愛しの英海軍機の小部屋

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日本海軍機も好きですが、英海軍機も大好きです。

第2次世界大戦勃発時、英海軍は空母で使う戦闘機が無くて、あわてて用意した
「シーグラジエーター艦上戦闘機」。空軍の複葉戦闘機グラジエーターを改造して
なんとか使えるようにしました。このあと、ハリケーンやスピットファイアも同様に
艦上機に改造し、頭に「シー」と名前を付けました。(ううう・・・わかりやすい〜。)

それでも心細くて、米国からたくさん艦上機を買いそろえて、大戦後半の英空母の
甲板は MADE IN USA が大半を占めるように。どうなってたんだよ〜。英海軍さん。

  2005.05.08  英海軍艦上戦闘機 シーグラジエーターMk.I 制作開始〜♪

 マッチボックスのグロスター・グラジエーターのキットが手に入ったので、
さっそく、着艦フックを付けて艦上戦闘機にプチ改造しちゃいましょう。


マッチボックスの古いキット。1986年の刻印があります。しかし、ディテールは
良好で時代を感じさせない内容です。サクサクとストレス無く組みあがります。

 空母で運用するための必需品、「着艦フック」を作りましょう。


独レベルのシーハリケーンのキットに「着艦フック」の部品がありました。
英海軍のフックは、V字の形をしているのが多いようです。 なるほど〜。

次に作る「英海軍機」はこれだなぁ・・・ て、ばれちゃいましたか。(^-^)

シーグラジエーター艦戦の
写真や画像は、ネット検索や
本でもほとんど見つかりませ
んでした。(泣)

わずか1枚の写真で推測・・・

マイナー機だし、いっかなぁ〜。

伸ばしランナーでそれらしく
作ってみました。

まあ、こんな感じでしょう・・・。

 


主翼の機銃はあまりにも太すぎるようなので、ボーファイターを
製作したとき使わずに余った後席の機銃部品を流用しました。

 もう組み立て完了です。すごいぞ、マッチボックス。 さっそく塗装に入ります。

ヒコーキモデラーのやまいさんに、シーグラジエーターの塗装図がある
外国のサイトを教えていただきました。ありがとうございます〜。(^-^)


先に主翼を組み立ててしまったので、迷彩塗装がやりにくかったです。
けっこういいかげんになってしまいました。 修正がたいへんそう・・・。


基本塗装終了〜! 英海軍機の迷彩はスマートでカッコ良く見えまするぅ。

 仕上げのスミ入れとデカール貼り。 ここらがいちばん楽しい〜♪


手持ちの英軍デカールを総動員して、空母イーグル所属機に。(^-^)

 

複葉機特有の「張り線」・・・。

0.2ミリのピアノ線を、瞬間
接着剤で取り付けていきます。

「ソードフィッシュ」から5機目
ともなると、そんなに苦痛に
ならなくなりました。

2時間ほどで終了〜♪

「習うより慣れろ。」 でしょうか。

 サクサクッと、完成で〜す。いいね、マッチボックス。

 今回の製作でいちばん気を使ったこと・・・。プロペラが良く回るようにしたこと。
キャノピー越しにパイロットの顔が歪まないように見えること。(・・・おいおい!)


さっそく、デジカメで仮の特撮をしてみましょう。背景の写真も準備OKです。


この直後、撮影中に落下し、張り線数箇所損傷。シクシク・・・。

 

グロスター・シーグラジエーターMk.I (マッチボックス)


最大速力405km/h、武装7.7ミリ機銃4丁。複葉戦闘機では高性能で
したが、完全に時代遅れのシロモノでした。しかし実戦では、ノルウェー、
地中海方面で大健闘。特にマルタ島攻防戦では、押し寄せる独伊空軍を
相手に、獅子奮迅の活躍。ついにマルタ島を守り抜くことに成功しました。

艦上機型として98機作られました。このあと、複座のフルマー戦闘機が
主役の座を務めることになります。 フルマー艦戦の画像は下の方に↓


おもに地中海方面で行動した、空母イーグルに搭載された3機の戦闘機。
あとはソードフィッシュ雷撃機の編成でした。 ・・・共に複葉機じゃん。(涙)

 発艦シーンの特撮を撮りたくて・・・ 空母イーグルの飛行甲板を作りました。


スチレンボードにグレーのサーフェイサーを吹きつけ塗装。30分で完成〜♪
問題は、空母乗組員の制作です。写真を見ても、イマイチようわからん〜。

 2005.05.28 UP

 2007.1.8 発艦シーンを撮りました〜。(2年経ってしまいました)
   毎度のミノルタ・アルファスイート銀塩一眼レフカメラとマクロレンズです。


空母イーグルから発艦するシーグラジエーター。


尾輪も浮き上がりまもなくテイクオフ!

