Grasshoppers Movie
―映画についてのひとりごと―



アニメについてあれこれ


長年待ち続けた「ムーミン・パペット・アニメーション」のDVDがやっと発売された。あんまり嬉しいので、購入を記念して、今までちょっとずつ買い貯めてきたソフトを中心にストップ・モーション・アニメについて語ってみる。

ぼくはストップ・モーション・アニメのファンだ。タワーレコードで「ユーリ・ノルシュテイン作品集」を発見した時は、まだプレイヤーを持っていないのに、即座にソフトの方だけ購入してしまった。それくらい発売を待ち焦がれていたのだ。というのもノルシュテインはこの分野で最も有名で人気のあるアーティストであるにもかかわらず、なかなか作品が見られない状況が続いていたからだ。随分昔にLDが発売されたことがあるが、権利関係で揉めて再発売が出来なかったらしく、インターネットのオークションでは出品された途端に数万円の高値がつく有り様だった。 しかし2000年に福音館書店から「霧につつまれたハリネズミ」の絵本(名作)が出版されたりして、そのうち必ず再発売されるだろうとは予想してた。 そりゃお店で見かけたら即買いしますわな。

さてソフト購入から遅れること数ヶ月、やっと安物のDVDプレイヤーを入手して映像を見たときは、あまりの可憐さにただただ溜め息をつくしかなかった。数年前に、ネットで知合った人にビデオを借りたことはあったのだが、改めてDVDで見ると、ビデオでは分からなかった滲んだりぼやけたりした感じの繊細なタッチや、不思議な奥行がハッキリと分かるようになり、新たな感動があった。これはまさにDVDの為の作品と言えるかもしれない。

収録されている作品はどれも素晴らしいが、やっぱり「霧の中のハリネズミ」と「話の話」が良い。この手のアニメを見続けていると、水が流れたり火が燃えたり技術的な面が気にかかることがあるが、ノルシュテインの作品は、何をどうやって撮っているかサッパリ分からないくらいの高度な技術が用いられているのもかかわらず、観ている間はそんなことは忘れてしまって、ただただ美しさに圧倒され息を呑むしかない。技術と表現が高いレベルで一体となっている。とにかく映像に力があって、キャラクター達のほんのちょっとした一挙動にも惹きつけられずにはいられない魅力がある。やはりそんじゅそこらのアニメ作家とは一線を画しているよなあ。

音楽も美しい。知らない音楽家ばかりだが、どの作品の音楽も映像にピッタリで尚且つ格調高い。「愛しの青いワニ」の甘ったるい感じのテーマなどもぼくは大好きなんだけど、流石はチャイコフスキーやラフマニノフの国だけはあるね。

「はりねずみく〜ん」というアレや、江守徹の奇怪なナレーションが聴けなくなったのがちょっと残念ではあるが、それらの点を差し引いても、このDVDには100点満点をつけたい。

「手・その他の短編 イジィ・トルンカ作品集1」も、まだプレイヤーを持ってない時点で買ったソフトだ。たまたまブックオフで見付けたので、すかさず確保しておいたというわけ。この手の作品は滅多に中古に落ちないから、安く買える時はキッチリ買っとかないとね。

これに収められている「手」は、ストップモーション・アニメを紹介する記事でしばしば筆頭に挙げられる有名な作品だ。ぼくは初見だったが、独特の世界観やアルルカンの哀しげな表情、造型などには目を見張らされた。なるほどこれは名作だ。

しかしながら個人的な好みで言えば「善良な兵士シュヴェイク」のシリーズの方が好きだったりする。まず驚かされたのは一話の冒頭のシーン。大勢の兵士達がそれぞれ動き回る中、カメラが徐々に奥へとズームしていく。おもむろに目の前を横切る機関車。…こりゃスゴイ。きっと機関車の陰になり見えなくなった人形たちも動いているんだろう。画面から生気が溢れ出ている。声優も達者だ。初めて見た時、すぐには一人で全ての役をこなしていると気付かなかった。

