甲羅の嘘
モノコックの概念に照らすと、ウィング・カーの車体は今までに無い、高剛性の構造に見える。車体から
フレームらしいものは殆ど無く、有るとすればフロント・サスペンションのAアームくらいのである。
しかし、サイド・ポンツーンと言われる張り出し部は、骨格としては機能していないのである。
その証拠にアンダー・パネルと言われる翼型の床板も、中央の構造部品に後付けされていて、核になる部品
ではない事が解る。 (Fulcrum 著)