 ソードフィッシュも撮りました。


発進準備完了!


重い魚雷を抱いて発艦するソードフィッシュ雷撃機。

2007.01.08 UP


 

ヴォートF4Uコルセア・空母フォミダブル所属機 (タミヤ)


英空母は格納庫の天井が低いため、主翼を折りたたんだ際つっかえな
いように20センチ翼端をカットしたそうです。ちょっとカッコワリ〜ナァ。

世界の傑作機ヴォートF4Uの本が唯一の資料本です。英海軍仕様機の記事
を見ながら、ガシガシ主翼翼端を削ります。  改造はこれでおしまい。(^-^)

迷彩塗装も、世界の傑作機に貴重なカラー写真があり参考になりました。
米海軍と同じ、シーブルー単色より、エクストラダークシーグレイとダークス
レートグレイの迷彩がやっぱ好き。迷うことなくこっち。英軍好きですもん。


へなちょこな戦闘機しか無かった英海軍が、あわててアメリカから調達した
艦上戦闘機。 グラマンF4FやF6Fより多い、約2000機が活躍しました。

飛び上がってしまえば、その高性能をいかんなく発揮しましたが、発着艦が
難しく事故が多発。戦闘で失われる数より、事故での損失のほうが多かった。

 下の4枚の写真 ・・・・・ マウスで上から下へゆっくりスクロールしてみそ。
  左旋回に入るコルセア戦闘機の連続写真。みたいでしょ♪ かっこいい〜!

楽しくてしばらく遊んじゃいました。(^ ^)

 面白いので、連続飛行写真の小部屋 を作っちゃいました。見てみそ♪

 

第2次大戦後、1950年代
まで、現役の艦上戦闘機と
して活躍しました。

見るアングルによって、
これほど不思議な魅力が
ある機体はありません。

このアングル
  ・・・けっこう好きです。

2002.11.19 UP


 

愛しの英海軍機コーナーのきっかけはメカジキから・・

Yahooオークションで手に入れた、英国AIRFIX社の1/72ソードフィッシュの古い
キット。箱を開けて、すぐ閉めました。「これ、はたして私に作れるんだろうか??」
・・・・まっ、いいか!ゆっくりじっくり作れば、なんとかなるでしょっ。・・・・・(^ ^)

さすが、自国のヒコーキだけあってプロポーションはまずまずのようですが・・・。

目標は高〜く、タミヤの1/48キットの箱絵のように!


これが目標の、タミヤの箱絵。 く〜、カッコイイねえ。

 こつこつ作りはじめて3ヶ月・・・・ 2002.01.25 ようやく完成です。
                      (いきなりですみません。)

まさか完成するとは思ってなかったので、制作記は残してありません。

とにかく古いキットなんで、省略されている個所がたくさんあります。
艦上機には必ず付いている着艦フック、主翼折畳み固定アーム・・・。
翼端灯もありません。大切な魚雷も、使い物になりそうにありません。


後席の旋回機銃は、ふんぱつして、ファインモールドのメタル部品です。
足掛けは鉄道模型のEF58の部品です。(あちこちから持ってきました。)

手持ちの資料が少ないので、タミヤのキットの箱絵、組立て説明書を
参考にしました。 (模型店で買わずに、ず〜とながめて覚えました。)

頑丈な、ブリストル・
ペガサスエンジンは
伸ばしランナーで、
ちょっことディテール
アップしました。   

魚雷は、ハセガワの
97艦攻のキットから。

取り付け架は、紫電の
キットからの流用です。

風防は部品が無かっ
たので適当なものを
さがしました。    

難関の「張り線]は、0.2ミリのピアノ線を使いました。
指にブスブス刺さって、痛いの痛くないの・・・って。(涙)

690馬力のペガサスエンジンは、故障も少なく使い勝手が良かった
ようです。 しかしやっぱり複葉機、最大速力220km/h!・・・うわぉ

もしかしたら、新幹線よりおそかったりして・・・ 

これで、重い魚雷を抱いたら、何km/h 出たんだろう・・?
それに、操縦席は吹きっサラシで、めちゃ寒いんだろうな。

 さ〜あ、お気楽簡単特撮で飛ばしてみましょう。

 

ぶ〜ん!