特に気に入っているのは3話目の「堂々めぐり」。雪に閉ざされた感じやシュヴェイクの饒舌さ、どの作品でも酒を飲むシーンがあるところなど、なんだかロシア文学っぽい。作中でロシアとの緊張関係が描かれているが、チェコ人とロシア人の気質は近いものがあるんじゃないのかなあ。

DVDプレイヤーを買う時についでに買ったのが「川本喜八郎作品集」なのだが、このソフトには良い意味で予想を裏切られた。そもそもこれを買ったのは、「いばら姫またはねむり姫」という作品に人形同士の妖艶なラブシーンがあると本で読んだことがあって、正直そのシーンが見てみたかっただけなのだが、なんと収録されている作品の殆どが稀に見る傑作だった。川本喜八郎といえば三国志の人形作家という程度の認識しかなかったが、この作品集を見ると、日本どころか世界でもトップクラスのアニメ作家だと確信できる。解説書にもある通り、不当に評価が低すぎるよなあ。

特選は「鬼」「道成寺」「火宅」の三部作。日本的な人形や蒔絵を取り入れた美術の美しさは比類がない。アニメーションもリアルを通り越してうすら寒く感じてしまうほど艶めかしい。内に秘めた情念が滲み出ているようにさえ見える。人形たちの演技の木目細かさや、人形であるが故に立ち上る背徳的な雰囲気も手伝って、どの作品にもぴいんと張り詰めた空気が漲っており、一瞬たりとも気が抜けない。この人形を放置していたら知らぬ間に髪が伸びてそうだ。「旅」「詩人の生涯」も良い。こういうガロ的というか昭和前衛レトロな雰囲気は大好き。

で、「いばら姫またはねむり姫」については、これも傑作であることは間違い無いが、ちょっとぼくが考えていたのとは違った。人形同士のラブシーンということから、もっと狂気じみた映像を期待していたのだが、案外普通だったと言うか。確かに人形が大きく息を付いて胸が上下するところなど、細部の表現には凄まじいものがあって圧倒されたが、その動作があまりに人間的でリアルであったために、乱歩の「人でなしの恋」的な、妖しくも冷たい倒錯の世界を期待していたぼくにとっては、逆に興ざめしたというか、なんかちょっと違うかなという感じがしてしまった。まあぼくの趣味がアレなだけかもしれないけど。

他にこの作品集で注目すべきは、松村禎三、湯浅譲二、武満徹など日本を代表する錚々たる作曲家が音楽を担当しており、しかもそれぞれが実に素晴らしい仕事をしているところだ。これを見て、湯浅譲二はもっと積極的に映画に関わるべきだったのにと思った。武満の曲も笑っちゃうくらい良い。ぼくは武満ファンで随分な数のCDも持っているが、これは彼が映像に音楽を付けた仕事の中でもベストのひとつじゃないかな。

「ラウル・セルヴェ作品集」はジャケ買いしてしまったというか…。「ハーピア」が見てみたかったのもあるが、このソフトをレジに持っていく直接の原動力になったのは、胸を顕わにした貴婦人があしらわれたジャケットかな、やっぱり。まあ「ハーピア」も胸をはだけてるけどな。

ただ残念ながらこの作品集は少々期待外れだった。一通り見終わった後で解説書を読んで、反戦的なトーンの背景にあるものは分かった。それぞれの作品で異なる手法を用いる姿勢も良い。初期のセルアニメやヒッピー風の作品など、60〜70年代の時代の空気が感じられるのも面白い。しかし先入観無しに純粋に作品だけを見ると、どれももうひとつパワー不足なように感じる。何より純粋に動き(アニメーション)だけでハッとさせられる場面が無かったし、ひとくちで言うと「モンティーパイソンのアニメの方が面白いんじゃない?」という感じ。ぼくにしては辛口かもしれないけど、まあ正直な感想。

しかし「ハーピア」「夜の蝶」の2作は是非とも観ておく価値がある。幻想的な美術や独特の佇まいは深く印象に残る。両作品とも顕わになった胸にドキッとさせられるが、エロチックというよりむしろグロテスクで、背徳的な香りがプンプン漂っている。ストップモーションアニメと言えば、人形や粘土など無機質なものに生命が宿るところがもっとも素晴らしいところだが、逆に生命の象徴ともいえる女性のヌードが、こんなにも不気味で異様なものになってしまうとは。この冷たい感じは、皮肉にも「いばら姫またはねむり姫」を見る前にぼくが期待していたものに近いかもしれない。

