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 小田原建築探偵〜大阪万博編      
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36.太陽の塔特別公開〜14(結)  03.10.11


写真は塔へのタイムトンネル出入口。

特別公開の時間は僅かに約15分。


至福の時間はあっという間に過ぎていった。


入口では直接、塔に触れることが出来た。


手を延ばせば届きそうな距離ながら柵に囲
われ触ることの出来なかった塔の壁。



”テーマ館まであと60分 以上”の看板も見た。


塔の内部に入ることが出来て本当に幸せだった。


伝説の空間に身を置けたことに満足した。



特別公開から約2週間。今回の企画が、あまり
にも好評だったので数回に渡り今回抽選に洩
れた人の中からの一万人を含む合計2万人に
公開する事が発表された。



33年もひたすら封印していた割に、今度は
二万人と言う超大盤振舞い。


一度見せてしまえば1970人に見せようが
2万人に見せようがいっしょと言うことか?
(定員割れが心配)


いや、機構の人達は私を含め入場を果たした
人々の満ち足りた笑顔を見て魂に何かを感じ
たのだ。


こんなに沢山の「ありがとう」を言われるなんて!


「こんなに、喜んでくれるなんて!」
大勢の人を感動させる歓び。


『もっと早く見せてあげれば良かった。』
もっと沢山の人に見せてあげたい。


もったいぶっていて本当に悪かった。



私達も感動したが、機構の人達も感動
したのだ。違いない。


無料なのはありがたいが、年1回でも有料で
公開し万博遺跡の保存予算の一部に充てた
ら良いんじゃないかと思うのだが..



今、私は、もし20通のはずれ券の復活戦
で当選したら、どんな理由を家族に告げ、
交通費をどう捻出し大阪に入国しようか
思案している最中である。


また行くつもりなのか?
まだ、当選ハガキは来ていないのに。..


太陽の塔内部公開(完)


追伸。
その後、敗者復活となりその年の12月
再度の内部入場が実現したのだった。