鉄獅子見参!九七式中戦車の小部屋 

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  シングル走行の旧軍戦車を作ろう! 

アーマーモデリング誌の

3分割マガジンキット。


1/35
「八九式中戦車乙型」
買ってしまいました。

 

なんとか可動化できないか
思案中・・・。

2011年2月制作開始〜。

23年1月号の足周り部品をあらためて確認して少々あせります。
「これを可動化してサスペンションも組み込めるのか・・・?」

不安のなか、モデルカステンの連結キャタピラも用意しました。


連結ピンが太いので金属に置き換えなくていけそうです。よしよし!
 さて、今回の最大の難関。下部転輪を可動化しシングル走行を目指します。


最大速力25Km/hのゆっくりした実車の動きを再現する
ため、今回はD−FORCEさんのギアボックスではなく、
タミヤさんの「ユニバーサルギア」を選択してみました。


カステンキャタピラは、キットのベルト式キャタピラとは少々
形状が違うため、そのままだと転輪との幅が合わなくなります。
やむをえず、内側の転輪をカステン付属の転輪に変更して対応。

ボギー式転輪の可動域がわずかなため、台車パーツを強度
ギリギリまで削り込んで首振り角を稼ぎます。(下の画像のとおり)


実車の板バネ式サスペンションを模型でどのようにするか迷いました。
コイルバネ式か、ピアノ線でのトーションバー式か、思い切って金属の
板バネを使ってみようか・・・。がたつかずに壊れにくく、難しい工作に
ならないサスペンション。 2週間あまり考えて、思いついたのは・・・。

「0.5ミリのプラ板を板バネに代用できないだろうか。」

さっそく試してみました。サスの白い部分が0.5ミリプラ板の板バネ。
プラ板の幅や車体との取り付け角度をいろいろ変えて実験です。


簡易・板バネ式サスペンションの足周り試作1号完成〜!
少々たわみ易いのでスポンジを挟み込んでいます。

キットでは固定の上部小転輪も回るようにプチ改造。8個作るのはキツイっす。


上部小転輪も完成。カステンキャタピラを履かせてみました。
少しキャタピラがたわみ過ぎている気がします。 というか・・・
走行実験のやりすぎで、プラ板の板バネがヘタってきてしまい
車体が沈み込んでしまっています。これじゃぁ駄目ジャン(泣)


簡易・板バネ式サスの試作2号。0.5ミリプラ板を2枚重ねにしました。
たわみにしなやかさも出て、耐久性も増したと思いますが・・・。


ようやく足周りの問題が解決したので、組み立てを進めましょう。
八九式の特徴ある「尾そり」を取り付けました。なんか可愛い!
車体上面後部はギアボックスのメンテナンス用に外れます。
 
2011.06.09  制作開始から4ヶ月、組み立て完了しました。




梅雨の晴れ間、カステンキャタピラの塗装をしました。Mr.カラーの
銀に茶系色を少しずつ混ぜて、実車のイメージに近づけましょう。
う〜ん、工場出たての新車のようになってしまいました。

ここまで本当に長かった・・・。あとは梅雨明けを待って車体の塗装です。

ディテールアップパーツ
も取り寄せました。

あれ、真鍮製の砲身も
入っていますね。

もう組み立ててしまった
ので使えません。

もったいない・・

 八九式中戦車用の「じ・地面」を制作しましょう。


発泡スチロールにTOMIXのプラスターを塗りつける毎度の方法。
ひび割れ防止に木工用ボンドを混ぜ、茶色のインクも入れています。

完成イメージはあくまでこんな感じです。


前回、制作した地面は乾いた関東ローム層のような色になって
しまったので・・・。 今回はもう少し茶系を強くしてみましょう。


・・・てな感じで完成した「じ・地面」・・・。 こりゃ関東地方の里山かぁ。
 
梅雨明けもしました。連日の猛暑で模型制作が進みません。


8月中旬、ようやく塗装に入りました。まずは基本の土草色をエアブラシ。
せっかくですから先日完成した「じ・地面」に載せて撮影してみましょう。
似合います。関東地方の里山になじんでいます。やはり日本戦車ですね。


9月、台風が過ぎ去り、湿度が下がったのを確認して塗装の続きです。
土地色、草色を筆塗りで仕上げます。 まずは1回目でこんな感じ。(^^)
一週間後・・・、迷彩色および黄色帯を筆塗り3回目で仕上げとします。

 2011.10.08 やっと完成です。さっそく野外で特撮しましょう〜♪

日本陸軍八九式中戦車乙型  1/35・ファインモールド)


昭和の初め、国産戦車の研究を進めていた陸軍は、仏ルノーFT戦車や
英ホイペット、ヴィッカース戦車等を参考に「10t 軽戦車」として開発され、
実戦の中で改修が続けられました。後に重量11tを超えたため中戦車に。
旧式化した後も、太平洋戦争終結まであらゆる戦場で戦い抜きました。

 


2011年2月から制作を始めて8ヶ月、長かった・・・よく完成したものです。


足周りにヴィッカース中戦車の面影がありますね。


日本戦車の独特な塗装が紅葉になじんで迷彩効果抜群です。

2011.11.27 UP


 旧軍軽戦車の傑作、九五式軽戦車・・・。ファインモールド社のキットを
 数年前に購入したままでしたが、今がチャンスなので箱を開けましょう〜。

 2007.10.12 制作開始!


