南アルプス (白根三山
北岳 間ノ岳 農鳥岳を行く 最高峰北岳 3193m

2009.8.20-22 2泊3日)

 8/20
 
(木)
 1日目 
 広河原.....分岐(大樺沢へ).....二俣(右俣コース)......小太郎尾根の分岐......肩の小屋(昼)......北岳山頂.......... 北岳山荘(泊)
 
6:10発                 8:40               10:55    12:05−13:05   13:50−14:25    15:30(着
  8/21
 
(金)
 2日目
 北岳山荘.....中白根山.....間ノ岳山頂.....農鳥小屋(昼)....西農鳥岳.....農鳥岳山頂......大門沢下降点....大門沢小屋(泊)
 
7:00頃発         9:35-9:45  11:10-11:50頃        13:50-14:00              16:30(着)
  8/22
 
(土)
 3日目
 大門沢小屋....奈良田の里温泉(昼、入浴)......奈良田バス亭....身延駅(富士川号にて帰路)
 
6:40発       10:50着−13:00       13:30発     15:00着 15:04発


北岳といえば、言わずと知れた日本国内第二位の高さを誇り(3193m)
高山植物の宝庫としても有名な山ですね.
では、
......出発!

 1日目

    
↑右画像は広河原山荘に行く手前で撮りました(AM 6:08)
橋を渡り、山荘の脇から林に入り
しばらくは大樺沢に沿って、ゆっくり体を慣らしながら登るのです
左画像は、二俣手前から北岳を仰ぎ見、このように近くまで来たことに感激!
雪渓です(AM 8:40)

     
暑い〜です
陽ざしをよける所がないのはきつかった
それと虫が多く寄って来て、汗にまとわりつき不快でした

虫よけシャツを着てくれば良かったと後悔...
↑左画像は北岳をバックに<クガイソウ>   右は ダケカンバの林に咲く<マルバダケブキ>
苦しい登りもお花たちにずいぶん助けられたことか...。

    
二俣から2時間後、小太郎尾根の分岐に出ました
ここからは視界がパッと開けて山々を見ながら快適に歩きました(11:20)
↑左画像は<甲斐駒ヶ岳>  中画像は遠く八ヶ岳が望め  右画像は富士山です
天気は最高!

  

↑左画像は肩の小屋にむかって、今来た道を振り返った所です(11:37)
右は<ミヤマダイコンソウ>と千丈ヶ岳 左端の山↑(11:40)

雄大な眺めに苦しかった登りも忘れています 

                                         
お花が斜面に咲き乱れて綺麗〜(12:00)
 北岳の肩に到着↑わぁ〜い(12:05〜13:05昼食)です
ここまで6時間かかりました 
元気を取り戻したので、いよいよ北岳に向かいます 

右画像千丈ヶ岳は、どっかりと頼もしい山ですね(13:10)↑ 

                   

      ↑画像は北岳山頂手前
         雲海に浮かぶ富士山を見ることが出来ました(14:05)↑


  

ついに北岳の頂上に到達です。 さわやかです。素晴らしい眺めです(13:50-14:25)
お花も残り少ない夏を惜しむかのように咲き誇っています

名残惜しかったのですが....
そろそろ、今夜の宿泊地の北岳山荘にむかって下山開始

   

  かすかに鞍部に北岳山荘が見えました右画像(14:40)↑
下りは急坂、慎重に...。


       

やっと第一日目の目的を果たし北岳山荘に着きました(15:30)
今日は9時間20分の行程でした

後は見え隠れする富士山と、雲の海を眺めながら無事に来れたことに感謝をして乾杯〜(18:00)
自宅を出てから長い長い一日目でした
お疲れさま〜


  2日目
山荘にたたきつけるかのような風と雨の中で朝を迎えました
昨日はあんなにいい天気だったのに残念です
それでも霧雨の中を出発したグループもありました
今年こそは..と、思って登って来ても天候が悪く断念しなければならないのが山なんですね
私たちは出発時間を遅らせて様子を見ることにしました

       

相談の結果、雨もそれ程ひどくないので予定のコースを行くことになりました
もちろん雨具を装着して。
足元を確認しながら冷たい雨粒に頬が濡れても一歩一歩
時折、吹きつける風にも何んとか頑張りました
↑ガスッていて何も見えない間ノ岳頂上に到着 3189m (9:35)左画像 
先を急ぐので10分程の休憩
次の目的地は農鳥小屋です
でも、ふっと視界が開けてこのような富士山も見え隠れするのです 真ん中画像(10:15)
農鳥小屋が鞍部に見えました右画像(10:15)
小屋まで1時間程かな?


 

↑左画像やっと辿り着いた農鳥小屋(11:10)
ここで昼食を取り農鳥岳に向かいます

雨がこれ以上降らないことを期待して.... 

 
  農鳥岳頂上 3026m からの画像です(13:50)
ガスがさっと引いて南アルプスの鳳凰三山が顔を見せました(同行者M.Hoさん撮影)↑ 
風は強かったですが、雨は来なくて何とかここまで来れました
農鳥小屋を出てからは本当に辛く長い道のりでした
天候が良ければ歩行も楽だったでしょうけど...。

しかし喜んだのもつかの間、...ここから難所が待っていました
大門沢下りです
急降下の大石ゴロゴロ道が大門沢小屋まで続きます
膝はもう限界まで来ています
小屋が見えた時は夕闇寸前で、何とか夕食に間に合いました
9時間位歩いたのでしょうか....今日も長い一日でした(16:30)
それに昨日、北岳山荘で知り合った山の仲間に
ここでまた再会出来て感激!
もちろんささやかな慰労会?で楽しく夜が更けていきました

 3日目
天候はあまり良くなく雨具装着の出発ですが.....
もう今日は沢を下るだけなので気持ちは楽でした

   

大門沢小屋を6:40出発
渓流は水量も多く足元が滑りやすかった
でも、吊り橋が苦手なメンバーのお陰で長い下りも愉快でしたね〜 



無事に奈良田に辿り着きました(10:50)
今日は4時間の行程でした
もちろん

ここここ奈良田の里温泉で3日間の汗と疲労を流してさっぱり...
みなさまお疲れさま〜

北岳で出会った可愛いお花達です
暑さの中どれほど癒され元気が出たことか...。
ほんの一部のお花ですが
次に行くことがあるのなら北岳特産の<キタダケソウ>に出会いたいものです



花の名前が間違っていたら教えてください
(図鑑等で調べたので自信がありません)


山行後記

ここ白根三山縦走は、高校生の時に登ったことがあったのですが
その記憶はおぼろげです
今回誘っていただいて良い思い出になりました
体力的には不安でしたが頼もしい同行者のお陰と深く感謝しています

それに自然の美しさと裏腹に怖さも実感し貴重な体験をしました
次は是非、天候の神様がほほ笑んでくれますように...。

ありがとうございました