夜間戦闘機の小部屋

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第二次大戦中、夜間に襲来してくる敵爆撃機を迎撃するために、
各国は航法士を載せた、2人乗りの双発戦闘機を開発しました。

日本海軍なら「月光」。英空軍は「ボーファイター」。ドイツ空軍は「Bf110」。
この3機、当時のお国柄がよく出ていて、比べてみるとおもしろそうです。(^-^)

 各国の夜間戦闘機を作ろう〜♪

 
ドイツのメッサーシュミットBf110はモノグラム。(モノグラムコンペ用)
灰色の機体は英国のボーファイター(ハセガワ製)。 同時進行です。

 2003.06.08 日本海軍夜間戦闘機「月光」 完成しました〜!

 2004.12.23 ドイツ空軍メッサーシュミットBf110 完成です。

この下に画像があります。

 


英空軍夜間戦闘機「ボーファイターMk.I F」

 制作記です。ぐふふふ・・・。


・・・実は、ボーファイターは夜間戦闘機と沿岸航空隊の2機の同時進行。
この状態のまま、他のキットを作ったりしてなかなか進みません。(^_^)
箱に入ったまま1年あまりが過ぎました〜〜。ありゃりゃぁ。

 

 2005.01.05 ようやく「ボーファイター」制作再開です〜。


ボーファイター戦闘機搭乗員の養成(笑)。フィギュアは先に作っておきます。
後で作ろうとなるとめんどうくさくなってしまうので・・・。( 怠け者なんです。 )

それぞれ首を左右に向けました。左の3名は酸素マスク付きにしました。
ボーファイター2機なら搭乗員は4名ですが、1名余分に作りましょう〜。
そのうち、いつの日か「スピットファイア」を作るときにとっておきます。

 

2005.03.12 「士」の字になりました。


ハセガワの最近のキットなので、ほとんどストレスなく組みあがります。(^-^)
しかし、大馬力の星型エンジンを装備したせいか、マッチョな機体ですねぇ〜。

沿岸航空隊仕様の Mk.I C


 初期型のボーファイターの特徴である、水平尾翼がまっすぐのタイプです。
 写真を見ると、エンジンカウリングのイボイボも無いので削ってしまいました。

夜間戦闘機仕様の Mk.I F


上昇時の縦安定性を良くするため、Mk.I の途中から水平尾翼に上半角
がつけられたタイプです。 先に完成していたパイロットを乗せてみました。

パイロットのアップ〜! よしよし見てる見てる。

 

 楽しい塗装に入ります。 まずは、沿岸航空隊仕様から・・・

キャノピーのマスキングは、Mr.マスキング・ゾル(古いタイプ)を
水で薄めて、窓枠を面相筆でていねいに塗り分けていきます。
音楽を聴きながらでも、作業をしないとちょっと辛いですね〜。


このタイプのマスキングゾルは、生産中止だそうで大切に使わないと・・・。

 


機体下面色のスカイをブアーと吹きつけ塗装。ボーファイターは
1/72
スケールでも大きいので、3回塗りはけっこうたいへんです。

 


下面の塗装から一週間後、ダークグリーンとフラットアースの迷彩塗装をしました。

 


夜間戦闘機の機体は、艶消し黒の一色。なかなか渋い仕上がりになりそうです。

 いよいよ仕上げに突入〜! デカール貼りと汚し塗装です。


機首のバンビの絵は、オフ会で知り合いになった飛行機モデラーさんが
特製デカールを製作してくれました。( 誠にありがとうございま〜す♪ )

こちらは沿岸航空隊仕様。

典型的な1941年頃の
英軍機のマーキングです。

2機を並べてみると、
夜間戦闘機の黒一色は
迫力がありますねぇ。

 

 ボーファイター、2機ともに完成しました〜!  今夜、ワクワクの夜間特撮をします。


レーダーアンテナは、キットに入っていたエッチングパーツを使いました。
夜戦用の消炎排気管もオマケで入っていたホワイトメタル製です。(^-^)

 


沿岸航空隊はほぼノーマルのMk.I 。

 

銀塩カメラでの撮影の前に、とりあえずデジカメで1枚パチリ。

 

毎度の銀塩カメラと、高感度フィルム(ISO800)での特撮です。

夜間戦闘機 ボーファイターMk.I F (ハセガワ)


ブリストル社がボーフォート雷撃機を全面改良し、重武装の戦闘爆撃機と
して作り上げました。性能は一流とは言えませんでしたが、機上レーダー
を搭載して、1940年8月に就役。ドイツ軍爆撃機の迎撃に活躍しました。

こう見ると「ボーファイター夜戦」って、カ・カッコイイ〜! 