旧軍戦車を数多くリリースしているファインモールド社。所々にヒケが
見られますが、デイテールは良好です。サクサクと組みあがります。

九五式は小さい車体です。
お手軽RC仕様に改造する
ための市販のギアボックス
は見つかりませんでした。

ギアボックスを自作する
自信もありませんし・・・

今回は、シングル仕様で
行きましょう。(^-^)

そうだ、動く戦車模型オフ会シングルレース用にしましょう。


D−FORCEさんのギアボックスを1個だけ使います。九七式中戦車と
同じ独特のシーソー式サスペンション。九七式同様ピアノ線を利用した
トーションバー方式で可動させることに・・・。2回目なので半日で完成。

 2007.10.14 早くも足回り完成しちゃいました。


キット付属のベルト式キャタピラを履かせてみました。起動輪は、
モデルカステン製に交換してあります。後々、モデルカステンの
連結式キャタピラに変更する予定です。(また修行の始まりです)

さっそく、試験走行です。ワクワク・・・


単5電池1本なのでややゆっくりとした走り。大きな起伏は
あえぎながら登ります。これはこれで本物っぽいかも〜!

ベルト式キャタは起動輪とのかみ合いが良く、快調に走ります。
動く戦車模型シングルレースには、ベルト式で走行した方が
もしかしたら有利かもしれませんね。(^-^)

 2007.10.27 カステンキャタピタ組み立て開始〜(泣)

モデルカステンの可動式
キャタピラを組み始めま
した。


ううう〜・・・細かいっす。

フリウル金属製のほうが
組み立ては簡単みたい
です。

目が痛い・・・

日本シリーズ・日ハム対中日1回戦を見ながらコツコツと・・・。修行です。


6時間かけてここまで組みあがりました。目が疲れて今日はもう出来ません。

少しずつ仕上がっていきますが・・・。

九七式戦車のフリウル製
金属キャタピラとは違って
ガイドピンが別部品です。

細かすぎ〜〜

強度を考えて、03ミリ
真鍮線でつなげます。

日本シリーズを横目で
観ながらコツコツと・・・

 


モデルカステンキャタピラ、片側だけ完成。(目が疲れました・・・)

目薬を買いに行きます。

2007.11.07 やっと、カステンキャタピラつながりました。


試験走行ではキャタピラが切れることなく快調に走ります。(^-^)

 2007.11.18 エッチング、ホワイトメタル部品も取り付けて組み立て完了っす。


機関銃、ハッチなど細かい部品を少しずつ取り付けていきます。
金型上、省略されているリベットも出来る範囲で再現しました。

 いよいよ塗装。九七式と同じ迷彩なので塗料は揃っています。

基本の土草色をエアブラシで吹きつけしました。


排気管周りのエッチングパーツがリアルです(^-^)

 


迷彩は九七式と同じ、草色、土地色を筆塗りします。

迷彩塗装が十分乾燥してから、黄色の帯を筆塗りします。


後は細かい塗装を済ませたら、ワクワクの部隊マークを貼ります。

 薄曇の日に野外で特撮しましょう〜♪

日本陸軍九五式軽戦車(ハ号)  1/35・ファインモールド)


昭和の初め、部隊の機械化を進めていた陸軍が「機動戦車」として開発。
37ミリ戦車砲と最大速度40Km/hの軽快な機動力、火災に強い空冷
ディーゼルエンジンを搭載し、高い信頼性と耐久性を兼ね備えた軽戦車。
日本軍戦車中最多の生産を記録し、帝国陸軍戦車部隊の中心となって、
昭和10年の制式採用から終戦まであらゆる戦場で戦い抜きました。

 

マレー侵攻戦ではその機動力を生かして、九七式中戦車以上の活躍をみせました。

2008.01.05 UP


  旧日本陸軍九七式中戦車をラジコンにしちゃおう〜!

