【M260−RW改造日記・その3・1】

《OSたんがやってくる日・前編》

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いよいよもって3回目に突入の「パソコン改造レポート
副題『M-260の悲劇』

なぜか絵を描くのに飽きたころ、ハードを弄りたくなってくるんだよなぁ・・・
自然の摂理?

今回は、そろそろ“とう”のたって来た98seにお別れすべく新OS導入レポートです。
ですが、ただの導入だと面白みがない!って訳で、デュアルブート環境を目指してみます。(いや、またそんな無理しなくても・・・)

待ってろよ!XPたんの図




1・きっかけ

手に入れました。
『painter8』

さて、使おうにもwin98には対応してない模様。(無理やりインストすれば動くという説も・・・・)
やっぱ手に入れたアプリはできるだけ使ってみたいものです。

ソフトにも逆下位(上位?)互換性みたいのがあれば問題ないんですが。

と、いう訳で今までなかなか踏み切れなかったOSリニュを志して、作業を開始です!


2・準備&おさらい

やっぱ今のOSなら『XP』っしょ!
XP導入を目指すならここはNTFSを使わなきゃ損です。
やったことない事は、とりあえず試してみたくなるのが人情というもの。
とりあえずは、パーティションから分け直します。
が、まずは前回、前前回にのっとって98SEをリストアしました。

そして今回は、MS web UpDateで配布されているパッチ等を、できるだけディスク保存しときました。
なぜなら、そろそろ98はサポートが終了してしまうからです(2006年だっけ?)。
その時のために、IEのSPや、セキュリティの修正パッチなどの中で、保存の利くものだけはできるだけHD内に保存しておきます。
そうすれば、次回リストアの時にはいちいちネットに繋がなくて済みますしね。

3・メモリ増設

XP導入にあたって、少しでもメモリは欲しいもの。て言うか、
最低でも512M無いとまともに使えないとの情報もあります。
と、いう訳でメモリを限界の512M(PC133両面実装256Mメモリ:約7000円/1枚)まで増設しました。

98SEでは、多少注意(ファイルの書き換え)が必要です。システムの都合上とか何とかで、512以上のメモリ積むと、システムの不具合があるそうなんですよね?よくわからんけど、ファイルの書き換えしないと、メモリがたくさんあるのに「メモリ不足です」になっちゃうんで、メモリ増設を考えてる人はよく調べてみてください。

ちなみに、SOTEC M260RWは、オフィシャル情報では最大メモリサイズ256で謳ってます。


4・セットアップ


とりあえず、10GほどHD内に確保してもう一度98SEをクリーンインスト。そして、使いやすいようにセットアップ。
速くします。
蛇足ですが、自分が忘れないようにとの記録を兼ねて、ここで私が行っている98の速度アップ設定を残して置くことにします。

○デスクトップ

1 パフォーマンス/ファイルシステム/HD  で、「ネットワークサーバー」に変更
2 アクティブデスクトップの解除
3 デスクトップ/プロバディ/画面のプロバディ  で、視覚効果OFF
4 スクリーンセイバー/設定  で、ディスプレイ省電力OFF
5 デバイスマネージャ/HD  で、DMAにチェック
6 仮想メモリを、パーティション分けした別のドライブに設定
7 ○CDROM自動実行のOFF
デバイスマネージャ/CDドライブ/設定  で、挿入の自動通知をOFF
8 ○ロゴの非表示
msdos.sys の optionセクションに「Logo=0」を追加
9 ○終了ロゴの非表示
C:\windows から、「logo.sys」と「logos.sys」を削除
(別のフォルダに移動しても良し)
10 コントロールパネルで、キーボードの速度を好み(最速)に設定
11 ○起動時にFDを検索しない
パフォーマンス/ファイルシステム/FD   新しい云々を、OFF
12 フォルダオプションを、好みの設定に
13 デスクトップで表示のフォントを、全て『Terminal』に変更。
trueタイプは、使用しない
14 必要のないフォントは削除。
Googleで使うので、Alial等は残す。
整理終了後、「ttfcache」を「ファイル検索」で探して削除。
(起動時、自動で作成されるので大丈夫)
15 スタートメニューを整理


○ファイル書き換え等
(必ずバックアップを取って試してください。責任取れませんよ〜〜。)

タイムスライス設定
(窓の手で設定可能)
「ファイル名を指定して実行」で、「sysedit」を実行
system.iniを開く
[ 386Enh ] セクションに
MinTimeslice=4
を追加
pen75〜166 8
pen200〜penU300 4
penU 300以上 3

に、設定します。あんまり数値を小さくすると、CPUにかかる負担があがり、遅くなるので注意。
3か4の、どちらかで良し。
今は『窓の手』で設定できるようになったので、任せるのが吉。
ちなみに、うちのパソの場合は窓の手に任せてみると4になりました。
メモリを512積んだ場合の設定 「ファイル名を指定して実行」で、「sysedit」を実行
system.iniを開く

[ vcache ] セクションに
MinFileCache=0
MaxFileCache=65536
Chunksize=512
を追加

上記数値は、私が勝手に設定してる数値です。
搭載メモリによって、数値が違います。
搭載メモリ 数値
32MB 4096
64MB 8192
128MB 16384
256MB 32768
512MB 65536

適正数値は、いろいろ試すか、ネットで探ってください。
っていうか、ネットの情報見るとみんな違うんだよね。
千差万別?(byモア
min=32768もあったり、minとmaxの値を同じにしてる人もいる。
どれがいったい正しい値やら・・・・


