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 小田原建築探偵〜大阪万博編      
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36.太陽の塔特別公開〜13  03.10.11


塔入口の扉へ私を導くトンネルを一歩一歩、
踏みしめるよう様に歩いた。


通路は33年前の空間へ私たちを誘う(いざ
なう)短くて長いタイムトンネルだ。


時空を超えて夢に迄見た空間へ、遂に踏み
こんだ。


嗚呼..ライトアップされた生命の樹が伸びていた。

写真でしか見た事がない世界。

ただ見上げるばかり。

はぁー。溜息しかでない。

遂に、この場所に立った。

伝説の空間に、身を置く歓び。

私は今、太陽の塔の胎内に存在している。

時間よ止まれだ。

取外されたオブジェは多かったが太陽の光が
入らない漆黒の闇の中で生命の樹は色鮮やか
なまま生きていた。


生命の樹はきっと33年分伸びていたに違いない。

写真は当時の姿