の3人組なわけなんだ〜!」 「ちょっと、サポートでテントウムシもあったりして…」 なんでテントウムシかというのは、「ビーファイター」とは関係ないからね。 …じゃ、なんでカブト、バッタ、クワガタで1号、2号、3号メカなのか意味がわからない人は大人の人に質問してください。 |
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(会場より質問/風見志郎&早川健問題…) 「あの色々なヒーロー遍歴を持つ人物が早川健なのだとしたら、風見志郎の時に親や妹もいる風見家の一員なので苗字が違うではないか?」…というような質問があったんだったかな…。で、それに対する解答が即座にあって、 「養子です」 緋色「え〜〜ッ! じゃあ、アレは血のつながらない兄妹!?」 「もう、萌え萌えですね」 会場内に笑い! 「きっと、単なる妹以上の感情があったのでしょう」 爆笑!! 「いや〜SF大会も時間帯が深夜枠になると…」 あぁ〜〜、あのH川先生から妹萌え発言が出るなんて〜〜ッ! |
世間には「すごい科学で守ります」を誤解されていて、特撮ヒーローの解説書のように思われてる人もいるようですが、アレは別に長谷川さんが机に向かってちまちま執筆したものじゃないわけです。 元々が96年のダイナコンという合宿イベントの時、10畳敷きかそこらの一室で長谷川さんを中心に20〜30人(プロ作家、ファンごちゃまぜ)が集まって「アレはこうじゃないか」「オレはこう思う」的に雑談というかバカ話したものです。笹川祐一さんも環望さんも富士原昌幸さんもその時からめちゃくちゃオモロイことをブチ上げてました。非常に美味しい場に私も居合わせられたものです。 その後、97年SF大会の「あきこん」にて戦隊の歴史(略称のSUPERやデンジ推進システム」等がここで発表された)を語られたのが、出版社の人の目にとまり、東京の某所で長谷川さんの戦隊関係の生トークが再び開かれ、会場のファンからの質問に答えたりしたのまでをまとめたのが「すごい科学で守りますです」という本なわけです。 というわけで、「長谷川先生に特撮ヒーローについて質問すれば何でも理屈をこねて答えてもらえる」という場でも「オレの理論は完璧だ。みんな聴いてくれ」という場でもなく、2ちゃんねるでいうところの神降臨のような光景ではありません。 放課後の教室で特撮ファンが雑談しているようなノリの空間なわけです。科学的な裏づけを元にどうこうではなく、こじつけやシャレもOK。1ファンだってボケかましの質問も、言ったもんが勝ちな突っ込みもアリです。 …というわけで、2004年夏は岐阜だからね! |