市販のトイラジコンRCメカを利用したお手軽ラジコン戦車第9弾は・・・


そう! これです。 旧軍の九七式中戦車。

 2007.06.03 制作開始〜! 京商ポケットアーマーのRCメカも用意できました。


1/35
タミヤの「九七式」と「九七式改」。足回りは同じなので
車体上部を乗せかえれば、一度で二度美味しいかも(^-^)
しかし、今まで作ったRC戦車の中で一番小さい車体です。
・・・英軍マチルダ戦車より小さい・・・

今回は、九七式戦車の特徴でもある、キャタピラのたるみの再現にも
チャレンジ。フリウルのホワイトメタル製連結式キャタピラを購入。
・・・組み立てが辛そうです・・・。


 
一枚一枚、ピンを通して繋げていかなければいけません。
暇を見つけて少しずつコツコツ組んでいきましょう・・・。

 まずは、ギアボックスを組み込みます。小さい車体なので、アリイの1/48
リモコンタンクのギアボックスを、現物合わせで削りこんで使うことにします。


ぎりぎりいっぱいで車体に収まりました。

 頑張ってサスペンションを可動させよう〜。


サスアームを車体から切りはなして、ピアノ線を利用したトーションバー式
サスペンションにしましょう。画像では上手く出来ているように見えますが、
実は切りはなしに大失敗してしまい、2個の車体を使っています。(苦笑・・)

サスの組み込みも、小さい車体なためギアボックスに干渉したりして
悪戦苦闘。一日1個組み込むので精一杯です。 まあいいや、楽しいから。

0.5ミリピアノ線を利用した
トーションバー方式のサス。

小さい車体なのでスペースに
あまり余裕がありませんが、
これなら電池ボックスや基盤も
上手く収まりそうです。

 サスペンション完成しました〜。


旧軍戦車の特徴であるシーソー式サスペンション。実車では車体に
取り付けられている筒の中にコイルスプリングが内蔵されています。
クロスカントリー性能は良好で、乗り心地はなかなかだったそうです。


転輪も取り付けました。徐々に「九七式」らしくなってきましたよん。(^-^)


ベルト式キャタピラを巻いてサスペンションの動きを検証しています。
・・・たんに手でガラガラ動かして遊んでいるだけですけど・・・

地面への追従性がかなり良く、しなやかに動いてくれます。よしよし!
これから難関の「フリウル金属キャタピラ」を組まなければいけません。

 いよいよ、修行の始まり始まり〜。一枚一枚、ていねいに
ピンバイスで穴を開け直し、針金を通して組んでいきます。(泣)


1時間ほどで、5センチぐらい組みあがります。テレビでも
見ながら楽しんで作業をしていきましょう  ・・・ぐすん。

フリウルの重い金属製キャタピラを支えるために、
上部転輪の軸はプラ製から真ちゅう製に交換しましょう。

 2007.06.26 一週間かけて、ようやくキャタピラが組みあがりました。


ずう〜っと・・・キャタピラを組んでいると辛いので、RCメカを
気分転換に組み込みましょう〜。今回、砲塔旋回はしません。

さっそく、毎度おなじみノートパソコン上特設コースでの試験走行です。


さすが!フリウル金属キャタピラ。旧軍戦車の特徴であるキャタピラの
たるみが超リアルでカッコイイ。苦しい修行の甲斐がありました。(笑)
実際、不整地を動かしてみて、このキャタピラのたるみが重要なことが
判りました。たるみが無いと、凹凸に転輪が上手く動いてくれません。
 
M4シャーマンには、このキャタピラのたるみがありません。
いろいろ調べてみると、後ろの誘導輪にキャタピラの張りを
自動的に調整する機能が付いているんだそうです。へぇ〜!

今回のちょこっとディテールアップ


砲盾上部にある6個のボルトが
無くて目立つので、自作しました。

1ミリ径のピンバイスで浅く穴を
開け、リベットを埋め込みました

高さがきれいに揃わなかった
けど・・・まぁ、いいや。OK!

 チハ車、ほぼ組み立て完了。あとは細かい部品を取り付けるだけです。


このキャタピラのたるみがなんとも気持ちイイ〜〜。

九七式中戦車改(新砲塔チハ)


砲盾上部にある7個のボルトが
キットでも表現されています。(喜)

実車写真を見ると、砲盾横に
大きなボルトナットがあるので
それらしく自作しました。

ハッチの手すりは真ちゅう線に
交換しました。

続けて、九七式中戦車改(新砲塔チハ)もほぼ完成。


大型化した砲塔と長砲身47ミリ砲がちょっと強そう!

 フリウルキャタピラを塗装しました。


下地にメタルプライマーを塗装してから、Mr.カラーの茶系色を
混ぜて筆塗りしました。 なかなか落ち着いた感じでOK〜!

