GURPS ARCHAIC Fantasy
―Introduction



■ GURPS ARCHAIC Fantasy(アルカイックファンタジー)について

このTRPGの項にはGURPSアルカイックファンタジーということで,
GURPS4版の自作サプリメントに関する記事を置いています。
とりあえず,この"概要"のページではこのサプリメントの概要と
そして,どういう意図で製作しているかについて軽く触れたいと思います。

なお,GURPSとは何ぞや…というのを書くとあれこれ長くなりますので,
ご存知で無い方はググッていただくとして,
GURPSアルカイックファンタジーは汎用TRPGシステムであるGURPS(4版)のサプリメントであり,
俗に言うファンタジー世界でTRPGを遊ぶためのサプリメントとなっています。

ファンタジーといっても非常に意味が広義であり,なかなか扱いが難しいのですが,
このサプリメントは特に


 ・剣や魔法,その他様々な業をあやつる者たちが
 ・魔物やその他人外のものが多く跋扈する
 ・神話や童話的要素の濃い中世ヨーロッパ風(あくまで"風")の世界で活躍する


ようなセッションを遊ぶことを念頭に置いた,ワールド先行型のサプリメントとなっており、
以下に挙げるような特徴があります。


 ・"クラシカルな剣と魔法のハイ・ファンタジー"を目指したワールド設定
 ・キャラクターの初期イメージの構築,ならびにワールドに対する理解を補助するライフパスルール(選択ルール)
 ・"普通に見えるけど地味に強い人たち"を再現する気操法ルール
 ・"人"と世界に偏在する"おおいなるもの"との深い関わりを表現し,
 ・プレイの内容にしたがってキャラクターのスペックにも影響を与える"祝福"ルール
 ・知力とは独立した,魔法的な/霊的なものに対する親和性・感受性をルール上表現するための追加能力値"霊力"


ちなみに、サプリメントのタイルとして付いている"アルカイック"とはフランス語かラテン語あたりで
"古拙な"、"古風な"、"素朴な"といった意味があるそうで、そういう"ファンタジー"を目指したい、ということで付けています。





ここを訪れた以上,ご存知の方も多いかと思いますがこのサプリメントの
土台となっているGURPSは,ルナルや妖魔夜行,その他多くのサプリメントが
国内展開され,一時期は少なくないプレイ人口を誇ったシステムでありました。
ただ,今となっては四版が出た際の展開の失敗や,その他もろもろの事情で
プレイ人口が激減し,事実上,国内における展開も絶望的という現状があります。

それなのになぜ敢えてGURPSなのかという話もあるかと思いますが,
GURPSというシステムがダンジョンもの,シティもの,陰謀もの,戦記もの,探索もの,紀行ものなど
様々なスタイルのセッションを行ううえでのルールが一通りそろっており,
また,様々なワールドに対応することを前提とした"自由な"システムであるからです。

とりあえず,このサプリメントはワールドについて触れたワールドセクションと
ルール処理について触れたシステムセクション分かれています。


ということで,なにかと難儀なことももありますが,よろしければお付き合いくださいませ。



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