小田原建築探偵   
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幻のスカンジナビア館part2 〜8


前ページの見出しは「親善の象徴無残な末路」
「非行の巣と解体」「まさか!絶句の友好団体」
と”無残” ”まさか!” ”絶句”の衝撃文字で
万博遺跡解体を伝える。

記事は10月なので解体されたとされる7月
から実に三ヶ月後の報道である。

幻のスカンジナビア館part1で解体は橋爪レポ
ートによれば82年と記したが81年6月から7
月が正解の様だ。

解体から3ヶ月後の報道で解体が初めて表面
化したのが少々、不可解ではある。

少年が侵入してくれたのも解体したい側からす
れば好都合だったのかも知れない。

前ページ新聞記事の解体後の写真と同じ様な
角度からの写真。新聞のキャプションにはボイ
ラー棟を残して撤去されたスカンジナビア館跡
地とある。この元ボイラー室はテニスコート物置
として現存していた。

2004年、跡地を訪れた後、同学園にスカンジ
ナビア館について、何か残っているものがない
か問い合わせしてみたが返信はなかった。

でも何か(それが移築後のものかも知れないが)
残っている気が凄くするんだけど..解体後年月
も経ち当時の関係者も少なくなり、それがスカ
ンジナビア館に関するものとも知られないまま
..どこかに眠っているのではなかろうか?

さて貴重なスカンジナビア館営業当時の内部
写真を次ページから紹介していく。プライベート
写真も多く全部を紹介できないのが残念だが。