■高擶橋  たかだまばし                        天童市-山形市・立谷川
地区の生活道路 橋げたは丸太製
  山形市漆山地区と天童市高擶地区を結ぶ橋。 一般の車両は上流の立谷川橋を通るので、地区の住民の生活道路としての役割を担っている橋。ハイブリッドな構造が面白い。

2007年7月16日
  橋脚は、現代のそれから見れば頼りないが、3本柱の気品あるデザインのコンクリート脚。路面はコンクリート製。欄干は木製。全体的に見るとコンクリート製のようだが、橋の下部を見てみると、実は丸太を組み合わせた木橋。現代の橋梁にはあり得ないハイブリッド構造であることがわかる。
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  このような構造の橋は今でも時々見られるが、時代の変遷の中でやむを得ず成された付け足し構造の場合がほとんど。そのため構造的にあまり強固ではない。高擶橋もしばしばその安全性が心配され、橋の両端には重量制限の看板が掲げられている。
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  近くに住んでいたという40代の主婦は高擶橋の思い出をこう語る。「洪水があった時、橋が大きく傾いて通行不能になり、しばらくその状態が続いた」「高校通学で漆山駅に行くために毎日通ったが、狭くて、対向車が来ないかとヒヤヒヤして通った」
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  一見、風情のある橋という感もあるが、老巧化や幅員の狭さの問題などもあり、残念ながら姿を消す運命にある。新しい道路の計画が具体化しており、高擶橋も架け替えられる。

下から見るとこんな構造
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