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 小田原建築探偵〜大阪万博編      
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36.太陽の塔特別公開〜9  03.10.11


太陽の塔は一般に3つの顔を持っていると
言われるが実は6つの顔がある。


正面の<太陽の顔>背面の <黒い太陽>
写真の<黄金の顔>の3つ。更に地下展示
にあった<地底の太陽>。


閉幕後、兵庫県に渡りその後行方不明だそう
だが、いったい何処へ?


5つ目は<万博の顔>。万博
から太陽の塔
を連想する人は数多い。

私の嫁サンは万博
未体験なのだが1970年
の夏休みの宿題は卵の殻で作った太陽の塔
だったそうだ。


さて、塔のテッペンで金色に燦然(さんぜん)
と光り輝く
黄金の顔。直径10.6m、重さ
12トン。


この顔がテッペンに据え付けられる当時の
様子を見ると,とても神々しい雰囲気が伝わ
ってくる。

万博教の御本尊そのものだ。

数年前までこの金色は何なのだろうと思っ
ていた。
まさか純金ではないだろう。

塗装の金とも違う。金メッキ?

こんな大きなメッキ槽なんて ある訳ない。
金箔とも違う鏡面
の輝き。答えは3Mの
スコッチ
フィルムだった。

シールと言う
には安易すぎる。高機能フィ
ルムと言うべき材料。


現在
サイン等あらゆる場所に用いられ
カッティングマシーンの出現により
看板屋
さんの仕事は書く技術からデータ作成
技術
貼る技術へと移行した。


’94年からの”平成の大改修”で張替え
られ以後約10年経過している。


風雨に晒され
紫外線を目1杯浴びて
いる割に下から見る限りだがその輝き
は鈍っていない。


普通は白ぽくなってしまうのだ。
その超耐候には驚かされる。

ちなみに私は3Mの関係者では
ありません。

そして6つ目の顔..
それは<大阪の顔>です