 2007.07.28  RC仕様の車体は1台分しかないので、ディスプレイ用の
   車体下部も作り始めました。「チハ」「新砲塔チハ」、2台並べてみたいですから。

ディスプレイ用なので、
普通に素組みですが、
さすが、タミヤさん!
サクサク組み上がります。

キャタピラはキット付属の
ベルト式を使います。

ドライヤーで、少しずつ
たるみのクセを付けて
いきます。
温めすぎると、みるみる
縮むので様子を見ながら
ゆっくり進めます。(^-^)

フリウルキャタピラ同様、塗装をしました。わ〜い!いい感じでたるんでいます。

 2007.08.05  梅雨明けして、湿度も下がってきました。
いよいよ楽しいけどムツカシイ、車体の迷彩塗装に入ります。

土草色、草色、土地色・・・?? 旧軍戦車の迷彩色・・・よくわかりません。
模型雑誌や資料、ネット上に発表されている素晴らしい作例を調べてみま
したが迷いに迷い、最後は「自分がいいなぁと思う色」で行くことにします。

「いいなぁと思った土草色?」・・・を、エアブラシで塗装しました。


結局、タミヤの総合カタログにある作例の色合いに近くなりました。(汗)


続いて、草色、土地色を筆塗りします。草色はタミヤアクリルの
オリーブグリーンに近い色。土地色はNATOブラウンそのまま。
2回塗りで仕上がりました。左のチハ車は1回塗りの状態です。

塗装していて思いましたが、この迷彩って
日本海軍水上機に近いかもしれませんね。

 24個ある転輪を塗装します。単一色ではないのでちょっとたいへん。


転輪のゴム部分は水性ホビーカラーのタイヤブラックで。数が多いですが、
爪楊枝に固定して、クルクル回しながら塗ると面白くてあきません。(^-^)


じゃ〜ん、チハ車の基本塗装完成。部隊マークも貼りました。
マレー侵攻作戦時の「戦車第1連隊・第4中隊」所属車です。
この第4中隊は、黄色帯が無い車輌が多かったらしいです。

 2007.08.12 「チハ車」「新砲塔チハ」、基本塗装完成〜♪


共に「乃」のマークを砲塔に記した、戦車第1連隊・第4中隊所属車。
これなら、RC仕様の車体下部を入れ替えても違和感がありませんね。

 2007.08.26 ついに完成しました〜♪


「タミヤウェザリングマスター」で仕上げの汚しを軽めに入れて完成です。
草色、土草色、土地色の色合い、自分のイメージではいいかなぁ〜。


さて、完成したので薄曇りの日に自然光の下で特撮してみました。
上の画像とほぼ同アングルで撮影したショット。
おおっ〜! 自然の光、恐るべし。本物みたいです。

日本陸軍九七式中戦車(チハ)  1/35・タミヤ)


1938年(昭和13年)に部隊配備が始められて以来、太平洋戦争全期間
にわたり主力戦車として使用されました。マレー侵攻作戦での活躍はあまり
にも有名。しかし、もともと歩兵支援用戦車なため、その後登場する米軍の
M3軽戦車やM4シャーマンに対抗できず苦戦の連続となるのです。(涙)

弱いといわれる九七式ですが、1938年当時の列強各国の戦車といえば、
英軍は2ポンド砲を装備しながら問題だらけの巡航戦車A9。米軍は研究的
性格の強いM2中戦車。ソ連はBT5&7。独軍でさえ、37ミリ砲のIII号戦車。
九七式中戦車は登場した時、世界トップクラスの性能をもっていました。

日本陸軍九七式中戦車改(新砲塔チハ)  1/35・タミヤ)


搭載する短砲身57ミリ砲では対戦車戦闘に不向きなため、より強力な
高初速47ミリ戦車砲を装備。初陣の昭和17年、フィリピンのバターン戦

では、米M3軽戦車スチュアートに対抗できる戦車として期待されました。
しかし、その47ミリ砲でもM4シャーマンには太刀打ちできませんでした。

 


フリウル金属キャタピラと可動サスはRC戦車を一段と楽しくします。

 動いているところが見たいとのご要望にお答えして・・・
(動画を載せることができないので、連続写真ですが)

その壱・ チハ車、斜面を駆け上がるシーン



その弐・ 新砲塔チハ車、疾走シーン

走らせながら、セルフタイマーでの撮影。タイミングがなかなか合いませんでした。

2007.08.30 UP

 今まで制作した「お手軽RC戦車」はココに詳しく載せています。見てね〜。

 
お手軽RC戦車の小部屋

実は・・・、高校生の頃 九七式中戦車は作ったことがあります。


実家に残っていました。タミヤエナメルのベタベタ筆塗り・・・。(赤面)
高校生の頃、塗料をかなり薄めて重ね塗りするときれいに仕上がる
なんて知りませんでした。でもそれなりに一生懸命作っていたなぁ。

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