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小田原建築探偵〜 大阪万博編 | |||
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35.万博本〜公式記録編 | |||
公式記録物語〜part4 「万博本バブル〜 ま じ..?」 2000年万博本のオークション市場は異常な 高騰を見せていた。 今では簡単入手可能な書籍にも、とんでも ない高値が付いた。 万博本バブル期がやって来ていた。今回逃 したら2度と手に入らない雰囲気でもあった。 あの荒俣宏氏も エッセイで 「万博本が手に入らーん」と嘆いていた。 万博開会30年に合わせたかの様に記憶の 片隅に眠っていた熱きマグマ が同じ時期に多 くの人の心の底から噴き出して来たのだ。 その日のヤフオク終了日。今回の狙いも公式 記録だった。 公式記録写真集と資料集?を併せた化粧箱 付きフルセットと言うグレードの高い出品。 終了時間のかなり前からオークションはヒート アップ! 熱き戦いが繰り広げられていた。参戦する までもなく私の用意していた予算はあっさり と越されていた。 金額は何と六桁に突入していた。 あまりの加熱ぶりに私のパソコンもフリーズ しそうだった。 いったい、どこ迄行ってしまうのか? 勝負はブラックホールに突入していた。 見えない相手との攻めぎあい。 意地と意地とのぶつかり合いだ。 両者共、降りるに降りれない暴走特急に 乗ってしまったのだ。 誰もこの暴走特急を止める事は出来ない。 もはやこのブレーキの壊れた列車を、止める事 が出来るのはS.セガールしかいないだろう! 勝負は遂に20万円代に突入し確か28万くらい でで決着した。 暴走特急は止まった。 映画「スピード」のテーマ曲が頭の中で リフレインしていた。 名勝負だった。戦いは決着しお互いノーサイド。 落札した方は「やった!」と思ったのだろうか? それとも「やっちまった!」と思ったのだろうか? 写真上 タワーキャビンパネルのテクスチャー |