カッチョいいね〜。

こんな感じで特撮
が撮れればねぇ。

 

機体が重いので
いつものように、
1本のアクリル棒
では支えることが
できません。   

パイロットもまだ
完成してないん
で、ネコくんに乗っ
てもらいます。
 

特撮の方法は、大道寺知世のCheck&Check
          お気楽ヒコーキ特撮編を見てくださいね〜♪ →
ココ をクリック

 お気楽特撮・完成で〜す!

フェアリ・ソードフィッシュ雷撃機。アークロイヤル所属機 (AIRFIX)


欧州戦域では、英海軍は空母があるだけで、有利に戦えたそうです。
たとえ搭載機が、このような複葉機であっても・・・。もし太平洋で日本
海軍と一戦交えたら、メカジキくんは一尾残らず零戦に料理されてたに
違いありません。ソードフィッシュは、奇跡の複葉機なんですね。(^ ^)

 


 愛しの英海軍機、続々・・完成〜!

 2002.05.03。  フェアリ・フルマー艦上戦闘機。完成で〜す♪

キットはレベル社のブランドですが、元々は東欧チェコのビスタ(?)というメーカー
らしいです。なかなか組みやすく、ひさびさにサクサクと完成させることが出来ました。

苦手だったキャノピーの窓枠塗装も、「セイウチ君」の時に出来るようになった
マスキング・ゾルを使った方法で楽々クリアー。やたーね、うれしいよ〜。(^0^)

 わ〜い、複葉機じゃないじょー。英海軍だってふつうのがあるんだじょ〜。

フェアリ・フルマー艦上戦闘機 (レベル)


英国海軍初の「使える!」本格的全金属製単葉艦上戦闘機。(苦笑)
なぜだか英海軍は、パイロットが洋上を飛ぶ時、一人でさびしくないよ
うに、2人乗り艦上戦闘機を作りました。戦闘機じゃないみたいです。

2人乗りのヒコーキだから、ちょっとは大きくなるのはわかるけど・・・。
って、おいおい。ずいぶんと 
デカイなぁ〜、これ。

 どのくらいの大きさか、他の海軍戦闘機とくらべてみましょう。(^-^)


同じ艦上戦闘機の代表、日本海軍の零戦と。あらら〜、親子みたい。
サイズ的には、3人乗りの雷撃機・97艦攻と同じぐらいの大きさです。

不思議なことに、翼の形など零戦とよく似ています。ひょっとすると
運動性などの飛行性能なんか、意外と良かったりして・・・・・・・。


機関銃は、主翼に8丁も付いてます。 ・・・・だって、戦闘機だもん!(涙顔)
それにしても、後席はながめが良さそうですねぇ。・・・戦闘機だよねえ、これ。

いちおう、エンジンはスピットファイアと同じロールスロイス・マーリンです。
しかし、いくら優秀なマーリンエンジンでも、このデカくて重い機体を飛ばす
のはたいへんです。最大速力は、やっとこさの 
398Km/h

1940年頃。世界の新型戦闘機は、500Km/h を目指していましたから、
う〜ん・・・、となるとやっぱり「フルマー君」も、へなちょこヒコーキなのかあ。

 
幸運にも、英海軍空母部隊が行動した大西洋と地中海方面には、有力な
独・伊海軍航空隊はいませんでした。こんなへなちょこな「フルマー君」でし
たが、敵の爆撃機を追っ払ったり、ソードフィッシュ雷撃機の護衛をしたり、
それなりにけっこう活躍したようです。 しかし、独空軍のメッサーシュミット
Bf109と空戦したら、「フルマー君」には勝ち目は無かったんでしょうね。

(キットの箱絵は、メッサーとの空中戦が描かれています。)

 1942年に入ると、英空母に米国製グラマン戦闘機などが、颯爽とやって
来ました。それなりに頑張っていた「フルマー君」は、しだいに空母から追い
出され、いつの間にかいなくなってしまったとさ。  めでたしめでたし (涙)

使いやすい「フルマー君」だったなら、爆撃機や雷撃機として空母に
残してやればよかったのに・・・・・ぶつぶつぶつ(管理人のぼやき)

2002.05.03 UP

愛しの英海軍機・・・まだまだ続きます。


 2002.04.16。  シブ〜イ、複葉水上偵察機、セイウチくん。完成です♪

スーパーマリン・ウォーラス水上偵察機 (マッチボックス)