 夜間戦闘機じゃないけど・・・

英空軍沿岸航空隊 ボーファイターMk.I C (ハセガワ)


英国は本土周辺海域の哨戒、偵察、防衛などの諸任務を専門とする
航空隊(Coastal Command)を組織しました。そのための機種も
開発され、1941年秋からボーファイターMk.I C が配備されました。
大馬力の空冷ハーキュリーズエンジンを装備し、20ミリ機関砲4門と
7.7ミリ機銃6丁の重武装で、敵艦船攻撃に大活躍しました。英国って
一流の性能じゃない機体でも、そこそこ使うのが上手いですね。(^-^)

 


もともと、雷爆撃機の大柄な機体なため運動性はあまり良くなく、
敵戦闘機との戦闘は苦手で、よく撃墜されていたようです。(+.+)

 2005.04.11 UP

 


 空軍夜間戦闘機「メッサーシュミットBf110-E型」

「モノグラムコンペ」用に制作した。初のモノグラムキット。わたしの子供の頃、
モノグラムの模型は高級舶来品だったので、作ったことはありませんでした。

今回のキットは、ちょっと昔にハセガワの箱で発売されていた、メッサーのBf110。

 いちおう・・・制作記みたいなもんです。 2004年1月、制作開始〜!

メッサーシュミットBf110の
パイロット2名。

あちこちのキットからいろいろ
集めて、手足をつなぎ合わせ
てます。

サーフェイサーを吹いて塗装
の下地作りまでいきました。

キットはかなり古く、全面凸モールドですが、プロポーションはイイようです。
パテのお世話になったり、すり合わせに手間取ったり・・・違う模型に浮気したり

2004.12月  ようやく塗装に入りました。


ドイツ空軍夜間戦闘機の塗装は、時期によっていろいろあるようですが、
世界の傑作機にも詳しい資料がなく、キットのままの艶消しブラックで・・・。
コクピットはがらんどうですが、気にせず行きましょう〜。(このへんがお気楽)

黒一色の塗装は初めてなんで、どうなることやら・・・。

 


タミヤエナメルのダークイエローとバフで、薄くスミ入れしました。
凸モールドでも、なかなか雰囲気はいい感じです。 よかった〜。

 

 ちょこっ〜とディテールアップ


組み立てのときに、アンテナ類はみんな取れてしまったので、
伸ばしランナーで作り直しました。ループアンテナは真鍮線です。

2名のパイロットは、顔を少し左に
向けました。こっちを見てますねぇ。

夜間戦闘機の特徴として、機首の
MG17機銃に消焔装置があります。

伸ばしランナーで、追加してみました。

おお〜、それらしく見えるっす。(^-^)

 

小型扇風機でプロペラを回してみます。う〜ん、なかなかカッコイイ!


あとは楽しいデカール貼りと、仕上げ塗装です。 「モノコン」の〆切り、間に合いそう。

 2004.12.23 完成〜! 間に合ったよー。

夜間戦闘機 メッサーシュミットBf110-E (モノグラム)


1940年、バトルオブブルテンで英空軍のスピットファイアやハリケーンに
歯が立たず、駆逐戦闘機として失格の烙印を押されてしまったBf110。
しかし、夜間戦闘機として復活。ドイツ夜戦隊の主力として活躍しました。

200万画素から320万画素のデジカメに買い換えて、初めての特撮です。
おお〜、ちゃんと回転してるプロペラが写ってるじゃん、いいですね〜(^-^)

 


1942年秋に機上レーダーが実用化されるまでは、夜間に来襲する連合軍
爆撃機を見つけるには、パイロットの目と、探照灯の光と、地上からの通信
しか手段がなく、出撃してもなかなか戦果を上げることは出来ませんでした。

 

 さ〜て、ここで使い慣れた銀塩一眼レフカメラで、夜間の特撮にチャレンジです。
使用フィルムは高感度の「フジカラー スペリアズームマスター800」を使います。

フィルム2本まるまる撮って、いちばんのショット。

便利なデジカメもいいけど、銀塩カメラもいいなぁ〜。

2005.02.24 UP

 