他にも、チャンクサイズを指定するのもありらしいのだけれど、何故かうちでは不安定になったので指定してません。
指定するときは
『 ChunkSize=512 』
と、書き込みます。
チャンクを1024にしてる人もいた。

必要なときしかHDにキャッシュに行かない設定 [ 386Enh ] セクションに
ConservativeSwapfileUsage=1
を追加
メニューのプルダウン表示設定 「ファイル名を指定して実行」で、「regedit」を実行
※レジストリを弄ることになるので、バックアップ必須!!
HKEY_CURRENT_USER\ControlPanel\desktop
に、「新規/文字列」で「MenuShowDelay」を追加。値を「1」にする
msconfigによる
スタートアップ(自動起動)の整理
「ファイル名を指定して実行」で、「msconfig」を実行
必要のない自動起動プログラムを停止します。
(赤文字は絶対必要なものです)
私の設定は以下のとおり。


項目 内容 是非
ScanRegistry 起動時にレジストリをスキャン
Taskmonitor タスクを監視(デフラグ時に必要?
systemTray システムトレイ
Norton Auto-Protect ノートン・オートプロテクト
Tweak UI (いらないかもしれん・・・)
KB891711 winセキュリティパッチ
めもりーくりーなー めもりーくりーなー起動
(スタートアップ)
Tablet タブレットドライバ
Tabletuser タブレットプログラム
(スタートアップ)
SmartScroll スマートスクロールドライバ
internat.exe 複数のIMEを切り替えるときに必要 ×
TkBellExe リアルプレーヤの、タスク ×
LoadPowerProfile ディスプレイ省電力設定等
ノートパソのレジュームとかが無ければ必要なし。
(2つある場合あり)
×
gnetmous マウスドライバ
win付属のもので足りるので
必要なし
×
SymTray ノートン・システムワークスのシステムトレイ制御 ×
DkService ディスクキーパー ×

こんな感じになってます。
タブレットとか使ってなければ、一番上の3つだけでもよいぐらいです。
autoexec.batとconfig.sysの整理 「ファイル名を指定して実行」で、「sysedit」を実行
autoexec.batとconfig.sysを整理
空白の削除、REMコマンド行の削除等
(バックアップ必須)

この他は
ソフト『窓の手』&『TweakUI』
ドライブスペースをはずす、マウスの速度制御、メニュースピードの調整、右クリックの新規作成を全削除などなど・・・・・・・

これで、リソースが87%、GDIリソースは98%ぐらい空きます。
やったことない人は、いろいろやってみましょうね。
98SEは、まだまだ使えるOSなのだ!!
・・・・・・・・・アプリがこれからもあればね(苦笑


で、ここからプログラムをインストールします。

ふぉとしょ、ペインターはもちろん、ブラウザ(私はDonutU)や、リネームソフト、ワープロソフト、などなどなど。
それが終わったら、デスクトップのアイコンを5つぐらいまで減らして、さらに再度スタートメニューを整理して、必要の無いものは別のフォルダに逃がしておきます。
あらたにスタートアップなどが登録されることもあるので、アプリケーションから解除できるものは全て解除。タスクバーには入れないようにして、もう一度上記表にのっとってmsconfigなどをチェックしなおします。
そして、もう一度フォントキャッシュを整理。これも忘れずに。

注:ペンタブやプリンターなど、ハード系のデバイスは一番あとにインストールすることにしてます。
これは、もしかしたら最初にインストールするべきなのかもしれませんが、何故か先にインストールしたあとに特定のアプリケーションをインストールすると、USB系のデバイスが認識されないことがあり、再インストールという事になるからです。

ここまでの設定が終わったら、「窓の手」か「TweakUI」で、『設定の保存の無効化』をチェック。
そして、「msconfig」で、『win.iniを処理する』のチェックをはずします。
これでまた、起動が少し早くなるのだ。

その他にも、起動&終了時のサウンドをオフにしたり、いろいろありますが、音がまったく鳴らないってのも寂しいので、私のしてるのはこんなもんかな。

全部終わったら、スキャンディスクしてから、デフラグします。
Diskeeperというソフトがお勧めです。
あっという間にデフラグが終わりますよ!(20〜30分ぐらい)
フリーソフトでは「すっきりデフラグ」というのが、設定しやすくて便利です。
できれば「れじこん」とか使って、レジストリのチェックも行いましょう。

さてさて、準備も終わったのでいよいよ新OSでもいれてみましょうかにょ。



っと・・・・・・・

5・その前に

その前に、今回はOSのまるごとバックアップを造っておこうと思います。
使うソフトはNorton Ghost。
ちょっと使いづらいんだけど、今んとこはこれを使ってます。他に何かいいソフトあればいいんだけど。

まずは、スキャンディスクした後、デフラグ。
これ、基本。

終わったらバックアップです。
直接CDにリストアディスクを造れるという代物なのですが・・・・・・・ですが、
うちのパソコンは止まっちまうんですよ(泣
何枚CDを無駄にしたことか・・・・・・・


と、いう訳で別のパーティションに仮に造って、それをCDに焼くことにしました。
その場合、Ghostの拡張設定/コマンドラインタブに

『-split=650-auto』 (数値は、各自設定OK。私は700MのCDに焼くので650にしときました)

と、打ち込むことによって、自動的にファイルを分割して作成してくれます。
そして、出来上がったファイルのイメージ整合チェックを行った後、CDに焼けばおげー!!


さてさて!いよいよほんとに

新OSの導入だーーーーっ!!!!!