素晴らしい力作揃いでお買い得だったのは「チェコアニメ傑作選2」。ストップモーションアニメの本場チェコの実力者の作品が集めただけあって、実に見ごたえのある作品集だ。 パヴェル・コウツキー「視角の外」のアイデアやその見せ方は見事だし、イヴァン・レンチ「灯台守」は、人魚が実に憎たらしくて愉快。イジー・バルタは、良く名前の挙がる人なので一度作品を見たかったのだが、自然を背景として取り込んでしまった「緑の森のバラード」は流石の出来栄え。でも「プロジェクト」の方は、いっぺん見たらもういいかな。ヴラスタ・ポスピーシロヴァー「樫の葉が落ちるまで」は、トルンカ直系の流麗なアニメーションに加え、地獄(?)の世界観がユニーク。 ブジェチスラフ・ポヤルの3作では「ライオンと歌」「ナイトエンジェル」はチェコアニメの伝統を感じさせるしっかりとしたアニメーションで安心して見られたけど、「雄弁家」はちょっと冗長かなと思った。

傑作ばかりなのだが敢えてベスト3を挙げると、まず個人的にはベタベタにロマンチックな「ナイトエンジェル」が一番のお気に入りなのだった。カーテンの掛かった窓の向こうで雪が降ってたり細部まで丁寧に作り込まれているし、目の見えなくなった主人公が建物の中でさ迷うシーンの見せ方も面白い。実はこういう甘い雰囲気にはちょっと弱いんだよなあ。音楽も綺麗だ。「樫の葉が落ちるまで」は、悪魔を騙すという現代童話っぽいストーリーや、地獄の独特の世界観が面白いのはもちろん、これぞ職人技!というアニメーションが素晴らしい。何と言うかパペットの演技がトルンカっぽい。「視角の外」はアイデア勝負の小品ながら、テンポ感が良くてついつい何度も観てしまう。DVDは好みの作品を繰り返し観られるから便利だ。

さて「ムーミン・パペット・アニメーション」だ。実は子供の頃ぼくはムーミンが嫌いだった。変なカバみたいなもっさりした奴が主人公のアニメなんてガキっぽいと馬鹿にしていたのだ。同様に、動物が主人公だったり女の子向けのアニメなども馬鹿にして観ていなかったのだが、今思うと当時好きだったロボットが合体して戦うようなアニメの方がよっぽどガキっぽい。見逃している名作がたくさんあって勿体無いことをしているよな。

そんなぼくが大のムーミンファンに転じる切っ掛けが、1990年頃にNHK-BSで放送していた「ムーミン・パペット・アニメーション」だ。ムーミンは嫌いだがストップモーション・アニメは好きなので、仕方なしに見始めたら、あっという間にハマってしまった。当時ぼくは予備校に通っていたのだけど、これを見るために駅から全速力で走って帰ったからね。放送終了後、原作も読んで益々ムーミンが好きになり、再放送を待ち焦がれていたが、一向に音沙汰無し。もう一度全話通して見たいと願っていたが、ようやく今回のDVD化となった。喜ばしいことだ。

ちょっとずつじっくり楽しんでいるので7枚組のまだ2枚目までしか観ていないのだけど、観てる間はホントに幸せなひとときが過ごせる。しかし3000セットの数量限定発売ということだが、これほどの名作をたったそれだけの人しか買わないということなのか? 信じられないなあ。今回のDVD発売を知らなくて、手に入れられず泣く人も出てくるんじゃないかな。

意外だったのは、昔BSで見た時はシュールで陰気なアニメだと思っていたのに、改めて見てみると、とても陽気で楽しいカラフルな作品だったことだ。音楽も、洒落た北欧クロスオーバー風で軽快。どうしてこんなに記憶と印象が違うんだろう。不思議だなあ。