 日本海軍夜間戦闘機「月光一一型」

 


1/72
、フジミの「月光一一型(後期型)」。 各形式に対応するため分割された胴体の
組立てがちょっとやっかいです。  パテもり→乾燥→ヤスリがけ→パテもり→乾燥
→ヤスリがけ→パテもり→乾燥→ヤスリがけ→パテもり→乾燥→ヤスリがけ・・・・。

  修行のようです(+_+)

エンジンナセルもそのまま取り付けると、お辞儀をしてしまうので直します。


素組みのコクピット。計器板にデカール貼るだけ
ですが、なかなかリアルに仕上がります。(大喜び)

 


 キャノピーを付けると・・・ほとんど見えません。
 これはちょっと悲しくなりますね。(T T

 

キットの集合排気管は、二式陸偵の
ものらしいので、2ミリのプラ棒から
自作します。

4本作りますが、なかなか同じ大きさ
のが出来ません。たくさん作ってイイ
ものを選んで使います。

 12,3本作りました。 


キットにはパイロットが付いていませんでしたので、アオシマの紫電改
から転属させて乗せています。今回、顔をちょっと左に向けてみました。
リアルでイイ感じです。キャノピーをかぶせるのがもったいないなぁ〜。

 


暗緑色の迷彩塗装完了。 プラスチックが緑色なので、下地のサーフェイサーは
省略しました。フジミ社特有の繊細なスジ彫りも、消える心配がありません。(^-^)

 

 2003.06.08  夜間戦闘機「月光」 完成しました。


搭乗員ペアがこっちを見てる! よかった〜。よく見えて。(^ ^)

 

 さっそく、楽しい楽しいお気楽特撮といきましょう〜

今回使用するフィルムは、「コダック MAX beauty 800」です。
夜間戦闘機なので夜の撮影にしました。上手くいきますか・・・。


まずは、ふつうに1枚。翼端灯が透明部品なので光っているようです。カッコイイ〜!

 


室内の照明を落として、白熱灯の間接照明を斜め下から当ててパチリ。
現像するまで、どんな風に写っているか心配でしたが・・、いい感じです。

前回「鍾馗」の撮影に使った「フジカラー スペリアズームマスター800」
より、若干粒子が粗いように見えますが、夜間の雰囲気はいいですね。


タミヤ模型・1/48「月光」の箱絵のアングルで・・。 おおお〜、似てる似てる!

 

前回の「鍾馗」同様、B-29迎撃シーンにチャレンジです。背景を夕焼けから
曇り空の写真に変更してみました。前よりは、夜の雰囲気がでたでしょうか?


シロウト写真なもんで上手く写ったのは3枚だけでしたが、特撮は面白いですね〜。

 

 
構図はいいんだけど、ちょっとこれは暗すぎました。

2003.06.10 UP

 

あらためて、後日「フジカラー スペリアズームマスター800」を使って
  夜間撮影に挑戦です。 写真店のお話だとだいぶ違うらしい・・・です。

夜間戦闘機 月光一一型(後期型) (フジミ)


1930年代なかば、各国がこぞって双発多座戦闘機の開発に力を入れま
した。多数の機銃を装備し、爆撃機の援護や偵察、地上攻撃など可能な
万能戦闘機。・・・そんな世界的双発多座戦ブームに乗って、日本海軍が
中島飛行機に開発させた「十三試双発」。しかし各国機がたいしてモノに
ならなかったように、この試作機も性能不足で使えず倉庫の隅へ・・・・。
昭和18年5月、小園中佐発案の「斜め銃」を積んで、難攻不落のB-17
を見事撃墜。その後、夜間戦闘機「月光」として一躍有名になりました。

コダックとまた違う雰囲気で、いいですねぇ〜。


10枚撮った中のベストショット。  現像した写真店で思わず
「カ・カ・カッコイイ〜!」って言葉に出ちゃいました。(^ ^)

2003.06.15 UP

 

 おまけ・・・

特撮失敗写真。 撮った半分はこのようなのが多いんです。


「エンジンに被弾!」 すでに右エンジンも停止しています。

 


-29の編隊が乱れています。右エンジンも不調。

  夜間戦闘機・・・次は何を作りましょうか。

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