戦艦、巡洋艦の主力水上偵察機。おもいっきり古典的なスタイルです。
車輪も付いていたので、陸上基地でも使用でき、バトルオブブリテン
では、ドーバー海峡に不時着したパイロットの救助に大活躍しました。

 

エンジンはソードフィッシュ
と同じ、頑丈で使いやすい
ブリストルペガサスを装備。

それもむき出しです。海水
のしぶきがかかっても、
エンジンは大丈夫なんで
しょうか。         

 


もともとは、オーストラリア政府がスーパーマリン社に発注したヒコーキです。
その機体の実用性の高さに注目した、英海軍もさっそく採用したそうです。

キャノピーの塗装は苦手です。
今回は、グンゼのマスキング・
ゾルを初めて使ってみました。

これって、水でうすめて筆で
塗れるんですねえ。    
キレイに仕上がって感動〜。         

使い方は、ふくぎやさんの
サイトの、美しい模型制作
記を見て勉強しました。 
(ふくぎやさん、感謝してます。)

操縦席は空っぽだったので、それらしく作って
みたんですが・・・、いざ完成してみると・・・・、
あれ〜、じぇんじぇん見えましぇ〜んね。(涙)


むずかしい張り線ですが、3機目ともなると楽しく作業が出来ました。
へへへ・・、「もう張り線なんか怖くないったら怖くない〜♪」なんてね。

キットに付いていたデカールは、水に入れたとたんバラバラになりました。(泣)

しかし、英海軍って複葉機が多いなあ・・。

 2002.04.17 UP


  2002.02.25。  水上機、2機同時に完成しましたです。

フェアリ・シーフォックス水上偵察機 (マッチボックス)


巡洋艦に搭載され、哨戒、偵察、着弾観測などに使われた水上偵察機。
独ポケット戦艦シュペー号追撃時に、果敢な偵察飛行をして活躍しました。

製作途中のキット・しょの参 のヒコーキです。ちょっとマイナーな複葉機っす。
難関の張り線は、メカジキで慣れたせいか、けっこう上手くいきました。(^-^)


マーキングは軽巡洋艦アリスーザの搭載機。(1938〜1940年頃) う〜ん渋い!

 


 飛 行 艇 秘 話

ヨーロッパに戦火の足音が近づきつつある1938年。英国海軍は苦悩していた。
味方の輸送船団を、敵爆撃機から守る戦闘機が一機もないのだ。護衛の巡洋艦や
輸送船のカタパルトから発進可能な戦闘機。 英国海軍は苦肉の策を思いついた。

ザボイアS.21試作戦闘飛行艇 (ファインモールド)


アドリア海で空賊退治に活躍した戦闘飛行艇。英国海軍は、この機を製作
改造したピッコロ社に対し、カタパルト発進用に機体強度を上げた、20機
を密かに発注。全てが完成したのは、戦争が始まる3ヶ月前であった・・・。

 

英国海軍航空隊仕様のS.21


地中海を行く輸送船団を護衛する巡洋艦に各一機。特設カタパルトを取
り付けた大型輸送船にも各一機配備。S.21の存在を知らない独伊空軍
は、迎撃に上がってきた青色の戦闘飛行艇に慌てふためき退散する・・。
英国海軍は、危機をみごとにS.21で乗り切るのであった。な〜んてね。

もちろん、フィクションだから信じないでね。(信じた人はいないか・・。)

 

S.21のキットには、リアルな
ポルコ・ロッソもついてました。

もったいないので、メカジキの
搭乗員に化けてもらいました。

そのまんまポルコですね。(^-^)

ファインモールドのキットは、サクサクと組めてうれしいです。
しばらく苦労するキットばかり作っていたので、楽ちん楽ちん♪

 


 英国は日本と同じ島国です。英海軍機と日本海軍機、同じ海洋国
なのか、どうも似たような機種が多いようですね。おもしろいです。

そのうち、両国の海軍機をずらずら〜っと並べてみたいですね。
(これってライフワークみたいになりそう・・・・言わなきゃ良かったかも。)

しかし、なんでこう英海軍機って・・みんなへなちょこっぽいんでしょう。(涙)

 

次回の「愛しの英海軍機」は、ブラックバーン・スキュア
を予定しております。・・ってまだ出来るかどうか未定です。
先にちがうヒコーキが、完成するかもしれません。(^-^)

フロッグ社のスキュアのキットを見たとき、ソードフィッシュ
の方が断然いいキットだ。 と思ってしまいました。(涙顔)

サクサク作れる模型はないのかな〜!

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