岸田今日子の一人で全役をこなす吹替えが絶品。何がスゴイって、このムーミンでは口パクが一切無いので、声色だけで誰が喋っているかを判断しなければならないわけだが、それが自然に分かるのだ。パペットの素朴な造型や、ちょっとした間なども良い味を出しているし、ぼくは日本のアニメ版を見ていないので比較は出来ないけど、このシリーズがもっとも原作の持つ雰囲気に近いんじゃないかな。原作者のヤンソンさんも監修で参加しているし。パペットアニメファンだけでなく、ムーミンファンにも是非ともお勧めしたい逸品だ。

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とまあ長々と語ってきたが、まだまだ語りたい作品は枚挙に暇がなかったりする。 でもまあ、それはまたの機会にでも書くことにして、なんとなくストップ・モーション・アニメに関して思ったことをつれづれに書き綴ってみる。

ひとくちにストップ・モーション・アニメと言っても、人形をつかうものや、粘土を使うものや、切り絵や写真を使ったり、果ては人間をコマ撮りしちゃうものまであるが、ぼくとしてはとりわけ人形をつかったパペット・アニメに強く惹かれる。どうして人形なんだろうということを記憶を手繰りながら考えた。

物心付いた時にはもうこの手のアニメに夢中になっていたように思う。一番最初の切っ掛けは、幼い頃に見た「キングコング」か「シンドバッドの冒険」のどちらかじゃないかな。ベタベタだけど。両作品とも傑作なのは間違いないが、たまにテレビで放送してくれるというアドバンテージがでかい。

もちろん普通のテレビアニメも大好きだったが、ストップモーションアニメの方が強く印象に残っているのは、独特の生々しさと、動きのぎこちなさのせいだ。もちろん本物の人形や物を動かしているのだからセルアニメと比べたら質量感があって生々しいのは当たり前だが、とりわけ動き方が奇妙にぎこちないところが子供心にはインパクトが大きかった。

確かにレイ・ハリーハウゼンは凄いけれど、彼ほどの人であってもクリーチャーの動きは血の通った動物とは微妙に異なってしまう。ところが逆に、そのぎこちなさが、動いてはならないものが動いているという捩じれたリアルさに繋がり、独特の異様な迫力を放っていた。また動いてはならない筈の物が、ぎこちなく動くということが、背徳的というか涜神的というか、とにかく不道徳な雰囲気を醸し出していた。例えばシンドバッドの冒険に登場する骸骨の少々ギクシャクした動きなどは、まさしくこの世ならざるものという感じで、子供の目には、それはそれは無気味に映ったものだ。

一方、素晴らしい職人技が施された作品では、人形が本当に生きているとしか思えないようなリアルな動きをしてドキリとさせられる瞬間がある。しかし質感は無機質な人形なわけだ。ここでは、人形が生きている筈がないという常識が揺るがされるようなショックがあり、そしてやはり涜神的なムードが漂う。(初めてホンダのP2を見たときは衝撃を感じたが、あの時の感覚と、優れたパペットアニメを見たときの感覚は近いような気がする。)

ということを踏まえると、実は、ぼくはパペットアニメに対して、生理的に強い嫌悪感を持っているのかもしれない。本当は、凶々しくて気持ち悪くて嫌なのだ。それでも見入ってしまわずにいられないのは、いびつにディフォルメされた「生」の姿が目を捉えて離さないからだ。そこにパペットアニメの魔力がある。動くはずのない物が動くなんて楽しくて夢があるわ、なんていうのとは、チョト違う。

もうひとつパペットアニメを印象深いものにしている要素は、人形から滲みでる、そこはかとない哀しい雰囲気だ。

すぐれた人型の造形物には、ただそれだけで魂じみたものを感じさせられるものが少なくないが、それらがアニメとして動き出したとき、どうしようもなく哀しいものを感じてしまうのだ。これは異形の哀しみとでも言うべきか。自らの命の形が不完全ゆえの、生に対する切ない憧憬の想いが、哀しさとなってにじみ出ているように映ってしまうのだ。

