小田原建築探偵   
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ポルトガル館の記念品8



「海の男の像」は思っていた以上に綺麗だった。
その綺麗さは、とても38年前のものとは思えな
い位の綺麗さだった。それは新品同様レベル。
まさかレプリカって事は無いと思う
が、とにかく凄く綺麗だった。



波止場にあった時の写真を見てもあまり汚れて
いる様にも見えないので、これは石の性質なの
か、強力洗浄などを施した為なのかも知れない。



像の土台裏側にはアントニオ・ドアルテ日本万
国博参加協力作品(1969年作)と彫られた銘
板が貼られている。そこには万国博ポルトガル
ナショナルデーに参加出演した西之表市への
感謝と数世紀に渡る日本とポルトガルの友好
の証として贈呈されたと記されている。



日本とポルトガルの友好の証、そして大阪万博
の記念の印となる「海の男」の像は末永くこの
場所でこの島への来る船、行く船を見守り続け
て行く事だろう。そして、もしかしたらこの島から
発射されて行くロケットも見送っているのかも
知れない。



(完)


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