ピングーや、ウォレスとグルミットが底抜けに明るい一方で、チェブラーシカやパペットムーミンなどのパペットアニメには、それが愉快な作品であっても、どこかしら哀しい翳がつきまとっているのを感じるのは、ぼくだけではない筈だ。パペットアニメのパペット達は、哀しみを背負っている。

これは私見だが、クレイアニメは、人形アニメよりもむしろセルアニメに近いものだと思う。パペットの魂はパペットの内側に閉じ込められるが、自由な線で描かれたセルアニメや、いかようにも形を変えられるクレイアニメは、魂を内側にとどめることは出来ない。セルやクレイ(粘土)は哀しみを背負っていないのだ。

ぼくがストップモーションアニメの中でも、とりわけパペットアニメに思い入れが深いのは、少年時代に、いびつな生の姿から派生する、哀しみや背徳的なムードに強いショックを受けたからなのかもしれない。

基本的にパペットアニメとは不健全なものではないかと思う。子供ながら漠然とイケナイ感じを嗅ぎ取っていたからこそ、ストップモーションアニメを見るときは、楽しいのと同時に、いささか困惑させられもしたんだろう。初めてシュヴァンクイマイエルの作品を見たときはたまげたが、同時に腑に落ちるというか、妙に納得できる感じがあった。多くの人がそのように感じたからこそ、ああいうアングラ風な作風にもかかわらず、これだけの人気を集めているんだろう。

ところで、今でこそこの手のアニメは手軽にビデオやDVDで観られるようになったが、ほんの数年前まで情報も少なく、まめにミニシアターのスケジュールをチェックしなければならず、ファンにとっては厳しい状況が続いていた。知識が無いが故に大失敗したことがある。

もう4〜5年前になるだろうか。「ぴあ」でストップモーションアニメを上映するという記事を見付けたので、どんな作品なのか知らなかったが、当時付き合ってた彼女を誘ってシネ・ヌーヴォー梅田へ出掛けた。ちなみに「邪眼」「独身者の機械」「DADDY-LAND CONDENSE→MIX」の3本立て…。

う〜ん、「邪眼」を知ってる人なら、デートでこれを観ただなんて、最悪にイタイ話なことがわかる筈だ(笑)。まあ、"BAD DREAM ANIMATION" という名の企画だったので、怪しい作品なんだろうなと予想はしていたけれど、せいぜいシュヴァンクマイエル程度だろうとタカを括っていたわけだ。 ところがどっこい、ぼくの乏しい語彙では解説不能の途轍もない強烈さ。これは間違ってもテレビ放送など出来ないだろうな(発作を起こす人がいるに違いない)。彼女はメチャクチャ引きまくってるし、ぼくも気持ち悪くなってくるし、もう本当にどうしようかと思った。その後振られたのは、きっと「邪眼」の呪いのせいだな。うん。

まあとにかく、そういう情報の少ない不遇の時期のことを考えると、今のなんでもかんでもDVD化してくれる状況は天国みたいなもんだ。次々に見たいソフトが発売されるので嬉しいのは嬉しいんだけど、お金が掛かってしかたがないですよ。市場はそれほど大きくないだろうから、欲しいソフトは出たときに買っておかないと、いつ再発売されるか分からないしなあ。コレクターの人は泣いてたりして。

グダグダと書き綴ってきたが、最初は「命のないものに命を吹き込むストップモーションアニメは素晴らしい!」みたいなことを書くつもりだったのに、色々考えながら書いている内に、なんだかちょっと違う感じになってしまったのが自分ながら意外だった。もちろん子供は単純にアニメの動きを面白がっていただけで、これらは後付けの理屈に過ぎないのかもしれないけどね。この手のDVDは今後も買い続けるつもりだし、他にも語りたい作品がたくさんあるので、気が向いたらそのうち第2弾を書くかもしれない。

(20031223)



追記

先日CDショップをのぞいてたら、「ムーミン・パペット・アニメーション」の通常盤DVDを発見。そりゃあんな名作が限定発売しかしないというわけがないよな。ということであれはお勧めですので、興味のある方は是非ともご覧あれ。

(20040801)





by ようすけ